のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

100キロ歩けませんでした、のご報告。

2015年10月18日 07時05分25秒 | 100キロウォーク
2015年のメインイベントはなんといっても結婚式&食事会でした。
まだ2015年は残っているけれど、これはもう断言してもいい!それぐらい大きなイベントでした。
そのメインイベントも無事に終了し、新婚旅行も大いに楽しみ、その翌日は100キロウォークの練習で皿倉山を3往復・・・はできずに2往復し、そしてお土産を配る旅を開始する!・・・つもりでした。予定では。

予定はいつだって未定であり、人生はいつだって想定通りにはいかないのです。
新婚旅行のお土産を渡す旅初日にて、発熱をしてしまい、それでも「忙しい皆が集まる機会なんてなかなかないから。」と熱をおして出かけた結果、帰宅後には40度以上の高熱となってしまい、その翌日、かかりつけの病院に診ていただいたところ、即日入院する羽目に。
・・・そういえば、皿倉山を二往復した際にみんなから
「顔色悪いよ??大丈夫?!」
と大いに心配されてたっけ・・・と朦朧とした頭で思い出しましたが、皿倉山二往復した日は自覚症状が一切なかったのです。熱をおして出かけた日も「少しきついから、今日は早めに帰って夜は早く寝よう。」ぐらいの心持ちだったのです。まさかね、翌日には即日入院となるなんて、そんなこと夢にも思っていませんでした。・・・無頓着って周囲に迷惑をかけるんだな、ということを身を持って実証してしまいました。

そんな一週間を経て無事退院。
退院後もしばらくは昼間動くと、夜はぐったり起きれなくなってしまったり、昼間にちょいと頑張りすぎると夜には微熱が出てしまったりするような日々が続いていましたが、それも少しずつなくなり、それと共に「今年はちょっと無理かな・・・」と諦めていた100キロウォークへの未練がむくむくむくむくむくと湧き上がり始めました。

歩きたい。
・・・でも、完歩はたぶん無理。体力なくなってるし。
でも、みんな楽しそうに準備している中、ひとりだけ応援は寂しい・・・・。
少しぐらいなら歩けるはず!

と、いうわけで入院騒動を経てやや過保護気味だった夫さんの困惑を横目に
「100キロ少しだけ出たいなー。無理はしなんだけどなー。きつくなったらすぐにリタイアするんだけどなー。(むしろリタイアはちょう得意なんだけどなー。)」
と呟き続けた結果、100キロウォーク前々日に
「じゃあ、無理はしない方向で出よう」
と相成ったのでした。やったー!

と、いうわけで今年も100キロウォークに出場できました。出場しちゃいました。

勿論、まったくもって練習をしていなかったこともあって(というか、それが完全に主な理由ですが。)100キロ完歩はならず。
50キロ地点でのリタイアとなってしまいました。
無理する余地はいっぱいあったけれど、無理した結果、またもや体調崩して皆様に(夫さんや母上様、そして会社にも多分少しは)迷惑をかけるリスクを考えると無理することができませんでした。
少しぐらいの無理だったらまだまだ全然余裕で大丈夫だったとは思うのですが(それぐらいまったくもって無理せずにリタイアしてしまったのです・・・。へなちょこなもので。)普段まったく無理をしないせいもあって、どこまでの無理が「通常範囲の無理(まだ余力はあります。でもがんばった!ぐらいの無理)」でどこからが「非常事態の無理(余力ないけれど、それでも潜在能力フル稼働でがんばりました!自分の力以上のがんばりを出し尽くしました!レベルの無理。)」なのかがてんでわからず、「きつくなってきた・・・・。よし、リタイアだ!」とあっさりリタイアをしてしまったのでした。
ちょっとね、「入院」を都合よく使い過ぎてしまった感はものすごくあります。今年の私のリタイアは単なる練習不足です。断言できます。来年は心を入れ替えてがんばります。(と、100キロ終えたばかりの今なら言えます。寒さ厳しい2016年1回目の練習でこの言葉が言えるのかどうかはまだ分かりません・・・。)

でも「とりあえず第一チェックポイントの36キロ地点まで!」と自分の中でのゴールがものすごく近かったせいか、今年の100キロはすごくすごく楽しい100キロでした。昨年は「100キロもあるんだし。」と後半部分を考えておそるおそる歩いていたけれど、今年は36キロ地点が第一目的だったので去年よりも軽やかに気持ちよく歩けました。このスピードで100キロのゴールを目指せたらもっと気持ちいいんだろうなー、この体力でゴールにたどりつけるぐらいの筋力が必要なんだろうなー、と思いながら愉快に歩きました。来年こそは・・・。

というわけで、私自身の100キロは残念な結果となりましたが、でもおかげで夫さんのゴールを自分の目で見ることができたし、みんなをゴールで迎えることもできたし、ずっと会えていなかった陸かめさんとも会えて少しゆっくりお話できたし、リタイアしたので自分のダメージは少ないし、「美味しい部分だけつまみ食いをしてしまってちょっと申し訳ないわ・・・」と肩身が狭いような、その一方で「お得感満載の100キロだったな、今年は。」とずるい部分の自分がほくそ笑むようなそんな100キロウォークでした。

何よりうれしかったのは去年、残念ながらリタイアとなってしまった幼馴染のゴールを迎えることができたこと。
チームのみんなが笑顔で迎えて、そのひとりひとりがまるで自分のことのように幼馴染のゴールを喜んでいて、「三銃士」の「ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために。」という言葉を思い出しました。私はヒネクレモノなので声高に「チーム」とか「ニッポン」とか「サムライ魂」とか「仲間」とか言い募られるとどうしていいかわからなくなってしまうのですが、でもみんなが笑顔で幼馴染を迎えるその光景はまったくもって押しつけがましくなく、すごくすごく温かいもので「この光景、すごく好きだな」と思えました。そんなふうに思える自分にも少しほっとしました。

その日の夜に行われた打ち上げでは、ものすごく真面目でまっすぐな幼馴染が感極まりながらゴールできて嬉しかったこと、ゴールできたのはみんなのおかげで本当に感謝していることを涙ながらに伝えていて、あぁ、私の幼馴染は本当に本当に素直で、心もまっすぐなんだな、本当にかわいらしい子なんだな、と改めて実感しました。私にはこういう素直なところがすっぽり抜け落ちているんだよな、ということをなんというかがつんと思い知らされた気がします。それぐらいピュアなお礼の言葉でした。今思い返しても素敵な挨拶の時間だったな。

でもって、チームメンバ全員がそんな感動的な空気に包まれている中、
「みんな、『今年はいつもよりきつかった』って言ってるけど、私、全然きつくない・・・。」
と幼馴染が涙ながらに衝撃的な告白で挨拶を締めたので、打ち上げで一番の破壊力をもったおもしろい場面として強烈に思い出に刻み込まれました。
幼馴染本人は涙ながらに真面目に申し訳なさそうに告白している様子があの場面の面白さに拍車をかけていた気がします。100キロ歩いて涙ながらに「きつくない・・・」って訴えるって!どんだけ潜在能力があるんだ!?とも思うわけで。来年がより一層楽しみです。

というわけで。
今年の100キロウォーク(私は50キロウォーク)も無事に終わりました。

今週末で親戚への新婚旅行のお土産も無事に渡せたので(賞味期限が過ぎていないかハラハラしながら確認しましたが、無事範囲内でした。よかったー!!)残るイベントはバザーとクリスマス。

と、夫さん、お義父さん、お義母さんとの人吉旅行!
人吉はお義父さんのご実家があるので、ご挨拶も兼ねて、初めての家族旅行です。お義父さん、お義母さんとはおうちが近いにも関わらず、なかなかゆっくり会う機会がなかったので(なにせ私の入院やなんかでバタバタしてましたから・・・。申し訳ないことこのうえなしです。)一泊二日の人吉旅行がとても楽しみです。