のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

はなれで過ごす休日

2010年02月28日 23時13分47秒 | 日常生活
年末年始はバタバタとしていて、
2月は体調不良で臥せっていて、
とんとご無沙汰だった図書館。
本日、実に3ヶ月ぶりに図書館を訪れました。

こんなに図書館を離れたのは、いつぶりになるのやら。
物心ついた頃には、父親に連れられて
1、2週間に1度のペースで、週末を図書館で過ごしていました。
そのせいか、特に北九州市立図書館は
「我が家から少し離れているところにある我が家」のような気分です。
図書館に行き、本に囲まれるだけで、気持ちが落ち着くような弾むような。

本日は久々だけあって、気持ちが弾み過ぎました。
浮かれすぎました。
そのためなのか、本を選ぶペースが乱れ気味。
ふと気がつくと、机の上には、
とりあえずキープした本で山ができあがっていました。
本の山を数えてみたところ、18冊。
借りれる本はたった10冊。

それから、1時間かけて本を18冊から10冊まで減らし、
久々に外で過ごす休日が終わりを迎えました。
大きな大きな充足感と共に終えた日曜日。

・・・ふと気がつくと。
週末の過ごし方がものすごくナチュラルに
「ひとりで過ごして楽しめること」になっていて
そして、いつもごく普通にひとりで週末を楽しんでいて。
これでよいのかしら・・・と、逡巡しながら帰途に着いたのでした。


・・・あれ??
ワタクシ、少し落ち込んでる?
なんだか、ちょっぴり、いえ、かなり。
マイナス思考に陥ってる?
あれ?いつもはこんなことで落ち込んだりしないのに。
と、おのれの思考回路に疑問を覚えるワタクシ。
ふと、その思考回路の出発点に思い当たりました。

そうか。
図書館のすぐ傍にある公園か。
公園にたくさんたくさんいるちびっこちゃんや
ちびっこちゃんを見守る父、母たちの笑顔か!
たくさんのちびっこちゃんたちのほのぼの日曜日が
どうやらワタクシにじわじわとボディブロウを食らわせていた模様。
あぶない、あぶない。
あともう少しで、生きる意味などについて、ボエムを呟くところでした。

そうか。やはり、色々と言われ続けているだけあって
深層意識では、自分のお年頃のことなどを
しっかりちゃっかり自覚しているんだな。
と思い当たってしまった日曜日。

むむむ。少し悔しいのです。

久々の再会

2010年02月28日 01時23分59秒 | 日常生活
久々に同期とのお茶会。
必死に願っていた甲斐あって、熱もきちんと下がり
久々に週末をベッド以外の場所で過ごせました。

集まったメンバーは、気がつけばみな
・・・といってもワタクシを含めて4人ですが、
3人ともに、転職(していった)組。
今も同じ会社に在籍しているのは、ワタクシのみとなりました。

久々の再会だったために、
話したいこと、聞きたいことがたくさんあり、
時間があっというまに過ぎ去ります。
もっとも、時間があっという間に過ぎたのは
楽しかったから、というのは勿論のこと
病み上がりの体調だったため、本当にお茶タイムのみ、
ほんの3時間ほどしか、一緒にいられなかったことも大きな理由なのですが。
「帰らなければ・・・」と時計を睨みながらも
「あと少しだけ・・・、あと少しだけ・・・。」
と1時間近くも「予定時刻」をやり過ごしてしまいました。
それぐらい楽しい一日でした。

それにしても。
新人だった頃の話題になったとき、
彼らとの出会いが今年で10年を迎えることに、ふと気付き
しみじみと、本当にしみじみと、
10年という月日の重みに思いを馳せたのでした。

「会社」を通じて彼らと出会えたこと。
「会社」という共通点がなくても、
こうやって友人関係が続けられていること。
その関係がもう10年になること。
ワタクシの不精ぶりから考えると
これらのどれもこれもがすごいことだなぁ、と思うわけです。

「10年前」の「あの頃」なんて、
はるか昔のことのように感じるのに
それでも、こうやって関係はきちんと続いているなんて。
会って話をしていると、彼らと一緒に働いていた頃のことが、
ほんの少し前のような気がしてくるから不思議です。

とは言え、さすがに10年。

出会ってから10年もたつと、
当たり前のことながら、4人が4人ともがそれぞれの暮らしぶり。
働く場所も、仕事内容もまったく異なり、
プライベートの境遇も4人それぞれまったく異なり、
その「違い」がとても面白かった1日でした。
そして、各々が異なる道を歩き始めているにもかかわらず
みんな「あの頃」と変わってないと思わせられるところばかりで
なんだか無性にほっとした1日になったのでした。

太陽の子/灰谷健次郎

2010年02月28日 01時15分41秒 | 読書歴
大好きな小説で、何度も読み返しているのに
クライマックスの印象が強すぎて
ラストの場面に関する記憶は、やや曖昧でした。

以下、今回、読み返して心に強く残った言葉。
改めて自分の記憶力に疑問を抱いたため、自分用のメモです。

・生きている人だけの世の中じゃないよ。
 生きている人の中に死んだ人もいっしょに生きているから、
 人間はやさしい気持ちを持つことができるのよ。

・人間いうたら自分ひとりのことしか考えてえへんときは不幸なもんや。

・かなしいことがあったら
 ひとをうらまないこと
 かなしいことがあったら
 しばらくひとりぼっちになること
 かなしいことがあったら
 ひっそり考えること


「太陽の子」はドラマ化、映画化されているそうです。
昭和53年にかかれたものなので、おそらくドラマもその頃で
再放送なんて望めるべくもないわけですが、
それでもぜひ見てみたい。再放送、強く強く希望です。