秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

廃屋的?居酒屋。

2009年05月21日 19時36分33秒 | 旅ゆけば
廃屋ってのは大変失礼ですね。敬愛を込めた呼び方と思っていただければ・・。

今日は4時に終了したもんで、「日和山公園」まで歩いてみました。帰り道は
行き道と違うコース(これは散策の基本?)でホテルへ帰還。

飲み屋街の外れで見つけたこのお店、惹かれるモノがあったけど、今日は石巻最終日、
冷蔵庫に残った食材を胃袋に収納しなくてはなりませぬ。入店は断念。

今回も夜の外食はナシ。明日は京都に帰れるゾ!

仕事もしてますョ。

2009年05月21日 07時00分56秒 | 着物話
ここ3,4日自分のブログを見てたら、なんだか石巻をブラブラしているオヤジの
ヨタ話みたいですな。まぁ京都に居ても大した差はありませんけどね。

一応?9時~5時までは催事会場にて着物の製作工程のお話をしたり、コーディネイト
をいたしております。(最近ではほとんどお仕事しない日もたまにあるけど・・・。)

季節がらこの時期は単衣や、紗(写真は紗合わせ)の話がよく話題にのぼります。

たとえば紗合わせは、いったい、いつからいつまで着て良いものか?

本来は、ごく短い時期のものですが、最近ではその期間は少しづつ長くなっている
ようです。先日5月半ばというのに紗合わせを着た女優さんがテレビに登場していたそうです。

それはどうかなぁ、と思うけど、どんどん温暖化が進む一方、空調設備も今と昔
ではずいぶん変わってきています。

また、北海道と九州では気温もまったく違いますから、余り頑迷に風習に囚われず、
周りの人たちからヒンシュクをかわない程度の着こなしでよいのでは?と私、思います。

真夏に紗の着物姿の女性とすれ違うと、なんだか涼風が通り過ぎた気になるのは
ワタクシだけではないはず。


ところで「鶏ちゃん」、私が居なくてもなかなか賑っているようです。店主が一週間
も留守にしてるとインフルエンザに感染したのか?なんて風評が出ないか心配した
けど、まずは一安心。

本日の廃屋。

2009年05月20日 06時51分41秒 | 路地と廃屋
日本全国いろいろ漂ってますけど、名所旧跡を尋ねる時間的余裕はあまりありません。

でも廃屋と路地だけはしっかり探索してます。

この家は石巻駅近辺で遭遇しました。廃屋と呼ぶにはギリギリの線ですね。

手入れすればまだ2~3年は住めそうだけど、二階のクーラー室外機の錆び具合が
いい味だしてます。




朝の石巻散策。

2009年05月19日 07時05分34秒 | 旅ゆけば
朝のテレビはどのチャンネルも新型インフルエンザの話ばかり。

私からすれば、インフルエンザよりマスコミの異常な過熱報道のほうが怖い・・。

注意を促す程度で良いものを、まるで地球破滅のウィルスが蔓延しているかのような
報道はいかがなもんでしょうね。経済に与える打撃など、マスコミにとっては
関係ないですから、いくらでも煽れるんでしょうけどね。

てな話はおいといて。

こっち(石巻)に来てから、すっかり朝型生活に戻ったワタクシ、今朝も5時過ぎ
に起床。窓から差し込む朝日が心地よくて6時から石巻の街を散策。

一時間ほど歩いてみたけど、これといって見るトコも無く、コンビニで朝食用の
サラダを買ってホテルに帰ってまいりやした。

写真は川沿いの公園から見える「石ノ森萬画館」です。

今回のホテル。

2009年05月18日 07時24分15秒 | 旅ゆけば
「アットホームなビジネスホテル マイルーム石巻」。

ん~、アットホームの意味を再考しなくては・・・。アパートタイプがアットホーム
とすれば間違いではないけど・・・・。

見た目はアパートだけど、毎日部屋の清掃をやってくれるから、ウイークリー
マンションではナイ。

廊下や室内の一部が板張りって所が一応ホテルの形態になるのかも。

昨夜の夕食は駅前の大型スーパー(地図にはビブレと書かれていたけど、どうやら
経営が代わっているようです。店のスタッフはピンクビルって言ってました。そこで
買い物。売り場はそこそこ広いけど、お客はまばら・・。)

レジも夕飯時というのに2台しか機能していません。(その2台も待ち客無し)

当然品揃えも良くありませんけど、他に店がないもんなぁ・・・。

かといって、駅前の○笑や庄○で食べる気にもならないし。

催事旅で地方都市を巡っていると、小泉さんの地方切捨て政策の現状をヒシヒシ
感じますね。まぁ原因はそれだけじゃ無いと思いますけど。

ところで、昨日の買い物で珍しい一品を購入。それは花美の惣菜「サラダ寒天」。

一見卵豆腐に野菜を混ぜこんだシロモノですが、味付けはスイーツ。

酒のアテにはならないし、ご飯のオカズにも無理があるし・・。デザートとしても
中途半端。捨てるには忍びないから冷蔵庫で保存中。

今朝の石巻駅周辺。

2009年05月17日 07時38分01秒 | 旅ゆけば
今回のホテルは朝食付きではありません。

ここしばらく夜型の生活が続いてますが、それでも遅めの朝食は欠かさないワタクシ
ですから、雨の中、徒歩5分強の駅前へ。

昨日の夕方に駅周辺を散策しておいたので、おおよその雰囲気はつかんでました
けど、朝食がとれるような店は皆無です。

喫茶店はもちろん、マグド系や吉牛系のファストフード店も、なぁ~んも無し。

コンビニが一軒駅の向こうに見えるけど、傘をさして歩くのも面倒だし、駅中の
販売所でサラダ&パンを購入してUターン。

昨日のJR快速の乗客も手前の「松島」でほどんど下車していましたから、観光客も
当て込めないし、仕方ないですね・・・・・。

これではイカン、と市が一念発起したのかどうかはワカランけど、出来上がったの
が「石ノ森萬画館」。

そういえば昨日もサイボーグ009が一面に描かれた電車とすれ違いましたね。

現在は「赤塚不二夫展」を開催中ですが、駐車場のないテーマパークにどれくらい
の集客が望めるのでしょうね。

駅からマンガロード経由で徒歩12分と書いてあるけど、そのマンガロード自体
シャッターロード化してますから・・・・。

やはり、こういった町おこしイベントは、住民が中心でないと「仏造って」の
無駄金使いになるのかも知れません。

そういえば、根室の立派なテーマパークもゲームセンター化していて、お客も
ほとんど見かけなかったなぁ。

なんて石巻市の心配するより今日の催事の集客を心配せねば・・・。
(昨夜の「鶏ちゃん」の集客もどうだったんだろ?後でメールで確認しよう)

好きやね~こんな店。

2009年05月16日 19時29分16秒 | 旅ゆけば
って、ドコやねん。

実は宮城県石巻市。

京都に居るハズの私がナゼに石巻市?

突然の話じゃなくて以前から決まっていた催事なんですけどね。


京都の自宅を出たのが9時前。石巻到着が3時過ぎ。

遠いわ…。

いつもなら文庫本を一冊読み切るのにちょうどの時間
ですが、今回は何も持たずに出発。

と、いうのもずーっと休み無しで寝不足気味。

しっかり車中で睡眠補給。

ところで、この間「鶏ちゃん」は休業?

いえいえ、強力なバイトが入ってくれてます。

私が居ないほうが売上あったりして

深夜の帰り道。

2009年05月15日 09時15分04秒 | Weblog
営業終了後の帰りはほとんどタクシーを利用していますが、たまに夜風に吹かれて
帰ろうか、なんて夜もあります。

自転車を押しながらブラブラ歩いて、約20分。

相方は途中で「疲れた・・・。先に帰る・・・。」と言ってワタクシを置き去りに
して自転車で帰ってしまいますけど。

夜中にフラフラ怪しげ?な中年男が歩いていると、職務質問を受けそうなもんだけど、
今のところまだ未経験です。

「警察24時スペシャル」みたいな番組で撮影されたりして・・・。

「深夜国道を一人で歩く男。職務質問をしようと呼びとめられた男はいきなり
手にもったバッグから一枚の紙をとりだした!!」

「なんとその手には自分の店のサービス券が握られていた。警官にサービス券を
渡すと男は深夜の闇に消えていった・・・。」なんてね・・・。

友禅中興の祖。

2009年05月14日 11時02分07秒 | 着物話
暇をみつけては「宮崎友禅斎」を追いかけていますが、相変わらず、というか
探せば探すほど迷宮の森に迷いこんでいきます。

文字だけでも友禅、友泉、祐仙、幽禅etc,etc・・・・。

大正年間に友禅斎の研究書は数冊出版されていますが、出生地等も諸説あって
結局謎は解かれていません。

まぁ、急ぐことも無いし、ボチボチいきますか。

京友禅といえば「友禅斎」と、もう一人忘れてならない人が「広瀬治助」。

この方は明治(生まれは幕末)に活躍されたもんで資料は沢山残されています。

友禅染めといえば、今でも筆や刷毛を使った手描き(手挿し)が本流ですが、
刷り(写し)友禅の開発によって飛躍的発展をとげたと言っても過言ではありません。

その「写し友禅」を発明開発されたのが「広瀬治助」です。

治助さんは「挿し友禅」の名人としても京の老舗店で活躍されていましたが、
科学染料の色使いに魅了され、やがて老舗店と意見の相違から店を飛び出し、
独自の研究を重ね、ついに「写し友禅」を完成させたのであります。

かなり豪放磊落な人で、支払い日には壺に入れた金を玄関に置いておき、集金人
は勝手にその壺に手を突っ込んで金を持ち帰ったそうです。

また、鴛鴦の注文を受けた際には庭に泉水を掘り、鴛鴦を三番い放ち観察するほど
の研究熱心な人だったとか。

「片羽刷毛」も治助さんが考案されたとは、ワタクシ知りませんでした。

繊細な暈し(ぼかし)に使用するこの刷毛、手描き職人には必要不可欠な道具です。

豪放な性格が祟って晩年は莫大な借金を残されたそうですが、治助さんの考案
された「片羽刷毛」は今でも染色の仕事場で活躍しています。

(写真は平刷毛と丸刷毛)