創価学会・公明党が日本を亡ぼす

  政教一体で憲法(20条・89条)違反だ!-打首獄門・所払い(=解散)せよ!

創価を斬る 41年目の検証-58

2020-10-31 06:43:06 | Weblog

  --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
    (本文中の赤文字・下線・太線=兼ブログ主編)
 大阪都構想の住民投票、その後の政局が面白い!! 昨夕、僅差で反対が勝利!!
・創価・公明の“常勝関西スイッチ”点灯なし、最後まで…池田創価・公明になし?!!
・全国の創価学会・公明党「新コロナ 一緒にきたか 池田狂」…常勝関西は妄想だったか!! 
・自民大阪府連へ…関西六小選挙区に刺客・対抗馬を送れ!!…雌伏??年の挽回だ~!!
・次回の大阪市長選挙も維新から取り返せ!!…雌伏??年の挽回だ~!!
 創価と公明党は政教一致!!・政教一致は憲法違反!!・悪の天才・池田の常勝関西は妄想!!
 宗教=“独善と無謬”・政治=“自由と民主的”は、アクセルとブレーキ・水と油…で絶対悪!!


藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
    ------(P.197)---(以下、本文)-------

4. 宗教ファシズムの恐怖…カルト体質、批判拒否、敵対者攻撃
   (~概説・前掲~ 以下、創価学会のカルト性に言及した各種の論考を紹介する。)
①「巨大カルト」創価学会の危険度
② フランス国営放送ドキュメンタリー   
③ 口汚い言論攻撃の温床--池田大作の教唆扇動が発生源
 言論出版妨害事件に象徴される創価学会の独善的で排他的な体質は、「聖教新聞」や「創価新報」などの機関紙誌で、自らに批判的な立場にある人物や団体、政党、出版社等を罵り続けることにも象徴的に現れている。
 平成一五年時点におけるそれらの記事には、他者の人権や名誉に対する配慮などは微塵もなく、「愚劣者」「極悪べテン師」「へビ」「薄汚いドブネズミ」「人間の皮をかぶった畜生」「金の亡者」「酒乱・女狂い」「クズ野郎」「クズ雑誌」「デマ出版社」「ガセネタ屋」「異常人格」「前科者」「学歴詐称」「クソ坊主」「インチキ坊主」「デマ政党」「宗教弾圧議員」などの、およそ宗教者とは思えぬ口汚い言辞が並び、竹入義勝元公明党委員長や山崎正友元創価学会顧問弁護士をはじめとする造反した幹部や議員、阿部日顕日蓮正宗法主や日蓮正宗関係者、「週刊新潮」や筆者、そして共産党や民主党の一部議員などに対する悪罵が書き連ねられている。                                               (~以上、前掲 P.222)

仏教用語を恣意的に解釈
 だが、池田氏はこうした点には委細かまわず、我田引水的・恣意的に仏教用語を曲解し、自己の言動を正当化する根拠と位置づけている。
 そうした御都合主義的な用語解釈の最たるものに「仏法とは仏と魔との戦い」との言葉がある。
 これは創価学会を「仏意仏勅」の正当な仏教教団、すなわち「仏の勢力」と位置づける一方で、創価学会に仇なすものを「魔=仏敵」と位置づけ、「仏法」は絶えざる「仏の勢力と魔の勢力」の戦いであるとして、創価学会による批判者攻撃。対立者攻撃を正当化する考え方である。

 衆議院選挙の過程で、池田氏は「聖教新聞」紙上に随時、「随筆 新・人間革命」を掲載したが、その中でこの「仏と魔との戦い」という言葉を多用した。もとよりここでの使用目的は、「仏の勢力」である創価学会が推す公明党候補の当選を阻害する「魔」を断固としてうち破れという意味である。
 「仏法は仏と魔の闘争 善が勝つか悪が勝つか--その熾烈な精神の闘争、邪悪との戦いが仏法だ」(平成一五年一〇月二二日付「聖教新聞」「随筆新・人間革命」)
 「『人生は仏と魔との戦いである』と、釈尊(釈迦)は示した。蓮祖(日蓮)は、「仏法は勝負である」と説かれた。負けぬために、正しき信仰がある。勝つために正義の信仰がある」(平成一五年一一月五日付「聖教新聞」「随筆新・人間革命」)
 「仏敵」である「魔」は「極悪」であり、「犬畜生」に劣る。当然、人権など顧みる必要などないということになる。こうした手前勝手な理屈が、創価学会の批判者・対立者への口汚い言論の温床になっているのである。

◆ 検事や学生に「復讐」を扇動
 さらに池田氏は創価学会の活動の基軸をなすのは、「復讐」であると、「復讐」教あるいは「怨念」教さながらの言説も繰り返している。例えば昭和五一年八月二二日、池田氏は神崎武法氏(元公明党代表)ら、「自然友の会」と呼ばれていた学会員検事のグループと面談した際、次のように発言している。

 「私が戦ったのは、戸田先生の復讐のためだけだ。革命とは復讐戦だよ。戸田先生は、牧ロ先生の復讐のために戦った。私の復讐は弟子たちがやるんだ
 同様に平成八年一一月三日に創価大学で開催された「創価同窓の集い」の席上、次のように話している。
 「師である私が迫害を受けている。仇を討て。言われたら言い返す。打ち返す。切り返す。叫ばなければ負けである。戸田先生も、牧ロ先生の仇をとると立ち上がった。私も戸田先生の仇を取るために立った。私の仇を討つのは、創価同窓の諸君だ

 これに先立つ昭和四一年九月号の「前進」(幹部用テキスト)にもこうある。
 「戸田先生や牧口先生の仇をうつために、(私は)会長になり、立ち上がったのである。あとなにもない。これが師弟の道です。これが同志の契りです」
 学会員の検事や創価大学のOB・OGに「復讐戦」「仇討ち」を命じる池田氏。こうした指導を受けている学会員検事が、仮に創価学会が新潮社や筆者など創価学会と対立する人物や団体を名誉毀損罪で刑事告訴し、その担当となった場合、公正・公平な態度が担保されるのだろうか。
 平成一一年の自・自・公連立政権成立以来からすでに四年。この四年間に限っても冒頭で記載したように創価学会は、自らと対立する立場の人物や団体を口汚く罵り、激しい攻撃を加え続けているが、そのすさまじいばかりの「怨念」は、すべて「永遠の指導者」である池田大作氏が発生源なのである。
     ----------(つづく)---------224

 

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創価を斬る 41年目の検証-57

2020-10-30 08:32:40 | Weblog

 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
    (本文中の赤文字・下線・太線=兼ブログ主編)
・大阪都構想の住民投票、その後の政局が面白い!! 本日、賛否確定が面白い!!
・昨日(31日)迄の投票16.1%、賛成・反対拮抗のマスコミ報道あり!!
・賛成多数なら大阪自民は、次の選挙に“打倒・創価=公明”で、総選挙や区長選挙等にガンバレ!!
・「悪の天才・池田の常勝関西は妄想!!」「公明党は創価学会!!」「創価学会は公明党!!」
 「創価と
公明党は政教一致!!」「政教一致は憲法違反!!」「宗教政党・創価公明は絶対悪!!」
 「創価・公明が日本を亡ぼす!!」等のビラを大量に配布したり、広報せよ!!
・又、反対多数・否決確定でも同じ、大阪自民 “常勝関西・創価・公明”のトラウマからの解放の
 チャンス!! 中央の自公一体(創価票で当選の100以上、創価に忖度の菅・自民)破壊で大阪自民
 が
起爆となれ!!
・賛成多数のときの大阪維新…大阪都への名称変更は、国会決議で創価公明の賛成が必要!! 
 区長選挙で…反対多数のときの大阪維新…これが面白い!! 災いは 口より出でて 身を亡ぼす

・宗教=“独善・無謬” 政治=“自由・民主”…宗教と政治は、アクセルとブレーキとの人生観!! 


藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
    ------(P.197)---(以下、本文)-------

4. 宗教ファシズムの恐怖…カルト体質、批判拒否、敵対者攻撃
   (~概説・前掲~ 以下、創価学会のカルト性に言及した各種の論考を紹介する。)
①「巨大カルト」創価学会の危険度 /古川利明
② フランス国営放送ドキュメンタリー    (~以上、前掲 P.217)
③ 口汚い言論攻撃の温床--池田大作の教唆扇動が発生源
 言論出版妨害事件に象徴される創価学会の独善的で排他的な体質は、「聖教新聞」や「創価新報」などの機関紙誌で、自らに批判的な立場にある人物や団体、政党、出版社等を罵り続けることにも象徴的に現れている。

 平成一五年時点におけるそれらの記事には、他者の人権や名誉に対する配慮などは微塵もなく、「愚劣者」「極悪べテン師」「へビ」「薄汚いドブネズミ」「人間の皮をかぶった畜生」「金の亡者」「酒乱・女狂い」「クズ野郎」「クズ雑誌」「デマ出版社」「ガセネタ屋」「異常人格」「前科者」「学歴詐称」「クソ坊主」「インチキ坊主」「デマ政党」「宗教弾圧議員」などの、およそ宗教者とは思えぬ口汚い言辞が並び、竹入義勝元公明党委員長や山崎正友元創価学会顧問弁護士をはじめとする造反した幹部や議員、阿部日顕日蓮正宗法主や日蓮正宗関係者、「週刊新潮」や筆者、そして共産党や民主党の一部議員などに対する悪罵が書き連ねられている。

◆ 「クズ」「ゲス」と関き直る
 その凄まじさ、執拗さ、そして口汚さについては、いまさら論じるまでもないが、一連の口汚い創価学会の言論を、「子供たちに読ませたくない日本語」として特集した「週刊文春」(平成一五年一〇月二日号)には、「家庭に配布されている新聞に、これほど人間性を否定するような内容が掲載されているなんて」という女性教師の驚きの声が紹介されていた。また、いまや創価学会から「不倶戴天の敵」視され、連日、激しい攻撃に晒されている「週刊新潮」も、連載中の「新・創価学会を斬る」の第三回で「『ゴキブリ!』『犬畜生!』と仏敵四人組を罵倒する宗教者の正義」(平成一五年一一月二〇日号)と題して、創価学会の口汚い言論を取り上げたが、その中で日本のカルト研究の第一人者である浅見定雄東北学院大学名誉教授と、仏教学に造詣の深い山崎龍明武蔵野大学教授は次のように論評している。

 「宗教者は、信仰をやめた人に対しても引き続き救済を祈り続けるものです。脱会したからといって、その人物を罵ったり嫌がらせをしたり、或いは無理矢理に引き戻そうとするような行為は、全く考えられないことです。脱会者に対する嫌がらせなどを聞くたびに感じるのは、学会内部には、外部に知られては都合の悪いことでもあるのかという余計な心配です。何もないのならば、やめた人間が学会に関して何を言おうと平気なはずです。そもそもへビ、畜生、くそ坊主などという言葉は、宗教団体でなくても、使ってはいけないものです。まして宗教団体がこんな言葉を使ったら誰からも尊敬されるわけがありません。自らを宗教者として否定しているようなものです」(浅見名誉教授)
 「確かに、聖教新聞は凄いというか、面白いですねえ。とにかくボロクソです。こういうものを毎日読むと、相当精神に変調をきたすと思うのですが、いくら相手が自分とは相容れない価値観、信仰の人だとはいえ、ここまで言うかという思いですね。これに学会員たちが違和感を持っていないということへの違和感を私は感じます」(山崎教授)

 ごく当たり前の人権感覚を持っていれば、他者を悪し様に罵る創価学会の言論に違和感を覚えるのは当然のこと。だが、創価学会には浅見教授や山崎教授が述べたような正論は通用しない。
 通用しないどころか創価学会は、創価学会の口汚い言葉を「子供たちに読ませたくない日本語」だと批判した一〇月一一日号「週刊文春」が発売(九月二五日)されるや、九月二七日付「聖教新聞」掲載のコラム「破邪顕正」に極めて挑戦的な一文を載せ、こう開き直っている有り様なのだ。

 「糞犬! 癡猿! 日顕のごとき極悪を『極悪』と斬り、山崎のごときゲスを『ゲス』と笑い、新潮.文春等の『子供たちに読ませたくない』クズ雑誌を『クズ』と叩いてこそ、日本の民主主義は守ることができる。
 言うべきことを言わない臆病な“お澄まし屋”は悪を増長させ、善を虐げる加担者だ。
 俗 耳に入りやすい甘言で人々を誑かすウソ議員やデマ雑誌やエセ宗教。これらの魔物を打ち倒し、日本に精神復興の光をもたらすのが、正義を打ち込む創価の言論闘争だ」

 自らのみを「正義・善」とし、批判者を「魔物」呼ばわりして、これを「打ち倒す」ことを声高に叫ぶ創価学会の姿勢に、強い「違和感」を覚えるのは筆者だけではあるまい。
 周知のように創価学会は、フランスの国会報告において二度にわたって有害セクト(カルト)としてリストアップされているが、敵と味方を単純に色分けし、そこに正邪・善悪のレッテルを貼り、敵の殲滅を叫ぶステロタイプのアジテートは、多くの有害セクトに共通して見られる特徴でもある。

◆ 指導者の性格が投影される
 そうした有害セクトのうち宗教的セクトでは、絶対的な権威・権力をもつ教祖やグルなどが、構成員一般に対して強大な影響を及ぼしている。それらのセクトでは、教祖やグルの言葉こそが真理、絶対敵規範になり、教祖やグルのキャラクターがそのままセクトの体質・性格を決定づけていくことになる。
 創価学会にあっても「永遠の指導者」(「創価学会会則」)と崇められている池田氏の発言は、真理、絶対的規範とされる。その結果、各種の会合における池田氏の発言、指示、命令は、たとえそれが理不尽なものであっても、現実の活動として具現化されていくことになる。
 識者や一般が眉を顰める創価学会の口汚い言論が恒常的に繰り返される背景には、こうした池田発言の具現化という構造、換言するならば池田氏の教唆扇動が指摘できる。
 では、具体的に池田氏はどのような発言をし、学会員を教唆扇動しているのか。そのいくつかの例を紹介しょう。例えば、平成元年三月一二日、池田氏は埼玉指導の席上、「仏法は勝負」という言葉を引用しつつ、「反逆者」を怒鳴りつけていけと次のように指示している。

 「『仏法は勝負』にどれほど深い意義があるのか、皆わかっていない。物事は正邪ではない。勝つか負けるかなんだ。全員が『勝つ』と強く決めていけ。勝つか負けるか。やられたらやりかえせ。世間などなんだ。私は恐れなど微塵もない。勇者は私だ。私だけ戦っている。強気、強気、強気、でいこう。どこまでもしぶとくいくんだ。(中略)なんでもいいから、言い返すんだ。こわがったり、ひるんだりしてはいけない。怒鳴っていけばいいんだ。(中略)反逆者には、この野郎、馬鹿野郎でいいんだ」

 ここには物事の是非善悪、理非曲直を判断しようとの姿勢は全くない。暴力的に相手を打ち倒すことが勝利であり、それが「仏法は勝負」の奥義だというのである。現在、創価学会は世界各国で「ガンジー・キング・イケダ」展を開催、池田氏を非暴力抵抗の思想を提唱したインド独立の父・ガンジーに並ぶ平和の偉人であると宣揚しているが、正邪など関係なく他者を「怒鳴」りつけろとアジテートする人物が、非暴力抵抗の系譜を踏襲した平和の偉人とは傍いたい。

 まして「仏法は勝負」と、仏教における「勝負」の概念を、数量や力の強弱などで判断する世俗の勝敗へと単純に置き換えることの乱暴さには開いた口がふさがらない。創価学会が宗祖と仰ぐ日蓮聖人は「四条金吾殿御返事」なる御書(遺文)の中で、「仏法と申すは道理なり、道理と申すは主に勝つものなり」と、そもそも「仏法」とは理非曲直を糾した道理に基づくものであり、道理というのは世俗的権力や世俗的価値を超克するものと判じている。「仏法」における「勝つ」という言葉の意義はこうしたものである。
 「正邪」を抜きにして相手を打倒することが「仏法は勝負」の奥義などとは、とうてい言えたものではない。
     ----------(つづく)---------220

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創価を斬る 41年目の検証-56

2020-10-29 07:28:44 | Weblog

 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
    (本文中の赤文字・下線・太線=兼ブログ主編)
・大阪都構想の住民投票、その後の政局が面白い!!
・10月12日告示、13日より期日前投票開始、11月1日開票・確定!!…さて、常勝関西票は?!!
・私の知っている「常勝関西」の多くは、創価・公明党の地方議会を含む選挙の場合が殆どで、
 大会館・座談会で、体験発表・幹部指導などで、絶叫指導されていた。
・常勝関西が叫ばれてから60年余り(昭和32年~)、二度ばかり挫折があったが、その殆ん
 どが上位で全員が当選し、全国の範となり羨望の的となって来た。
・二度の挫折とは、一度目は昭和44~45年の「藤原弘達への言論出版妨害事件」、翌々47年
 に衆議院選挙で18議席減の大敗北!! (以後…所謂、選挙学会…世帯数増加なし)
・二度目は10年前、リーマンショクに阿呆総理の解散・総選挙(平成21年)で、全国8
 小選挙区全敗、特に衝撃は…常勝関西6小選挙区(党首や冬柴国土大臣含)全敗!!
・池田は、俺の関西が!!~と怒り狂って…脳梗塞で倒れ=廃人10年余…との未確認情報!!
 そして、悪夢の民主党政権3年半となった。後~橋下、公明党の選挙カーで応援あり。
・あと一日!! 賛成・反対が、ほぼ半・半とのマスコミ情報!!  両者 ガンバレ!! ・ガンバレ!!
 賛成多数…大阪府から大阪都への名称変更は、衆・参両議院の国会決議が必要 ~(つづく)


藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
    ------(P.197)---(以下、本文)-------

4. 宗教ファシズムの恐怖…カルト体質、批判拒否、敵対者攻撃
   (~概説・前掲~ 以下、創価学会のカルト性に言及した各種の論考を紹介する。)
①「巨大カルト」創価学会の危険度 /古川利明
② フランス国営放送ドキュメンタリー
  「創価学会--21世紀のセクト」の秀逸な内容 /乙骨正生
◆ 2の1    (~~紹介した後、場面は再びフランスへ。以上、前掲 P.214)
◆ 2の2
〈ナレーション〉再度フランスに戻って取材を続けた。創価学会はフランスに多くの不動産を所有している。これはセーヌ=エ=マルヌ県で四〇〇〇万フランで購入したもので、二〇〇〇万フランの修繕費がかかっている。創価学会は不動産だけに投資しているのではない。人道主義にも興味を持っている。数ケ月間、フランス・リベルテ財団(注=ダニエル・ミッテラン大統領夫人が会長を務める)に資金を拠出していた。この資金提供は大統領の日本への公式訪問の時に決まった。

 以下、ミッテラン大統領と池田氏の会見にまつわる不可解さについてのミッテラン未亡人へのインタビュー、さらには、フランスに創価学会は大量の土地を所有していることなどを指摘した後、番組は次のような言葉で締めくくられる。

〈城の映像〉
〈ナレーション〉これらは数多い所有地の例だ。一面穏やかで尊敬すべき面を持つ創価学会は、想像もつかないほどの権力を持ち、国際的な構造を持った新たなるカルトの原型でさえあるといえる。だからこそ、ミッテラン大統領は、21世紀の大問題の一つがカルト問題だと考えていたのだろうか。

 この後、スタジオで取材にあたったジャックとキャス夕ーのべルナールのトークが放映された。
 そこでは創価学会がフランスで「もっとも危険なセクトの一つ」と認定されていることをはじめ、興味深い分析がなされている。

ベルナール こんばんは。ジャック・力ルドーズ。
ジャック  こんばんは。
ベルナール 創価学会とはかなり厄介な組織ですね。フランスではカルトの中でもっとも危険
      なものの一つとされています。でも、国連では公式に非政府組織の一つとして認め
      られています。
ジャック  彼らには一種の尊厳があり、一種の三位一体の聖でもありますから。このことで、
      信者に「国連に登録されている」と報告でき、カルトとして分類されることはない
      んです。でも、国連には二〇〇〇余りのカルトが登録されています。何も創価学会
      に限ったことじゃありません。今でも九〇〇の登録待ちの書類があります。
      (中略)
ベルナール  なぜ世界中、特に日本でこのような成功を収めたのですか?
ジャック  創価学会が社会福祉の現場に働きかけたからだと言えます。日本では左派、つまり
      左翼政党も労働組合も共産党もそこに働きかけるのを怖がった。創価学会はそれを
      良くわかっていて、社会の底辺層に働きかけ、もっとも恵まれない人々に信者を増
      やしていったんです。--これが第一の要因です。
      第二の要因は国家宗教の存在です。第二次世界大戦までは強制された宗教が
      あった。国家神道です。そのため、新興宗教は全部大戦後に姿を現わしています。
      日本人は信教の自由に触れるベきではないと考えた。そういった状況下に創価学会
      もあって、勢力を拡大した。
      第三の要因は、日本では欧米諸国とは逆に集団主義の観念が非常に強いことです。
      個人主義が発達せず、集団主義が発達しています。いわば酒を飲むためのクラブに
      属するようなものです。
      カルトが一つあるということはもっとカルトがあるということです。日本には
      約二〇〇〇のカルトがあります。

ベルナール 最後の質問です。創価学会には本当に拡張政策、フランスでの拡張戦略があるんで
      すか?
ジャック   すでに相当の不動産を所有しています。パリ地方には城が二つあるし、本部はパリ
      地方のソーにある。パ・オペラ地区にももう一つ本部があるし、ナントには別の
      建物がある。さっき見たようにプロヴァンス地方のマルセイユにはヨーロッパセン
      ターがある。もう相当進出してます。現在の信者数は八〇〇〇から一万人です。
      数字に対しては要注意。創価学会自体がフランスでの数字をあげずに、ヨーロッパ
      レベルでの数字をあげていますから。この数字は学会内部で最近確認したもので、
      八〇〇〇から一万は大体合っているようです。また、現在、フランスの創価学会
      内部は分裂しており、新たなるぺージを作ろうとしています。やっと方向がおかし
      いことに気づいたのです。
      それは、六〇年代から今日まで唯一人の名誉会長が支配しているせいだと、
      つまり、池田大作の介入のせいだと気づいたからなのです。
ベルナール ありがとう、ジャック。
ジャック  どうも。

 創価学会を「有害セクト」としてリストアップするフランスでは、国営テレビがここまで創価学会を鋭く検証・分析した番組を制作.放送する。だが、日本のテレビ・新聞は創価学会の膝下に屈している。
 彼らが同番組を制作するにあたって発した「なぜ、日本では有害セクトを母体とする政党が政権に入っているのか?」との問いかけは重い。
     ----------(つづく)---------217

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創価を斬る 41年目の検証-55

2020-10-28 08:39:51 | Weblog

 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
    (本文中の赤文字・下線・太線=兼ブログ主編)
・大阪都構想の住民投票、その後の政局が面白い!!
・10月12日告示、13日より期日前投票開始、11月1日開票・確定!!…さて、常勝関西票は?!!
 大阪事件=常勝関西で、池田大作の後日激励指導……
・広宣流布には
法難『三類の強敵』です。一番の強敵は時の国家権力などの僭聖増上慢です。
・先の大阪の戦いで、選挙違反で実刑を受けた人は幸せです。創価学会の戦いは、折伏も選挙も
 広宣流布の戦いなのです。
・三法律の定理で、仏法律は、世間法や国の法律より最上位なのです。
・皆さんや私が「国の権力・法難」に勝った、勝利したのです。(大拍手!!)
・また、「変毒為薬」して、選挙違反が大きな功徳となります、(大拍手!!)
 「常勝関西」の主役ともなりました。(大拍手!!)…中略…
・仏法は勝負です。幸せになりましょう!!(は~い・絶叫)、これでおしまいです。さょうなら
 又逢いましょう!!(は~い・絶叫)お父さん、お母さん大事にね…(は~い・絶叫)…毎日、
 皆さんに題目を送っていますよ(大拍手!!)…帰りは、車とケンカしないでね…(爆笑!!)
 …皆さん、コロナ?…に気をつけてね…(は~い・絶叫)
…これは、ブログ主、見ていたような(一部)真実を書く? 今、池田は廃人となり10年?


藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
    ------(P.197)---(以下、本文)-------

4. 宗教ファシズムの恐怖…カルト体質、批判拒否、敵対者攻撃
   (~概説・前掲~ 以下、創価学会のカルト性に言及した各種の論考を紹介する。)
①「巨大カルト」創価学会の危険度 /古川利明  (~以上 前掲 P.209)
② フランス国営放送ドキュメンタリー
  「創価学会--21世紀のセクト」の秀逸な内容 /乙骨正生
◆ 2の1
 ヨーロッパ、フランスでは「有害セクト=カルト」に対して官民あげての取り組みが続いている。
 その結果、日本では政権与党の一角を占める公明党の母体である創価学会の、フランスの現地組織である創価学会インタナショナル・フランスを、「有害セクト」にリストアップした国会報告が過去に三度にわたって出され、創価学会に対する正確な認識が広まっている。

 そうしたフランスでの創価学会認識の実状を象徴するのが、フランスの国営テレビ「フランス2」が、「特派員報告」という名物ドキュメンタリー番組で取り上げた創価学会特集である。この「特派員報告」という番組は、フランス社会とも関わりのある世界各国のさまざまな問題を、文字通り「特派員」が現地取材して「報告」するもので、フランス国内でも高い評価を得ている番組である。その「特派員報告」の第四一一回、平成一二年六月八日放送分で、創価学会が、「創価学会--21世紀のセクト」と題して取り上げられたのである。

  この秀逸なドキュメンタリー番組の内容は複数の週刊誌が報道したので、ご記憶の方も多いと思われるが、二〇世紀最後の年に制作・放映されたこの番組の指摘は、実際に二一世紀に入ったいま、ますます輝いていると筆者は考えている。
  そこで、この番組の制作に関わった者として、その裏話を含めて同番組の概要と、末尾の「有害セクト」創価学会の危険性を指摘した部分を、あらためて紹介してみることにしたい。
  同番組の制作スタッフから筆者のもとに番組制作についての連絡があったのは、公明党が自・自・公連立政権に参画した直後の平成一一年の暮れだった。その際、同番組制作の動機を、制作スタッフは次のように語っていた。

 「フランスでは創価学会は有害セクトと認定されている。だが、日本ではその有害セクトが母体となって作られた政党が、政権に参画したという。いったい、なぜなのか。そして創価学会の実態とはどのようなものなのか。それを知り、伝えたい」

 以後、日本での取材についてのさまざまなやりとりがあった後、平成一二年の三月末に、取材クルーの一行が来日した。来日した取材クルーは、一週間の滞在期間中、実に精力的な取材を展開した。当事者である創価学会や公明党はもちろんのこと、日蓮正宗、さらには脱会した人々や政治家、学者などへの取材を続け、相当量の取材ビデオを抱えて帰国していった。
 その後、フランス国内での取材、編集作業を終え、番組は六月八日、「創価学会--21世紀のセクト」と題して放映されたのだった。
  その「特派員報告」はこんなナレーションならびにキャス夕ーのイントロで始まっていく。

〈東京の街並み〉
〈ナレーシヨン〉創価学会-それは世界中に一二〇〇万人の信者を数え、金融、政治、宗教と多岐に渡るカルトの一大帝国だ。
〈ベルナール・ベンャミン〉皆さんこんばんは。創価学会について知っている人はあまりいないでしよう。
 世界中に 一二〇〇万人の信者を持つ日本の組織で、世界でもっとも危険で金持ちのカルトの一つとされています。莫大な不動産、パーキング、大学、発行部数六〇〇万部の日本で第三位の日刊新聞等の金融資産、そのすべてが創価学会に属し、フランスにも進出しており、影響力は増え続けています。なかでも、日本人が一番心配しているのはその政治世界での力です。創価学会の政党は有権者の一〇%に相当し、現在与党にあります。
 政治権力+プラス金融帝国+プラス思考方法の画一化+プラス秘密厳守、=イコール21世紀のカルト
 この団体をジャック・力ルドーズとイブ・ジュンクアが取材しました。

  以下、番組ではSGIフランスの元メンバーの脱会にいたるインタビューや、取材スタッフのジャックによるSGIフランスの座談会やヨーロッバの拠点であるトレッツのヨーロッパ研修所等への潜入取材など、生々しい映像が放映される。
 そこでは創価学会の信仰によって人格、人間性が破壊されていくこと、また、SGIフランスの熱心なメンバーである妻が、創価学会に批判的な父親の許から子供を隔離、子供もマインドコントロールによって、父親に会わないようになっていくケースが紹介され、最近、フランスでは「同様の事件に対し二件の判決が下りた。その二件とも、創価学会をカルトだと認定した」と紹介されている。
  舞台は一転して日本へ。創価学会本部のある東京都新宿区信濃町の様子。また、SGIの事務局が置かれた新宿区左門町の戸田記念会館の内部の様子などが紹介される。そこには池田大作SGI会長の書籍が並んでいる。こんなナレーシヨンが流れる。

〈ナレーション〉創価学会は張り巡らしたさまざまな部門を利用して売上高を上げる。創価学会インタナショナル、ここが日本、そして世界各国全体の創価学会を管理している。この帝国の金の出所は何なのか? まず信者の財務(お布施)、次に一三八力国で出版されている出版物。この棚の通りだ。一〇万余りを数える作品数。仏教を理解するためにはグルの本すべてが必要だ。全部、池田大作の著書だ。池田はグルではなく名誉会長。その方がもっと尊敬に値する。

 脱会した創価学会の元地域幹部で、創価学会被害者の会の会長などを歴任した後呂雅巳氏や税法学の第一人者である北野弘久日本大学教授へのインタビューによって、創価学会の金権体質が指摘される。その後、場面は日蓮正宗の総本山大石寺へ移り、創価学会が日蓮正宗から破門されたこと、また大石寺のある静岡県富士宮市にある創価学会の大規模墓苑富士桜墓苑を舞台に脱税の指摘があり、創価学会が修正申告したことなどが報告されている。
 続いて池田氏が平成五年一月にSGIアメリカの総会で行ったビデオや、勲章を身につけた池田氏の写真が登場。

〈ナレーシヨン〉出版物に使われている会長の写真だ。王子、皇帝、教授、哲学者…、これが信者に植え付けたい彼のイメージだ。どんな現代的なテーマに関しても演説し、権威付けている。
 決定、指導、それらはすべて池田大作から来る。

【聖教新聞内部】【池田名誉会長による始動】
〈ナレーション〉日本第三位の日刊新聞、聖教新聞のイ二シアティブをとっているのも池田だ。
 発行部数六〇〇万。大きな所得源だし、強力な布教方法だ。毎日二頁が学会の活動に当てられている。
 その池田氏率いる創価学会を母体とする公明党が政権与党の一角を占めていることを紹介。
 続いて公明党国際局長の遠藤乙彦氏へのインタビューが流れる。

〈遠藤乙彦・公明党代議士のオフィス〉
〈ナレーション〉公明党議員の一人に会った。彼の政策よりも興味があるのは唯一つ、彼にとって池田大作とは何か? ということだ。その答えには驚いた。
〈遠藤乙彦氏〉グルとは思っていません。精神的な指導者です。私に関しては、人生に関するどんなことでも相談して教えを受けられる先生です。今日、日本にはたくさん問題があります。世界中どこでもそうですが。二一世紀には、池田大作の思想、仏教に基づいた教えに耳を傾ければ、もっとよく問題を解決できるようになるでしょう。

 元公明党の東京都議会議員である龍年光氏のインタビューで、池田氏や創価学会の影響力は日本政府にも及んでいること。また、創価大学から多くの学生が輩出され、世界戦略が組まれていることなどを紹介した後、場面は再びフランスへ。
     ----------(つづく)---------214
 

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創価を斬る 41年目の検証-54

2020-10-27 08:04:40 | Weblog

 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
    (本文中の赤文字・下線・太線=兼ブログ主編)
・大阪都構想の住民投票、その後の政局が面白い!!
・10月12日告示、13日より期日前投票開始、11月1日開票・確定!!…さて、常勝関西票は?!!
・これは意外?、先日・26日の新聞(産経)、創価公明・固定票での都構想賛成が20%?
・五年前は、出口調査で…創価公明の固定票90%が反対(…常勝関西スイッチ健在だった…)!!
・大阪維新…宗教の前に人の道、関西の六小選挙区に刺客=対抗馬検討… 本気でんがな!!
・池田名誉会長 元気かしら? あのように口をうまく、うんとうんと人をごまかしてね、
 警察につかまんないようにね… 勝って、勝って、勝ちまくれ…大勝利の大阪維新だ~!!
・新コロナ騒動 第三局、米国大統領戦、大阪都構想の住民投票で池田創価公明票…が面白い!!


藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
    ------(P.197)---(以下、本文)-------

4. 宗教ファシズムの恐怖…カルト体質、批判拒否、敵対者攻撃
   (~概説・前掲~ 以下、創価学会のカルト性に言及した各種の論考を紹介する。)
①「巨大カルト」創価学会の危険度 /古川利明
 ◆ カル卜問題の本質とは何か
 ◆ 人民寺院事件でクローズアップ
 ◆ カルトの本質を「新しい形の全体主義」と定義 (~以上 前掲 P.206)
◆ カル卜の構成要件にぴたりとあてはまる
 この「アラン・ジュスト報告書」は、その後のカルト問題を研究する重要な資料にもなっているが、その中で列挙しているカルト構成要件の十項目は、次の通りである。
 ① 精神の不安定化、
 ② 法外な金銭要求、
 ③ 住み慣れた生活環境からの隔絶、
 ④ 身体的損傷、
 ⑤ 子供の囲い込み、
 ⑥ 大なり小なりの反社会的な言説、
 ⑦ 公共の秩序に対する錯乱、
 ⑧ 裁判沙汰の多さ、
 ⑨ 通常の経済回路からの逸脱、
 ⑩ 公権力に浸透しようとする企て
 この十項目に、わが国の創価学会がいかにぴったりとあてはまっているかについては、拙著『力ルトとしての創価学会=池田大作』(第三書館、二〇〇〇年)で詳細に論及しているので、興味のある方は参照していただきたい。

 特に「暴走財務」に象徴される②(=法外な金銭要求)は広く知られていることであるし、
 ⑤(=子供の囲い込み)についていえば、学会員二世、三世に、小さい頃から池田大作著の絵本やアニメを見せて、いかに池田が尊敬すべき素晴らしい人間であるかを刷り込ますといったことがあてはまる。
 ⑧(=裁判沙汰の多さ)のように訴訟を乱発して、批判意見を封じ込めようとする動きなどは、一般の人でもピンと来るだろう。--
 また、⑨の「通常の経済回路からの逸脱」とは、詐欺や脱税、裏金捻出、不法労働の類のことで、例えば、これまでルノワールの絵画購入に関して約15億円の裏金を捻出したり、初代第一庶務室長・中西治雄が、一億七千五百万円入りの金庫を竹ヤブに放置したりなど、いくらでも具体例は出てくる。
 ⑩の「公権力に浸透する企て」も、官公庁や大企業に学会員を侵入させる「総体革命」はもとより、公明党を作って、九九年以降、自・公で政権与党入りしている現状を見れば、あまり詳しい説明はいらないだろう。

◆ 巨大カル卜の危険
 仏下院の調査委は99年、アラン・ジュスト報告書よりさらに一歩、奥へ突っ込んだ『セクトと金』と題する報告書(ジャック・ギュイヤール報告書)をまとめている。
 ここでは、フランスの創価学会が、「エホバの証人、サイエントロジー教会に次いで、三番目にリッチなセクトである」と指摘。具体的には、フランス創価学会の年間収入は一千四百万フラン(一フラン=一六円で換算して二億二千四百万円、以下同じ)からに二千万フラン(三億二千万円)、また、土地や建物などの総資産は、帳簿上、はっきりとした記載があるもので、九七年一二月末現在で二億四千一六〇万フラン(三八億六千五百六〇万円)である、と明らかにしている。

  報告書では、こうした詳しい事実を列挙したうえで、国民に警戒を呼びかけているのだが、力ルト問題の本質的かつ最も重要なところは、こうしたふんだんな資金量を誇り、それをバックに国家権力をも乗っ取りかねない「巨大カルト」の存在なのである。
  そして、日本に目を戻すと、九九年以降、「公明党=創価学会」がコウモリのごとく政権与党入りしたことで、自衛隊海外派兵法(=新ガイドライン関連法)、盗聴.電子メール強奪法(=通信傍受法)、個人情報強奪・住基ネット法(=改正住基法)が一挙に成立し、さらには池田大作保護・言論弾圧法(=個人情報保護法)の制定に象徴される、デモクラシーの命脈を一挙に断ち切る重要法案が、次々と成立していく動きを見れば、こうした巨大カルトが、国家権力の中枢に入り込んでしまったことが、いかに危険であるかが、よくわかるだろう。

公明党創立が「カルト化」の出発点
 カルト問題の根源には、近代デモクラシーの成立と不可分なものがある。
  そもそも、近代デモクラシーの出発点とは、絶対王権と結びついていたカトリックの権威を否定する中で、人権やリベラリズム、民主主義という思想が生まれてきた。見方を変えれば、「俗」そのものである、政治の世界にまるごと関わっていた中世のカトリックとは、まさに「カルト」そのものだったわけである
  近代以降、民主主義体制を形作っていくには、こうした宗教の政治介入をいかに引き離していくか、という気の遠くなるような作業の橾り返しだったともいえる。つまり、近代デモクラシーの確立とは、「脱カルト化」の歴史といってもよい。

  その意味では、宗教団体として出発したはずの創価学会が、「カルト化」の道をはっきりと踏み出したのは、一九六四(昭和三九)年、池田大作が公明党を創立し衆院進出の方針を打ち出したこと、つまり、「体制権力」を乗っ取ることをはっきりと宣言した時点と捉えていいのではないか、と私は考えている。
  それゆえ、特に「巨大カルト」が政権与党人りしているわが国の場合、国民世論はもちろん、国会審議の場においても、デモクラシーの根源から、もっと厳しい批判がなされてしかるべきたし、また、それなくしては「日本の再民主化」はありえない、と敢えて断言しておく。

     ----------(つづく)---------209

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