復路:9月4日(日) 尼崎 15:39→野洲 16:38:新快速野洲行 野洲 16:39→米原 17:13:普通米原行 米原 17:46→豊橋 19:43:特別快速新城行 豊橋 19:52→静岡 21:52:普通静岡行 静岡 21:56→小田原22:41:こだま552号 小田原22:59→厚木 23:50※ 厚木 00:30→八王子01:43※ ※実際の時刻を記載しています。 運賃:青春18きっぷ1回分+¥3,740
普通列車と新幹線を乗り継いで、東京に戻る。
旅の始めは、尼崎から乗り込む新快速野洲行きである。わざわざ野洲行きの新快速に乗るのは、米原から乗る豊橋行きの特別快速での着席を確保するためである。このへんの事情は少し前のブログに書いた。
東京まで青春18きっぷだけで乗り継ぐためには、15時30分大阪発の新快速に乗らなくてはならない。このことは広く知られており、青春18きっぷのシーズンはこの新快速は特に混雑する。私が乗るのはちょうと、その一本後であり、また、野洲行きということもあって、尼崎で楽に座れた。
時間帯のせいか、野洲で乗り換える米原行き普通もガラガラで、2席占有して快適快適。米原で降りた反対側のホーム7番線△△に並ぶ。だれもいない。余裕で列の先頭である。鞄を置いて、近くのベンチで読書としゃれ込む。
しばらくすると、15分後の新快速長浜行きから降りた乗客が跨線橋を駆け下りてくる。列は一気に長くなる。でもこの程度なら、まだ、着席できるだろう。名古屋行きの特急しらさぎが先に発車してしばらくすると、今度は普通米原行きが到着して、列がさらに長くなる。そして、17時32分頃、関西の常識では非常に短編成の特別快速新城・豊橋行きが4両でホームに入ってくる。緊張の一瞬である。扉が開くと、ものの10秒で完全に席が埋まる。なお、米原駅のホームは、客車時代からたいして変わっていないので、きわめて低く、扉との段差が大きい。乗車の際には躓かないように注意が必要である。
最後の米原行きの接続を待って、17時46分、列車は発車する。大阪方面からの2本の普通列車と1本の新快速と連絡しているため、車内は激しく混雑している。
名古屋で、4分の1位の乗客が入れ替わるが、名古屋から乗車する場合は、恐らく、列の先頭でないと着席するのは難しいだろうと思われる。
結局、混雑したまま、豊橋に到着する。豊橋駅構内のコンビニで夕食を調達して、静岡行きの普通に乗り換える。この列車は、この地区では珍しく7両も繋いでいるので、空いており、余裕でボックスを占領できる。特に、先頭付近が空いているようだ。
夕食を済ませた後、少し眠る。
浜松あたりで、目覚め、この駄文をしたためる。雨の降り方が激しくなってきた。定時運行してくれるかどうか少し心配になってきた。静岡で4分の連絡で新幹線に乗り換える予定である。もちろん、新幹線乗車券は予め購入済みである。
列車は特にスピードを落とすでもなく、遅延のアナウンスもないので、ほぼ定刻で運行しているものと信じる。時刻表を持っていないので確かめる術はない。間もなく静岡、乗り換えるべき新幹線と併走して駅に到着。階段を駆け下りて、新幹線ホームに急ぐ。もちろん、新幹線乗車券は予め購入済みである。万一、乗り遅れても、最終ひかりが後に控えている。いざとなったらひかりに乗って東京廻りで帰れば良い。
ニコチンの補充をするために、あえて、喫煙車に乗り込む。この時間帯のこだまは、空いていて助かる。改めて新幹線の椅子の座り心地の良さに感動する。先ほどのボックス席と比べてなんと快適なことか。東京-大阪と色々な手段で移動するが、前後左右の余裕といい新幹線の椅子が一番良いように思える。アーバンライナーのデラックスシートもかなり気に入っているが、前後の余裕が不足している。
新幹線内では、頭を空にするために、何もしない。気が付くと、もう小田原である。正直に東海道線で茅ヶ崎や横浜に出ても、八王子まで行く横浜線最終列車には間に合わない。ここで小田急に乗り換え、相模線の厚木までバイパスすると、橋本乗換で八王子行き横浜線最終に間に合う。この場合は八王子着は0時26分となる。もちろん、東海道線で品川まで向かっても、中央線高尾行き最終に間に合うのだが、八王子着1時29分、帰宅は2時前になってしまう。それを考えると、小田原~厚木の440円は値打ちがある。
ところが、小田急に乗り換えようとして愕然とした。集中豪雨のため新百合ヶ丘で線路が冠水しダイヤが乱れている。あぁまたか。とがっくりした。本日は珍しく計画通りに進んだが、最後の最後でこんなことになろうとは。ここでJRの改札を見る。22時57分の品川行きに乗れば、中央線経由で八王子にはたどり着けるはずである。どうしようかと迷ったが、結局、新宿行き最終の小田急に乗ることにした。運転再開、定時発車のアナウンスがあったからである。
結局、2分遅れで小田原を発車、途中、速度を落としての運転となる。しかし、厚木での接続時間は元々7分のはずであった。すでに、少なくとも数分は遅れているはずである。一方、相模線は接続待ちしてくれる保証はないので、気が気でならない。
厚木到着。結局約10分遅れである。しかし、事態はもっと悪化していた。相模線も豪雨のため1時間以上列車が遅れている。運行は再開しているが、次の列車はいつ到着するか不明とのこと。
0時30分頃、ようやく、橋本行き列車が到着する。しかし、路盤がゆるんでいるのでこの先所々で徐行運転する。次は、橋本で0時15分発横浜線最終八王子行きに乗り換える予定だが、この分だと接続できるかどうか全くわからない。しかし、最悪の場合でも、橋本まで行けばタクシーで¥3300で帰宅できる。もう、どうにでもなれという投げやりな気分である。
徐行運転の末、橋本に到着。幸運にも?横浜線の遅れもひどく、最終八王子行きもまだ到着していない。とにかく、八王子まで青春18きっぷで行けることが分かっただけでも朗報であった。
結局、終点八王子到着は、1時43分。定刻より1時間17分遅れての到着となった。しかし、ここで目を疑う。1時14分着、1時29分着の中央線高尾行きがまだ、到着していない。小田原で、もし、JRに乗っておれば、まだ八王子には到着していないことになる。それを思うと、不幸中の幸いであった。
最近、思うのだが、天災や人身事故で、鉄道の定時運行神話も崩れつつある。鉄道会社の責任ではない。天も地も、どこかおかしくなってきているような気がしてならない。