創価学会・公明党が日本を亡ぼす

  政教一体で憲法(20条・89条)違反だ!-打首獄門・所払い(=解散)せよ!

闇の帝王・山崎正友-13

2016-02-02 09:45:21 | Weblog

私は山崎正友を詐欺罪から救った! -- 2002/05
   --アウトローが明かす巨額“手形詐欺”事件の真実--
    -------(前回、109P)--以下、本文--

2 マスコミの利用
 山崎が創価学会から三億円の喝取に成功した昭和五十五(一九八〇)年五月十七日のことである。私はシーホースの倒産直後に山崎との密約のもとに、もらった五百万円の資金で南麻布に三LDKのマンションを借り、新しい事務所として使っていた。
 ここで私は株式会社塚本商事という会社を設立し、高利貸のような仕事を始めていた。
 ここには、私が手駒として使っていた仕事師の山田某と田中某もいた。その日もみんなで雑談をしていたのだが、その雑談中に電話が鳴った。電話を取った女子事務員が私に、「社長、電話です」と取り次いだ。
「塚ちゃん、私だ。今すぐ四谷の事務所に来てくれないか。大至急で相談したいことがある。できるだけ早く来てくれ」山崎からの電話であった。電話に出た私は、「はい、わかりました。出来るだけ早く伺います」と、返事をした。
 この時点で山崎は、すでに顧問先の創価学会を脅迫してカネを取るという私との約束を実行に移しているはずであった。その山崎からの呼び出しである。私はあわてて支度をし、山崎が先ごろ引っ越した四谷二丁目の新しい事務所に急いだ。
「先生、大至急なんて、なんかあつたんですか」と、新しい事務所の中を見回しながら入っていった。
 山崎は、私を見るなりこう言った。
「これから先は、俺の言う通りにしてもらいたい。これからが、この前から俺が言っていた創価学会と俺たちの戦争なんだ」
 先にも述べたが、この翌日には山崎は内藤氏を利用し、マスコミからの創価学会攻撃を仕掛け始める。
「これから俺たちは創価学会と大きな勝負をかけて戦争をしなければならない。この戦争は俺一人のことではなく、俺を支持してくれる多くの人が命がけで俺とともに戦うことになる。
 また多くの坊主も、この俺の戦争の味方をしてくれている。そのためには先日、塚ちゃんに頼んでおいたように、シーホースの倒産事件を抑えてくれ。
 今の俺は、警察沙汰にはなりたくないのだ。このことで俺が警察にパクられるようなことは非常にまずい。それで、実は塚ちゃんに頼みたいことがある」
 と、かなり興奮気味に気ぜわしそうな言い方で私に説明してみせたが、すでに何回か山崎から聞かされていた話である。
 山崎の計画を私が手助けしたシーホースの仕事では、たいした金儲けはできなかった。
 だが今、山崎が言っている仕事を手伝えば、今度こそ少しはまとまった金になると思い私は返事をした。
「いいですよ、その話は。前にも先生から聞かされているから、よくわかっていますよ。だから俺でできることならどんなことでもする。遠慮しないで少々ヤバイことでもかまわないから言つて下さい。俺たちは金が欲しい。金になるなら何でもする。先生の指示に従いますよ」
「よし、わかった。もちろん、俺も塚ちゃん達に夕ダで手伝えとは言わないよ。それについては、まずシーホースの事件と俺が使った買い手形の件、これはこの前、塚ちゃんと約束したように、すべて塚ちゃんたちと坂本らで処理してもらいたいのだ。坂本にも、このことはよく話してある。彼もすベて承知している」
「それで俺達は、どうすればいいんだ」
「塚ちゃん達が手形の件を、処理してくれればそれでいい」
 そう言つて山崎は、日蓮正宗と創価学会との戦争の話をはじめた。
「俺たちが前から考えていたこの勝負は、俺が日達猊下から頼まれた戦争なんだ。この戦争は、日達猊下が俺を信じたから、始めることにしたんだ。日達猊下も一緒に戦うと言ってくれていた。
 しかし、日達猊下が去年の夏に急に死んでしまった。だが、この戦争は日達猊下の死ぬ前から俺が頼まれていたことであり、それにこの戦争は、多くの宗門の僧侶と日蓮正宗の信者の連中とが一緒に、創価学会と戦う戦争なんだ」
 戦争、戰争という山崎のいつもの言い方が耳に残る。
「今までに俺は創価学会の顧問弁護士として、創価学会のためにいろいろやつてきた。そうした仕事の中にはかなりヤバイ仕事もあった。そのヤバイ話をネタにして、俺はいま本にしょうとして書いている。
 そんな時に俺がシーホースのことで警察にパクられて、『詐欺だ』『カラスだ』と騒がれたら、そんな詐欺師の俺を誰が信用すると思う。それではこの戦争ができない。それは塚ちゃんも理解できるだろう」
「ああ、それぐらいはわかるさ」
「今はまだ、この戦争のことは学会には絶対にバレてはいない。もし、これがバレれば、創価学会はどんな手を打つても絶対に俺を許さず、警視庁に逮捕させる。今のところの情報では創価学会はシーホースの件で、警視庁に相談しているらしい。そのためにも、塚ちゃんの方の関係者は抑え込まないとまずいのだ」
 そういうと山崎は「イッヒッヒッ」と甲高い特徴のある笑い声を立てながら、興奮気味に、こう続けた。
「それに俺は、この戦争とは別に今、創価学会の顧問弁護士として内部告発という形で学会を恐喝する準備をしている。創価学会の内部情報のすべてを知っている顧問弁護士の俺が、内部情報のネタをバラすということで書いているのだ。
 この原稿を「週刊文春」が五億円で買うといってきているが冗談じやない。俺の持っているネタは原爆級のものだ。そんなに安く売れるものか」
 当時、山崎と『週刊文春」は非常に近しい関係にあり、彼の言葉通り、六月中旬からは「創価学会最高幹部七人の内部告発」の連載が始まっていた。当時、「週刊文春」編集部は、山崎が、これらの記事を創価学会を恐喝する目的で書いていたことを知っていたのだろうか。
 この匿名による「内部告発」は、実際は山崎の手によるもので、昭和五十五年の九月まで十四回にわたつて連載された。
 そして、この連載が終わると同時に、今度は山崎自身が実名で登場し、「創価学会“闍の帝王”山崎正友弁護士の手記」と題して、山崎が翌昭和五十六(一九八一)年一月二十四日に逮捕された後まで、計十九回にわたつて掲載された。
 さらに東京拘置所からの山崎の手記を掲載し、保釈後も「週刊文春」は山崎の側に立って、執拗に創価学会を攻撃し続けた。
 山崎の逮捕後も彼の手記を掲載した『週刊文春』編集長の川又良一氏は、その巻末「編集長からのメッセージ」において、逮捕直後に二、三の新聞社から取材を受けたと述べ、--
「いやしくも逮捕されるような人間の原稿を掲載して社会的責任を感じなかったか」と聞かれたが、我々は山崎弁護士の文章に「社会的意味」を認めたから載せたので、「社会的責任」だけを問うのは理解できない、などと書いているが、恐喝目的で書かれたものに、社会的にいったいどのような意味があるのだろうか。
 しかも川又氏は、山崎の告発手記が恐喝目的で書かれたものであることを知っていたようだ。逮捕直前の「編集長からのメッセージ」にこうある。「編集部が告発の動機をあえて問わず、告発の場を提供した」と。手形詐欺の共犯者は私だが、創価学会恐喝の共犯者は、どうも「週刊文春」だったようだ。
 話を戻す。山崎は告発手記を、「週刊文春」が言うように五億円などではとても売れない、と言った後で、こう続けた。
「俺が、本格的に戦争を仕掛ければ、創価学会はいっぺんで吹っ飛んじやう。俺は学会を脅かして百億位は取つてやる。上手くいったら塚ちゃん達にも三十億くらいはやるよ。だから今後は、俺の言う通りにして俺を守ってくれ。
 それについては、まずシーホースの件は事件にしないでくれ。おそらく塚ちゃんの関係先も警視庁が調査をする。実際に商品を出した債権者には急いで金を払い、詐取されたと被害届が出ないようにしてくれ」
 と、具体的な指示と依頼であった。
「先生、話はよくわかりましたが、そんなことをしたらずいぶんと金がかかりますよ」
「ああ、わかってる。必要な金はもう用意してある。足りない時には坂本に連絡しろ。連絡をくれればすぐに必要な金は俺が用意する。金は坂本に預けておく。だから、シーホースの件は、詐欺事件には絶対にならないように早急に手を打ってくれ。今までに俺の方に入ってきた情報では、すでに本庁の四課が動き出しているのは事実らしいから。とにかく、できるだけ早く頼む」
「わかりました。できるだけ早く手を打ちますが、なんで本庁の四課(暴力団担当)なんですか。それと、万一債権者を抑えるのが間に合わない場合は、どうするんですか」
「創価学会は、まだ俺の戦争のことも、内部告発やこの後の恐喝のこともわかってない。俺はシーホースの倒産のことで、創価学会を脅して金を取っている。しかし、まだ三億円しか取ってない。とりあえず、あと五億は取らないとな。俺の戦争でも金が必要だし、塚ちゃん達にも少しぐらいはやらなければ後々のことが頼めない」
 この話で私は、計画通りに創価学会への恐喝が成功したことを知った。山崎は、三億円を喝取したことで上機嫌だった。まだまだやる、と息巻いた。
「万一、俺の方が先に警察にパクられた時には、約束通り、ヤクザ者の塚ちゃんがうちの丸尾や坂本らを騙し、この俺も騙したことにしてくれ。
 塚ちゃんが俺を編してシーホースの手形で商材を買い集め、その商材を他に横流しし、その代金は塚ちゃん達が横領したことにして、俺や坂本や丸尾に責任が及ばないようにしてくれ。
 すべて塚ちゃんたちが絵図を書いて、俺たちを食い物にしたことにして、この事件のすベてを塚ちゃんが背負ってくれ。そのかわり学会から金を取ったら、塚ちゃんに三十億はやるから」
 と、いつも通り薄笑いを浮かべながら、「どうだ、おもしろいだろう。イッ、ヒッ、ヒッ」と、肩をゆすった。
「先生、それで勝算はあるんですか」
「なに、絶対に負けないよ。俺を本気で怒らせたら、創価学会なんて吹っ飛んでしまう」
 吹っ飛ぶ、というのも山崎の口グセだ。
「ところで、先生がやろうとしている戦争の目的は何なんですか」
 これまで一度も聞かなかったが、上機嫌な今なら素直に答えるだろうと思い、質問してみた。
「これは誰にも絶対に言うなよ。本当の目的は第二の創価学会みたいなものを作るのだ」
 山崎は自信たっぷりにそう言った。
       ---------(119P)-------つづく--

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする