優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

映画を観る

2010-11-07 14:21:53 | 日記
映画館に行かなくなって何年になるだろう。

小学生のころ、親に連れて行ってもらったあの不思議な空間。
一般家庭に冷房というものがなかった時代なので、夏休みに行く映画館は涼みに行くといった意味合いもあったと思う。
ウオルト・ディズニーの映画だったように思うが、映画そのものの記憶はほとんどないけれど、母親が冷房が効きすぎて風邪をひいては大変と、映画に行くときはバスタオルを用意するのが常だった。

そして、中学生のころ初めて友達同士で、文部省推薦ではない映画を見に行くときのちょっとしたスリル。
なんだかちょっぴり大人になったようで、初恋の相手はスクリーンに映し出される異国のスターだった。

高校生になっても、デートと言えばまず映画にいくことくらいしか思いつかないような、そんな時代であった。
仲のよい友達が、「ジェレミー」という映画の主人公の男の子に夢中になって、同じ映画を7回くらい見に行っていた。そのうちの3回は私がつき合った。

大学生になると、学割で見られるのも今のうちという思いから、名画座でいろんな映画を見まくった。
あのころ見た「スターウォーズ」、まさかあの恐ろしげなダースベイダーの少年時代を描いた何作目かの作品を、それから何年かして自分の子供と一緒に観ることができるとは、その感慨もひとしおであった。

それからまもなく、ビデオの普及により各地の映画館は次々に閉鎖されていくことになり、ビデオに変わりDVDそしてさらにブルーレイへと変遷していくわけだが…

今日は、無料動画配信サイトで戦争映画を観た。

戦争映画なんて、映画館で上映されていたにしても絶対に見に行こうとは思わなかったろうし、もちろんレンタルショップでだって気にも留めなかったろう。解説されていた内容が気になって観てみようと思ったのだが、この映画に気がついてよかった。

…二つの意味で、いい時代になったと思った…。

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