秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

ヌートリア発見。

2009年07月16日 08時40分14秒 | Weblog
先日、いつものように自転車で八条大橋を横断していると、西詰めで親子三人が
川面にむかってさかんにシャメを撮ってました。

まさか、「ボク、ドザエモン?」

と、その先を見たら、なんと子犬ほどの生物が気持ち良さゲに回遊されてました。

あ、アレ何て名だっけ?なんとかヌードル、はカップ麺だし、チュートリアル?
そら漫才師やがな。でも何と無く似てるし・・・。そうだヌートリアだ!!

日本に帰化している、という話は知ってたけど、昼日中、そんなに堂々と姿を
見せているとは・・・。

別に入国管理局に追われているわけでも無いし、コソコソ隠れ住む必要もないけど。

その時は一頭だけでしたが、その日以来、橋を渡るたびに川面に目がいくように
なりまして、一昨日、今度は二頭を目撃。

ツガイなのか親子なのかは不明ですが、一頭は一回り小型でしたね。
小型といっても、「オミズ犬」くらいはありましたけど。

「オミズ犬」ってのは水商売の女性がよく連れている小型犬のことです。

毛皮用に輸入されたのが中部地方から繁殖したそうですが、この桂川まで
やって来た先祖たちはどこをどう旅してきたんだろう・・・。

ハナからこの川に放流したとも考えられるけど、愛知県あたりから、川を下り、
沼や池で繁殖を繰り返して、京都までやって来たと思うほうが楽しいやね。

楽しい、なんて言うと動物学者や農家(稲を荒らす害獣)の人に叱られるかも
知れませんが、もう今さら帰化動物の繁殖を止めることは不可能でしょう。

もともと人間がエゴのために持ち込んだものですからね。

ところでヌートリアは日本語名で「沼狸」とも表記されるそうです。私はそれを
命名した人に座布団一枚進呈したい・・・・。