優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

またまた雪

2013-01-25 12:17:15 | 日記
昨日、寒気が緩んで雨になった。
雪国の人間なら、これはまずいぞと誰しもが思ったことだろう。融けかかって凍った雪はザラメ状になり体積も増えるため、とてもやっかいなのだ。

そして今日はまた雪である。
大通りはさすがに除雪が進んで、路面が見える状態なので走りやすくなったのだが、小路に入ると道の両脇には雪の山ができており道幅が狭く、しかも昨日の雨で融けて凍った雪がざら目状になっている。

いや~な予感がした。
狭い道路である。
対向車が来た。
どちらかが避けなければならない。
こんなときは動かない方が勝ちなのだが、そうも言ってられずハンドルを少しだけ左に切った。
案の定、埋まった。

スコップを積んでいるので掘って、少しはバックできたのだが完全に脱出できるまで時間がかかりそうだった。

そのとき軽ジープがそばに来て止まって、大丈夫ですかと声をかけてくれたのは三十代の女性。
車の中から牽引する道具をさっと取り出して、引っ張ってくれると言う。
忙しい時間帯だろうに、なんと親切な。
旦那から使い方聞いたばかりだから多分これでいいと思う、とその女性はささっと金具を引っ掛けてくれて、無事脱出できた。

お礼を言うと、自分も昨日助けてもらったからお互い様、昨日のお礼を返せてよかった、と言っていた。


それからまた、大通りを選んで運転したのだが、利用者の家まであと30メートルくらいというところで、やっぱり私の前を運転していた軽自動車が動けなくなっていた。
あぁ、完全に遅刻だとは思ったが、心細そうなその人を見捨てていくわけにも行かず、それよりもその道を通ったら今度は私が同じことになるだろうと思われ、スコップを持って車を降りた。
すると近所の家の女性がやはりスコップを持って手伝いに来てくれた。そして二人で押してあげて何とか脱出させた。
この道は通らない方がいいと、その車は迂回して行ったが、私は通らないわけに行かないので思案していたら、手伝ってくれた女性がうちの駐車場に止めても良いですよと言ってくれて、わらにもすがる思いでその言葉に甘えさせてもらった。
そしてその女性も、私も昨日バッテリーが上がって動かなくなった車を通りすがりの人に助けられたのだと言っていた。

これはまさしく、私がこのブログの題にしている「優しさの連鎖」ではないですか。

しかも手伝ってくれたのは皆女性だった。女性のパワーを頼もしく思った一日だった。