秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

思い出が沈むワンド。

2009年05月10日 10時06分43秒 | Weblog
八条大橋から見た嵐山方面の風景です。

西側に小さなワンドがあって、子供の頃よく釣りにきたもんです。
(ワンドは川の入り江で水のよどんだ部分。)

釣りだけじゃなくて、「もんどり」を仕掛けておくと小鮒やタナゴが収穫できました。

「もんどり」、というのは透明なプラスチック容器の片方が魚の出入り口になって
いて、容器の中に糠等の集魚剤を入れて、水中に仕掛けておいて引き上げる仕組みになっています。

くびれた部分に紐を括り、容器に水を入れて投げ込んだりするのですが、同級生の
「コーチン」に貸してやったら、紐を持たずに投げ込みやがった・・・。

当然回収不能。責任を感じた「コーチン」は裸になってワンドに飛び込んだけど、
発見できませんでした。

あのワンドには私と「コーチン」の思い出の「もんどり」が沈んでおります・・。


最近のマッサージ機ときたら。

2009年05月08日 19時44分13秒 | Weblog
今日は久々に「やまとの湯」で体に「ゆのし」をかけてきました。
風呂上がりに一杯、と言いたいとこですが、仕事前のため、ぐっと
ガマン。代わりにマッサージ機でリフレッシュ。

しかし最近のマッサージ機はドンドン進化してますね。

背中や腰以外にもフクロハギ、足裏、腕までいっぺんに揉んでくれます。

おまけに音声まで…。
ボリュームが小さくて良く聞こえなかったけど、
女性の声で何か言ってはりましたョ。

「どう?気持ちいい?もすこし強めがいいかしら?」
なんてコトは言って無いとは思うけど…。

マッサージ機も出始めた頃はただローリングと叩き
だけだった事を思えば格段の進歩を遂げてますね。

どこだったか忘れたけど、旅先の銭湯で発売当初の
マッサージ機と再会したコトがありました。
使用料は10円か20円だったと思います。

ビニールレザーが所々破れており、ケナゲさに感動して、駆け寄って
抱きしめてやりたくなりましたね。
(実際に抱きしめてたら病院送りですけど)

体はリセット完了!でもまだお客様は来ないぞ、ってたら来客だ、頑張っていきます!

キリンビール工場跡

2009年05月07日 17時14分39秒 | 京都非観光迷所案内
いつの間にかJRの桂川駅が出来てました、私に断りも無く…。

今日は雨だからJRと阪急を乗り継いで店へ向かってます。

このJR桂川駅の横に以前あったのがキリンビール工場。

確かビアガーデンも隣接してたと思います。
大きな庭園があって、広々として気持ちが良かったなァ…。

また、春には工場の一般見学もあって、生ビールを
シコタマ飲みましたネ。

焼酎と発泡酒に押され気味の生ビールだけど、
仕事終わった生ビールの一杯は明日への活力になりますよね。
(ウチはアサヒビールですけど…。)

オバァのキムチ。

2009年05月05日 09時36分46秒 | グルメなのか?
ウチのマンションのオーナーは本業は「引き染や」さんなんですけど、副業で
飲食店も経営されてます。

もともとアトリエの地染めをお願いしていた関係なのですが、今では大家兼飲食店
の先輩として、いろいろアドバイスいただいています。

その先輩からゼッタイ美味い!!と内緒で教えてもらったのがこのキムチ。

辛さはさほどでは無いんですけど、味が深い・・・。

スーパーで買う値より3倍ほど高い価格ですが、やはり美味いもんだから、
早くも人気の一品になっています。

「すがいの豆腐」「郡上の瓜糟漬け」「大原の野卵」。仕入れ価格が高くて大変
ですけど、フランチャイズ店じゃないし、ここはコダワルしかないか・・・・。


京都の「賽の河原」

2009年05月04日 09時06分00秒 | 京都非観光迷所案内
「ひとつ積んでは父のため~」と、幼子が積んだ河原の石を無情にも突き崩す鬼たち。

そんな光景がくり広げられる「賽の河原」。と、いえば青森県の恐山を思い浮かべ
ますが、イニシエの京にも「賽の河原」はありました。

場所は西大路四条の「西院」。さいの河原→さいかわら→さいいん、なんて無理な
こじつけじゃないんですけどね。

西院と呼ばれるのはかつて「淳和天皇」の離宮「淳和院」がこの地にあり、皇居の
西に位置したので「西院」の名がついたそうです。

では、どうして「賽の河原」と呼ばれるようになったのか?

それは平安時代にこの辺りは埋葬の地で、近くを流れていた「佐比川」は荒涼と
した河原でした。ために「地蔵和賛」に語られる「賽の河原」が、この地である、
と信じられていた、と「京都の地名検証」(勉誠出版)に書かれています。

その名残を残すのが、この「高山寺」です。

「佐比川」は今ではその姿の片鱗も残していませんが、今でも京都の地下には
数多くの川が流れています。

また機会があればボチボチ紹介していきたいと思ってます。(確約はできないけど)

カサブランカ柄の小紋です。

2009年05月03日 07時53分12秒 | 着物話
これはまだ製作途中です。(この後地染めの工程に入ります。色は黒。)

一般販売する予定はまだ未定ですが、清水のあるお店で試験的に発表するつもりです。

小紋といえば捺染がほとんどですが、これは手挿(手描き)で仕上げています。

個性的な色と柄ですから、もしかしたら市場に出ることは無いかも?

ところで昨日は前回の催事でご一緒した悉皆の職人さんが手描き職人さんを伴って
来店してくださいました。

7時過ぎに来られたんですけど、ちょうど団体さんで店は満席状態で入店が叶わず、
他の店で時間つぶしをさせてしまい申し訳ないことでした。

その団体さん、予約なしで来られたのですが、野球の試合帰り。

スタミナ焼きソバ(焼き肉入りで人気メニュー)5人前、とか飛騨牛焼き飯5人前
とか、一気に注文が入るもんで、厨房を一人で賄うワタクシはテンテコ舞い。

気持ちの良い飲みっぷり、食べっぷりでした。ありがとうございました。

その後、悉皆の職人さんたちが再来店してくださり、4人で業界話で夜はふけて
いったのでありました。

今日はプレオープニングに来れなかった高校時代の悪友4人(かな?)が来店します。

このメンバー、20代にはよく一緒に飲み歩いた仲間です。

居酒屋でビールを注文するときは、常に10本単位。その後馴染みのスナックへ
流れていくのですが、4人でヘネシー5本空けたこともあったっけ。

なにも知らない同窓生の一人が参加したことがあったけど、帰りぎわに

「お前らとは、二度と飲みにいかん!!」、と捨て台詞を残して去っていきました。

たしかにあんな飲みかたにはついていけんわな。

生ビールの樽、追加しとけば良かったかも・・・・・。




商店の無い商店街

2009年05月02日 08時52分58秒 | 京都商店街巡り
いや、商店がまったく無いってわけじゃないんですけどね。

地方の駅前で見かける「シャッター街」でもなくて、最初からほとんど商店が
存在しない・・・。

この桂商店街(と、一応呼ばせてもらいます)、阪急桂駅東口から真っ直ぐ東西
へ伸びる道路と東につきあたった南北の通りをさすようです。

南北の通りには商店が飛び飛びに存在しますが、東西の通りはほとんど住宅街。
でも商店街の表示。よく分かりませんけど、表示疑惑にはならないし、まぁいいか。

疑惑、といえば「漢字検定」で問題になった「○ーク」のビルが、確か西口に
あったはず。このビルの屋上ビアガーデンで高校生の頃バイトしてました。


昨日の「鶏ちゃん」は11時ころまで満席(と、いっても10人強で満席なんですけどね)
久しぶりに再会した旧友ともゆっくり話しが出来ず、申し訳ないことでした。
今度また、もう一人の旧友と連れ立ってくるわ、と言いながら栗東まで帰って
いきました。

来店の皆様に感謝です。

これが「鶏ちゃん」です。

2009年05月01日 09時13分19秒 | グルメなのか?
郡上八幡の人意外には馴染みのない「鶏ちゃん」。

振り仮名をつけないと、ほとんどの人が「とりちゃん」と読んじゃいますけど、
正式名は「けいちゃん」です。

郡上の地鶏「古地鶏」と野菜を鉄板で焼いて、特性漬けダレでいただく、シンプル
な郷土料理ですが、京都で食べられるのは、この「鶏ちゃん」桂店だけです。

地鶏と聞くと、なんだか硬い肉を想像しますが、この古地鶏はジューシーで柔らかくて、
噛むほどに口中に旨味が増してきます。

(でも原価が高いんですよね。普通の鶏肉を使用してもエエやん、という声も
あるけど、ここはこだわりたい)

こだわり、といえば「すがい」の冷奴。

これもスーパーの特売で販売されている豆腐に比べると4~5倍の値段だけど、
この店の豆腐にほれ込んでいるから、メニューから外すわけにはいきません。

そして〆は大原の平飼い「野玉子かけご飯」。特性醤油をかけてどうぞ。
添えてる漬物は「平野酒造大吟醸糟漬け」(これもかなり割り高なんですよ~)

桂でそんな原価の高い材料使っても、意味ないよ、とも言われたけど、いいんです。

コストを抑えることも大事ですけど、自分で納得した食材を提供したいから、
この「鶏ちゃん」を引き継いだわけだし。

ちっぽけな店ですけど、よかったら立ち寄ってみてね。「ブログを見たよ」、って
言ってくださった方にはナニか一品サービスさせてもらいます~!!!

ところで本日、やっと抜けてた前歯が完成。これで間抜け面ともオサバラです。
(間抜けな性格は直りませんケド・・・)

「鶏ちゃん」桂店は阪急桂駅東口を降りますと、目の前はバスロータリー。
その向こうに「7イレブン」があります。その横の道を入って一筋目を越えた右側です。

営業時間は5時~12時。定休日はただいま考え中。tel 075-393-1011