○これが創価学会だ…元幹部たちの告白…植村左内…あやみ出版社…S45.2.10(1970)
────────────◇───────────◇────────(以下、援用)
中村君の日記から I
〈組員・組長時代〉
◆信心指導
○月X日─。
まず信じることが第一だという。卸本尊の力を絶対だと信じれば、すべてが思いどおりに進んで
いくという。誰だって信心が判っている人はいないと、地区部長が指導してくれた。信心は理解で
はなくて、心から信じることだ。読んで字のごとし。そのとおりなのかも知れない。
信じて朝晚三べんの題目をあげれば、日常生活が思うままに楽しく過せるという。題目をあげる
のがいやなら、御本尊さまを持っているだけでも功徳があるというが本当だろうか。三ヵ月経った
が別に変りはない。折伏してくれた時、班長が「必ず三ヵ月以内に初信の功徳がある」といったが、
初信の功徳とはいったいどんなものだろう。
「それは、あなたがせっかく手にした幸福製造機を、そのまま飾りものにしておいたから、だから
────────────────改頁──────40
功徳がないんですよ。たとえばあなたが電気洗濯機を買った時、そのコードをコンセントにつなが
なかったら、洗濯機は動かないでしょう。それと同じで、せっかくの幸福製造機がその役目を果た
さないわけです。
御本尊さまを護持して、私だってこんなに幸せになれたし、学会員みんなが幸せになっているん
だから、あなただって幸せになれる。功徳はいくらでも貰い放題なんだから、功徳の出るような信
心をしていこうよ。それには朝晚の勤行をして、学会の組織につくことです。末法の信心には血脈
が大事なんだから、やはり組織から離れていたんでは功徳が出ない。そういうことになっているん
です。今までやっていたんだから、もう一息頑張ろうよね」
本当にそうしたものだろうか。畳のすり切れた六畳間に、親子五人が生活している班長さんが、
なぜ幸せなんだろうか。
◆班座談会
○月×日─。
きょうは班座談会に出てみた。班長さんの家が狭くて使えないので、班座談会は班担さんの家で
開かれた。定刻七時だというのにまだ六人しか集まつていない。
班長さんと班担さんはご夫婦のように仲が良い。過日、旅館から出てくる二人を見かけたという、あの噂は本当かも知れない。地区部長さんや地区担さんが、ほかの班座(班座談会の略)に出席した
────────────────改頁──────41
ので、担当幹部として男子部の隊長さんが、来てくれた。まだ十八歳のこの隊長さんは、入信して
から三年目だという。うちの班長さんは入信十年になるというから、仏法は勝負だということは本
当だろう。五十年配の班長さんが、このぴちぴちした青年部の隊長さんにぺこぺこしている。よそ
の奥さんと旅館通いをして、おたがいにあつあつだから、いつになつても地区部長になれないとい
う話である。
やり方さえうまければ、結構どんどん偉くなつている人もあるというから、うちの班長さんは、
やり方がへただということになる。しかし変な話だ。信心していながら浮気しているということは、
何時になったら班長さんは〝人問革命〟するんだろうか。
「班長にもなれないようなご亭主と、班担にもなれないような奥さんをもった、そうしたカップル
同志は、仏法律からいくと、当然結ばれる宿命にある」
そう組長さんがいっていたが、まだ信心初歩の私には理解できない。理解できなくとも、そう信
じれば良いことだろう。
学会歌は実に素晴しかった。心が浮き浮きする。また座訣会に出席して、はやく歌えるようにな
りたい。
隊長さんも素晴しい。あの若さで独身で、それでいて、結婚後六年も経つという夫婦問題のトラ
ブルを指導していた。
「信心にそれほど反対するご主人が、たとえ社会的には会社の重役であっても、それは可の価直も
────────────────改頁──────42
ない。この世の中はすべて価値か反価値かである。たとえその身が乞食であっても、御本尊さまを
護持している人間のほうが、はるかにあなたのご主人より価値的である。
しっかり題目をあげて心を决めなさい。子どもの二人や三人どうにでもなる。御本尊さまをえら
ぶか、ご主人をえらぶか、どちらかにしなさい」
十八歳とは思えない激しいロ調の指導である。御本尊さまはそんなに大したものだったのか。し
っかり信心しょう。
◆初めての折伏
○月×日─。
末法は自行化他の信心だから、折伏しなければ功徳がない。支部長さんが地区座談会でそう話し
ていた。学会の信心は、功徳、功徳といっているが、どこまでいったら功徳が貰えるのか。先の見
当がつかない。もうやめてしまいたい。
「あなたがようやく勤行もできるようになつたし、座談会へも出られるようになつたから、あなた
に信心をさせまいとする力が働いているのよ。それは三障四魔といって、この学会の教えが正法だ
から、あなたを幸福にさせまいとする魔の働きが、あなたの心を迷わせているのよ。だから、やる
ぞ、と、そう腹を決めてしっかり題目をあげてごらんなさい。そうしたら、そんな魔なんか一ペん
で吹き飛んでしまうから」
────────────────改頁──────43
婦人部長さんのようにこう優しく指導されると弱い。どうせここまでやったんだから、ひとつ折
伏してやろう。きっと功徳が貰えるだろう。
御本尊さまに「折伏させて下さい」そうお願いすることが最高の祈りだというが、そう願って折
伏すると、宿命打開をして幸せになるというが、信じることだ。
「仏壇に先祖の戒名を祭って、これを拝んでいるなんてとんでもない。気狂いや、てんかんで死ん
だ祖先を拝むから、ろくなことにならない。末法の御本仏日蓮大聖人さまだ、そのお生命が御本尊
さまだから、御本尊さまを拝まなければいけない」
班長さんから教えて貰った感応妙というやつを、一発やったら、相手から、
「うちの先祖には、てんかんや気狂いはいない。学会員はみんな先袓に気狂いやてんかんを持って
いるから、だから得体の知れない紙きれを拝むんだろう」
と、逆襲された。折伏は難かしい。
────────────────◇────────────(引用ここまで、つづく)
◆座談会と折伏
今回も懐かしいですねぇ‥‥恥ずかしいですねぇ‥‥
御本尊様は〝幸福製造機〟、その電源コードをコンセントに接続‥これは、池田でなくて戸田二代会長の表現でしたね。この〝幸福製造機〟昭和40年代まで盛んに使われていましたねぇ‥当時は〝ドラエモン〟の漫画なかったはずですねぇ‥御本尊様が何故〝幸福製造機〟なのか??‥、その証拠はあるのか??‥その視点がないのですねぇ‥疑わないというのは、愚かですねぇ‥しかし、幸せでしたんですねぇ‥〝ドラエモン〟の〝のびた〟のように‥‥。
私自身は、折伏の成果―御本尊送り(下附願の紹介者)には、一件もなっていません。折伏(座談会の出席者や、職場・地方折伏、母等の親族)はしたが‥他人への功徳・罰の責任を自分が負うかも知れない‥その怖さですかねぇ‥
〝疑わざるを信というなり〟‥あれだけ〝はまっていた〟ときでも‥心底に疑いがあった‥のですかねぇ‥
〝心は、コロコロ変わる〟から心という‥これは、小学六年卒業のとき、学級担任の言葉でした。
名前は〝ど忘れ〟していますが、イケメンの面影が浮かびます。
昔から人は勿論、学問・教育・音楽・絵画・芝居‥なんでも、その思いは〝コロコロ変わる〟ん
ですねぇ‥
(誤字・脱字、文法無視、パクリ・援用・重複・勝手編集も‥笑って♪♪‥許して♪♪‥)
────────────◇───────────◇────────(以下、援用)
中村君の日記から I
〈組員・組長時代〉
◆信心指導
○月X日─。
まず信じることが第一だという。卸本尊の力を絶対だと信じれば、すべてが思いどおりに進んで
いくという。誰だって信心が判っている人はいないと、地区部長が指導してくれた。信心は理解で
はなくて、心から信じることだ。読んで字のごとし。そのとおりなのかも知れない。
信じて朝晚三べんの題目をあげれば、日常生活が思うままに楽しく過せるという。題目をあげる
のがいやなら、御本尊さまを持っているだけでも功徳があるというが本当だろうか。三ヵ月経った
が別に変りはない。折伏してくれた時、班長が「必ず三ヵ月以内に初信の功徳がある」といったが、
初信の功徳とはいったいどんなものだろう。
「それは、あなたがせっかく手にした幸福製造機を、そのまま飾りものにしておいたから、だから
────────────────改頁──────40
功徳がないんですよ。たとえばあなたが電気洗濯機を買った時、そのコードをコンセントにつなが
なかったら、洗濯機は動かないでしょう。それと同じで、せっかくの幸福製造機がその役目を果た
さないわけです。
御本尊さまを護持して、私だってこんなに幸せになれたし、学会員みんなが幸せになっているん
だから、あなただって幸せになれる。功徳はいくらでも貰い放題なんだから、功徳の出るような信
心をしていこうよ。それには朝晚の勤行をして、学会の組織につくことです。末法の信心には血脈
が大事なんだから、やはり組織から離れていたんでは功徳が出ない。そういうことになっているん
です。今までやっていたんだから、もう一息頑張ろうよね」
本当にそうしたものだろうか。畳のすり切れた六畳間に、親子五人が生活している班長さんが、
なぜ幸せなんだろうか。
◆班座談会
○月×日─。
きょうは班座談会に出てみた。班長さんの家が狭くて使えないので、班座談会は班担さんの家で
開かれた。定刻七時だというのにまだ六人しか集まつていない。
班長さんと班担さんはご夫婦のように仲が良い。過日、旅館から出てくる二人を見かけたという、あの噂は本当かも知れない。地区部長さんや地区担さんが、ほかの班座(班座談会の略)に出席した
────────────────改頁──────41
ので、担当幹部として男子部の隊長さんが、来てくれた。まだ十八歳のこの隊長さんは、入信して
から三年目だという。うちの班長さんは入信十年になるというから、仏法は勝負だということは本
当だろう。五十年配の班長さんが、このぴちぴちした青年部の隊長さんにぺこぺこしている。よそ
の奥さんと旅館通いをして、おたがいにあつあつだから、いつになつても地区部長になれないとい
う話である。
やり方さえうまければ、結構どんどん偉くなつている人もあるというから、うちの班長さんは、
やり方がへただということになる。しかし変な話だ。信心していながら浮気しているということは、
何時になったら班長さんは〝人問革命〟するんだろうか。
「班長にもなれないようなご亭主と、班担にもなれないような奥さんをもった、そうしたカップル
同志は、仏法律からいくと、当然結ばれる宿命にある」
そう組長さんがいっていたが、まだ信心初歩の私には理解できない。理解できなくとも、そう信
じれば良いことだろう。
学会歌は実に素晴しかった。心が浮き浮きする。また座訣会に出席して、はやく歌えるようにな
りたい。
隊長さんも素晴しい。あの若さで独身で、それでいて、結婚後六年も経つという夫婦問題のトラ
ブルを指導していた。
「信心にそれほど反対するご主人が、たとえ社会的には会社の重役であっても、それは可の価直も
────────────────改頁──────42
ない。この世の中はすべて価値か反価値かである。たとえその身が乞食であっても、御本尊さまを
護持している人間のほうが、はるかにあなたのご主人より価値的である。
しっかり題目をあげて心を决めなさい。子どもの二人や三人どうにでもなる。御本尊さまをえら
ぶか、ご主人をえらぶか、どちらかにしなさい」
十八歳とは思えない激しいロ調の指導である。御本尊さまはそんなに大したものだったのか。し
っかり信心しょう。
◆初めての折伏
○月×日─。
末法は自行化他の信心だから、折伏しなければ功徳がない。支部長さんが地区座談会でそう話し
ていた。学会の信心は、功徳、功徳といっているが、どこまでいったら功徳が貰えるのか。先の見
当がつかない。もうやめてしまいたい。
「あなたがようやく勤行もできるようになつたし、座談会へも出られるようになつたから、あなた
に信心をさせまいとする力が働いているのよ。それは三障四魔といって、この学会の教えが正法だ
から、あなたを幸福にさせまいとする魔の働きが、あなたの心を迷わせているのよ。だから、やる
ぞ、と、そう腹を決めてしっかり題目をあげてごらんなさい。そうしたら、そんな魔なんか一ペん
で吹き飛んでしまうから」
────────────────改頁──────43
婦人部長さんのようにこう優しく指導されると弱い。どうせここまでやったんだから、ひとつ折
伏してやろう。きっと功徳が貰えるだろう。
御本尊さまに「折伏させて下さい」そうお願いすることが最高の祈りだというが、そう願って折
伏すると、宿命打開をして幸せになるというが、信じることだ。
「仏壇に先祖の戒名を祭って、これを拝んでいるなんてとんでもない。気狂いや、てんかんで死ん
だ祖先を拝むから、ろくなことにならない。末法の御本仏日蓮大聖人さまだ、そのお生命が御本尊
さまだから、御本尊さまを拝まなければいけない」
班長さんから教えて貰った感応妙というやつを、一発やったら、相手から、
「うちの先祖には、てんかんや気狂いはいない。学会員はみんな先袓に気狂いやてんかんを持って
いるから、だから得体の知れない紙きれを拝むんだろう」
と、逆襲された。折伏は難かしい。
────────────────◇────────────(引用ここまで、つづく)
◆座談会と折伏
今回も懐かしいですねぇ‥‥恥ずかしいですねぇ‥‥
御本尊様は〝幸福製造機〟、その電源コードをコンセントに接続‥これは、池田でなくて戸田二代会長の表現でしたね。この〝幸福製造機〟昭和40年代まで盛んに使われていましたねぇ‥当時は〝ドラエモン〟の漫画なかったはずですねぇ‥御本尊様が何故〝幸福製造機〟なのか??‥、その証拠はあるのか??‥その視点がないのですねぇ‥疑わないというのは、愚かですねぇ‥しかし、幸せでしたんですねぇ‥〝ドラエモン〟の〝のびた〟のように‥‥。
私自身は、折伏の成果―御本尊送り(下附願の紹介者)には、一件もなっていません。折伏(座談会の出席者や、職場・地方折伏、母等の親族)はしたが‥他人への功徳・罰の責任を自分が負うかも知れない‥その怖さですかねぇ‥
〝疑わざるを信というなり〟‥あれだけ〝はまっていた〟ときでも‥心底に疑いがあった‥のですかねぇ‥
〝心は、コロコロ変わる〟から心という‥これは、小学六年卒業のとき、学級担任の言葉でした。
名前は〝ど忘れ〟していますが、イケメンの面影が浮かびます。
昔から人は勿論、学問・教育・音楽・絵画・芝居‥なんでも、その思いは〝コロコロ変わる〟ん
ですねぇ‥
(誤字・脱字、文法無視、パクリ・援用・重複・勝手編集も‥笑って♪♪‥許して♪♪‥)