復路:2月3日(日) →関西空港 :関空快速 関西空港 →羽田空港 :JAL192便(J) 羽田空港 →京王八O子:空港バス 運賃:¥780+¥16,200+¥1,700
大阪では、小雨がパラつく程度であるが、東京では、かなり雪が降っているらしい。
羽田空港でも積雪のため、航空機のダイヤが乱れている。羽田でダイヤが乱れると、機材の到着遅れで全国的にダイヤが乱れ、各地で遅延や欠航が続出する。
流石の、伊丹便も何便か欠航となっている。小生も今夜帰京する予定なので、気が気でない。
しかし、小生の搭乗するJAL192便は、今宵に限って国際線仕様に機材が変更されている。恐らく、上海あたりから帰国した機材を使うのだろう。
よって、機材の到着遅れによる、出発遅延の影響は無いと思うが、羽田空港が混雑するなら、定時運行は難しい。帰宅が遅くなる。憂鬱である。
いつもの関空快速で、関空へ。
カウンターでチェックインするときに、本日、積雪の影響で羽田到着が遅れるかもしれません。と告げられる。隣のカウンターでは、伊丹便から振り替えて...と言う声が聞こえた。
ご丁寧に、変更された機材の説明を受ける。クラスJは、スカイラックスシートらしい。
セキュリティチェックとフライトポイントタッチとICラリーのタッチを済ませて、サクララウンジへ。今宵は比較的空いている。
機材は変わっても、何時も通り、26番ゲートからの出発。
今宵の翼はJAL192便である。
今のところ、定刻出発するとのこと。横目で見た案内板には、スターフライヤーの遅延が告知されている。関空発19時35発のSFJ28便がまだ出発できないらしい。恐らく、羽田からの機材到着が遅れているためだろう。
搭乗列が切れる頃を見計らって、機内へ入る。
説明通り、クラスJはスカイラックスシート。B767に2-2-2配列なので、一般的なクラスJと配列は一緒なのだが、シート幅は明らかにクラスJより広い。と言うことは、その分通路を狭くしているのだろうか??
また、以前搭乗場した、最新鋭B737のスカイラックスシートに比べると、多分、バージョンが古いのだろうが、こちらの方が座面や背もたれが柔らかく、小生の好みに合っている。
天候によるダイヤの乱れのためだろう、ドアクローズはほぼ定刻だったが、動き出す気配は無い。この分だと、羽田到着は10分は遅れる事になる。 そしたら、空港からのバスは、23時の調布行きにするべきか、ひょっとしたら雪の影響で首都高も渋滞しているかもしれないから、素直に、京急かモノレールを使うしかないか?
などと、羽田からの予定を考えているうちに、スカイラックスシートの快適さと服用した睡眠薬が効き出して、程なく意識を失い、そしてやっぱり、ドリンクサービスで目覚めてしまう。
ドリンクサービスでは、スカイタイムを頂く。寝ぼけていたが、多分、名前を呼ばれた気配は無かったと思う。
クラスJのドリンクサービスが終了し、一般席前方のドリンクサービスの途中で、機長からの指示によりベルトサインが点灯。CAさん達も、慌てて席に着く。
数分後、いきなり激しい揺れに見まわれるが、高度が下がるにつれて、揺れは収まっていき、そのまま、羽田空港A滑走路に着陸。右手に、東京国際空港という赤い文字が見える。そして、当機が着陸して、数分後、間髪を入れずに別の便が着陸。また、その直ぐ後ろにも機影が見えていた。インターバルがかなり詰まっている。
時刻は、22時10分。
なんと、ほぼ定刻である。そして、そのまま前方へ進み、右折して、最短経路で20番へスポットインしてしまう。
出発は10分遅れたくせに、見事、定刻21時15分に到着してしまった。流石に、定刻に到着したからと言ってだれも拍手などしないが、このような混乱下では全く期待していなかったのだから、小生は心中喝采した。
降機して、いつものように、ICラリータッチを済ませ、高速道路には特別問題は無いとの事なので、京王八O子までのバスチケットを購入し、到着案内を見ると、まぁ、ものの見事に、ダイヤは乱れている。
ダイヤが乱れているためかどうかは分からないが、今宵の、高尾行きバスは普段にも増して空いていた。
羽田空港を出発し、バスは普段と何変わりなく、順調に走行。
しかし、首都高環状線から、所々、路肩に残雪が見えだして、中央道に入るころには、カードレール付近は真っ白、切り通しの法面も一面雪に埋もれている状態であった。
昼間の東京の雪が、かなりの量であったことを伺い知ることができた。
特に、渋滞らしい渋滞は無かったが、普段より、若干スピードを落として走行したようで、京王八O子到着は23時40分。交通量の多い車道には、雪は残ってはいなかったが、歩道はこの通り真っ白である。
滑らないように、ゆっくりと歩いて帰り、東京宅到着は23時55分。いつもに比べて、5分程度しか違わない。結局の所、雪による交通網大混乱を運良く躱すことができ、一人、極楽帰京の旅となった。
しかし、トラブルに見舞われた多数の方々の事を考えるにつけ、何か申し訳ないような気してならない。ご同情申し上げたいと思う。