ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

「アメリカ②」 ~ぱんれぽNo.36~

2007年04月29日 | ぱんれぽ~高2夏休みの自由研究
土着の植物であるトウモロコシのガレットは、ネイティブ・アメリカンたちの主食だった。このガレットは、アフリカからやってきた奴隷たちの食物にもなった。彼らは昼食のときに鍬の上でガレットを焼いたので、「ホーケイク」とも呼ばれている。アメリカ南部ではトウモロコシの粉に牛乳、卵、バターを加えて焼いたスプーンブレッドが有名だし、コムギとトウモロコシの粉が半分ずつのコーンブレッドも昼食や夕食に良く食べられている。
・メキシコに醗酵パンを伝えたのはスペイン人で、白パンボリーリョと伝統食トルティーヤが共存している。トルティーヤには昼食のおかずの残りを夕食で包んで食べることもしばしばある。
・コロンビアの都市部では、フランス風のパンと大量生産の食パンが食べられている。農村部ではパンの代わりにアレパと呼ばれるとうもろこしのガレットがあり、これだけで食事を済ますこともある。
・ブラジルにはヨーロッパ風の白パンにすりおろしたココナッツを入れたパンウ・ディ・コークやチーズを入れたパンウ・ディ・ケイジュがある。
・アルゼンチンにはラードの入った塩味のファクトゥーラスという小さなパンがあり、紅茶又は古くから伝わるマテ茶といっしょに食べる。
・チリ人は新し物好きで、バゲットをはじめとするフランスのパンに目がないらしい。真っ白でやわらかくずっしりとつまったアユーヤで作るサンドイッチは、挟む具によってさまざまな政治家の名前で呼ばれる。パン・アマサードは生地に油を入れ、土の窯で薪を使って焼いたパン。

アメリカ合衆国のパンは、生産量が全体の75%を占める約1900の大型卸売り自動化工場と、3万余の小規模ベーカリー及びスーパーのインストアベーカリーで作られる。冷凍生地焼成、冷蔵製品は急速に普及しており、焼成だけ行うインストアベーカリーも多い。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。