世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

「花燃ゆ」特別展

2015年06月24日 | 日記

学生時代だったと思います。友達と山陰を旅した折、吉田松陰の「松下村塾」に立ち寄りました。私、18歳!

行ったことは覚えていますが、さしたる感慨も感動もなく、淡々と見学した記憶しかありません。

今訪れる機会があれば、全く思いは違ったでしょう。

幕末の尊皇攘夷、勤皇(王)佐幕!日本史でだれもが学んだ幕末の思想ですが、

とても複雑な混沌とした時代で何故か当時はよく理解できませんでした。これでも日本史は好きな科目でしたが・・・・。

この歳になってドラマを観たり、小説を読んだりして、ようやくその時代が頭の中で徐々に整理されていくという大変お粗末な私です。

今回のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」も多少史実とは違うとはいえ、私の理解できる内容で、とても面白く観ています。

一般視聴者の評判はいまひとつのようですね。私も最初は同じ感想でした。地味なドラマだな~と。

吉田松陰の妹「杉文」?全く無名!

今観ている限りでは、このドラマは今までは吉田松陰が主人公、今は久坂玄瑞が主人公と言えるのではないかしら?

杉家の家族構成ですが、ドラマの中では「文」と姉「寿」の二人姉妹のように描かれていますが、実は杉家は三男四女。

その四女が今回のドラマのヒロイン「文」です。三女は幼少の頃、亡くなっています。

ドラマに登場する、小田村伊之助に嫁ぐ姉寿の上に長女千代という女性が居ます。

夫の知人にこの千代の末裔玄孫(?)の方がいらっしゃいます。

その方の話によると、千代は松蔭(寅次郎)と二つ違いで、大変仲がよい気の合う妹でした。

松蔭や塾生のお世話をしていたのは、本当はこの杉家の長女千代であったそうです。

この話を聴いたとき、身びいき(笑)からくる作り話(失礼)かと思いましたが、特別展に行き、その事実が判明しました。

松蔭が野山獄に投獄されたり、塾生に講義をしていたころは、文はまだ10歳前後であったようです。

そして松蔭や塾生のお世話をしたのが、この長女であることも展示物の中で明確に記されていました。

夫の友達の言われたいたは真実でした。

この千代さんは93歳まで生きていて、松蔭の兄弟姉妹、一家の顛末を最もよく知る人物なのです。

明治41年、ある雑誌に「家族から見た吉田松陰」と題して、彼女へのインタビュー記事が載っているそうです。

今回のドラマには原作がありませんので、その記事などもドラマを制作するにあたって、参考になったのでしょう。

話が少しずれましたが、文は久坂玄瑞と結婚、久坂玄瑞は禁門の変(蛤御門の変)で自刃、その後の彼女の運命は・・・・・・・。

これからですね。皆様のお楽しみのために、その先をここで記すのは止めておきましょう。

勿論ご存知の方も多いと思いますが、あえて書きません。

私は司馬遼太郎の「世に棲む日々」を読んだ時、久坂玄瑞にあまりよい印象を持ちませんでした。

松下村塾の四天王、並外れた秀才であったと言われていますが、思想が急進的、過激的、革命的で、

危ない存在に思えました。でもそれは間違っていたのですね。

むしろ穏便派であったと言うのが事実のようです。詳しいことは分かりませんが。

久坂玄瑞は180センチの長身で、いまでいう大変なイケメンであったそうです。東出昌大、適役です。
(そう思うのは私だけ?東出くん、かっこいいと思っているから)

なんだかまとまりのない記事になりました。思いつくままに記しました。すみません。ご判読ください。

兎に角、盛りだくさんの大変興味ある内容の展示会でした。歴史にご興味のある方必見です。

 

 

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10 コメント

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Unknown (hiro)
2015-06-24 19:07:23
花水木さん、こんばんは~♪
「花燃ゆ」私も毎回楽しみに見ています。
十数年前頃ツアーで「松下村塾」に訪れましたが、
建物があまりに小さくて驚きました。
NHKの大河ドラマはどれも史実に基づいて脚本が
書かれているのかと思っていましたが、
そうでもなかったようですね。
確かに、松下村塾でお世話をしたり、野山獄に松陰を
見舞ったりするのは、長女千代の方が流れが自然ですよね。
久坂玄瑞をクローズアップさせたかったので
妻である「文」の方が都合が良かったのでしょうか。
7月からはストーリーがガラッと展開するようですね。
東出昌大君。適役だと思いますよ。
展示会は都合がついたら行ってみたいです。

オフ会、楽しかったようですね。
ダイシン百貨店は、前に銀河さんのブログで
拝見したことがあります。
返信する
Unknown (hiro)
2015-06-24 19:14:38
コメント、自分だけ納得して書いているので
わかりずらいでしょう。ごめんなさいね。
他にもあると思いますがとりあえず↓だけ訂正します。
久坂玄瑞をクローズアップさせたかったので
妻である「文」の方が都合が良かったのでしょうか。

久坂玄瑞をクローズアップさせたかったので
妻である「文」の方が脚本上、都合が良かったのでしょうか。
返信する
hiroさんへ (花水木)
2015-06-24 19:47:15
間違いはわたしなんて始終です。どうぞお気になさいませんように。
実は私も今気が付き、訂正しました。
まず野山獄を野山塾なんて書いちゃって
また久坂玄瑞の字も一字間違っていましたね。お恥ずかしいです。
次回が、禁門の変でしょうか。いよいよ久坂玄瑞も消えてしまうのですね。
今回の展示物の中に、久坂から文に宛てられた巻き手紙がありました。
心打たれましたよ。小田村と再婚するときも大事に持参したそうです。
いろいろ疑問に思ったいた点も解決、とても興味ある展示会でした。
一般公開はとても混んでいると思います(私は某クラブの特別招待だったのでゆっくり見られました)。
展示場は暗く、字も小さいので見学者の背中越しでも見られるように双眼鏡をもっていかれるといいかもしれません。
返信する
Unknown (yasukon)
2015-06-24 21:01:36
こんばんは!

私は日本史が好きではなく高校での選択科目は人文地理を取ったぐらいで本当に歴史(特に日本史)に疎くて今頃になって勉強していなかったことが悔やまれます。
特に明治維新にいたるこの時代の事は大変難しくてこんがらがっております(笑)
大河ドラマで竜馬の行動や、また新撰組の事などしりまた今その時代のことを知ることが出来て毎週見ています。
花水木さんの解説でまた新しいことを教えていただいて勉強になりました。
東出君 私も好きですが背の高さが気になっていましたが実際久坂玄瑞も長身だったと教えていただいてほっとしました(笑)
これから大奥へと・・話が楽しみになっていきますね。

今回の展示会にはいけませんが江いつか戸東京博物館には行って見たいと思っています。
返信する
Unknown (yasukon)
2015-06-24 21:04:21
私も訂正です(笑)

>江いつか戸東京博物館・・・いつか江戸東京博物館。

もう間違いないでしょうか? ご判読下さいませ(^^ゞ
返信する
花燃ゆ (yoko)
2015-06-25 23:13:28
「花燃ゆ特別展」、覗いてみたかったです。
幕末から明治にかけての時期は
日本史のなかでもとりわけ興味深い出来事が満載ですね。
以前、購入した「長州ファイブ」のDVD、
何度視聴してもおもしろいです。
「花燃ゆ」は吉田松蔭役の伊勢谷友介さんが登場されなくなってから
少しご無沙汰しています。
東出さんも良いですが、
私は「美女と男子」の町田啓太さんの少しニヒルなところに惹かれます
↑池上本門寺、次回の一時帰国時の旅のリストにメモしました。
返信する
yasukonさんへ (花水木)
2015-06-26 09:41:26
日本史を選択していましたので、私は逆に世界に弱いです。
中学生レベルのことしか分かりません。(苦笑)
幕末から明治にかけては日本にとって最も激動の時代。
それなのに意外と学校の授業ではさらりと通り過ぎてしまうのですよね。
人は勉強と言う形では何事も頭に入らないものですね。
ドラマや読書でようやくその時代が理解できるようになりました。
そういう意味でNHKの大河ドラマは多少の脚色はあるとはいえ 私にとっては最高の教科書です。
展示会で文の生涯は十二分に知りましたが、それをそのように描かれるのかが、また楽しみです。

入力ミスはどうぞ気になさいませんように。訂正不要でございます。
私など日常茶飯味でお恥ずかしい限りです。
返信する
Unknown (山小屋)
2015-06-26 11:02:59
松下村塾・・・
山口県の萩市にありますね。
松陰神社のすぐ近くにひっそりと佇んでいました。
何度か訪ねています。

18歳というと高校生ですか?
小学生は児童、中学生・高校生は生徒、大学生を学生
というそうです。
返信する
yokoさんへ (花水木)
2015-06-26 12:29:59
長州ファイブ、そんなDVDがあるのですか?知りませんでした。
私も観てみたいです。レンタルであるかしら?
幕末、ある意味で血気盛んな向学心のある若者にとってはいい時代でしたね。
あの時代はどこを切り取ってドラマにしても面白いと思います。
池上本門寺のお墓ボランティアウォッチングはたのしかたったです。
Yokoさんのいらっしゃる時に、あのおじさんがいれば最高!
おじさんも遥かドイツからいらしたyokoさんご夫婦に感激なさるでしょう。
返信する
山小屋さんへ (花水木)
2015-06-26 12:39:05
18歳!確か大学1年生だったと思います。当時、父の転勤で下関に両親がいました。
私は京都から、サークの先輩を連れて、山陰回りで、萩により、下関に帰りました。
19になる前の夏だっったかしら。
松陰神社、世田谷にもありますね。
40年前、近くの社宅に住んでいましたので、よく行きました。
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