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ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

心のビタミン×→心がビタミン

2016年11月30日 | デキんレジの雑記帳

夜の病棟のクリスマスツリー。

初めての抗がん剤前夜の患者さんも
初めての内科ローテで病棟長に連日怒られまくった後輩も
ふっと緊張の極期を過ぎた時にいったん溢れ出した涙は制御不能でしょう。
そんな人たちの涙の味を知りたくて。
プライベートに寂しいとか悲しいとかいう名前のモヤモヤがあったりすると、尚更に。伝わるかしら。


*****


もうちょっと頭がよければ血液内科もいいなと思った。
人生におけるいろんな気持ちの極限にある人たちの表情をずっと見てられるから。フィギュアスケートの試合をテレビで観るのも同じ感覚。
今回わたしがこの病棟で6週間過ごしていて楽しい理由はこれなんだなあ、きっと。

もちろん、それが目的で選べるような科ではない。
把握すべきことが多過ぎて私にはキャパオーバー、寝不足に寝不足を重ねる日々である。
まあそれでも気分が辛いわけではなかったから、どんなに「ちょっとは休みなよ〜」「先輩、お疲れ様です…」などと声をかけられることが増えても気にならないでいた。
ただ、「肌荒れ。」と先輩に言われた時のゾワゾワした嫌な気持ちは想像以上だったので、土曜夕方のお顔そりと爪磨きを即予約。
別に見せびらかすために疲れてる訳じゃない。あーいやだいやだ。

燃えている

2016年11月18日 | デキんレジの雑記帳

朝焼けである。眠気はすでに何度か通り越して
何やらまだ名前のない他の有害事象に変わっている。
もっとやりたい、名前のないうちに。
辛くはない、見放さないでいてくれる今の環境がありがたすぎて。
落ち込まない、そんなヒマさえない笑

今までみたいに過ぎ去るのを待つのとは違う。
まだスカスカだからか今の吸収力だけは周りに誇れる。
今の集中力だって以前の私に誇れる。それは進路決定前と違って、来年の4月というタイムリミットを意識しているからだと思う。

できなかったことができるようになればもちろんだけど、それだけでなく
できないことが見つかる、
できるようになりたいことが増える、
できるようになる方法を知る…
「自分は今日も前に進めている」と思えるだけでどんなに心が軽くなることか!
患者さんもそうなんだろうなきっと。

高校生のとき、偏差値が全く足りないままの私に、塾のお迎えに来た母が毎晩「今日も賢くなった?」と聞いてきたのを思い出した。

木枯らし1号

2016年11月09日 | デキんレジの雑記帳
を肌で感じる間もなし。


コンビニのクジで当たった。
…エナジードリンクが当たるってどんなメッセージだ。

つい先週の鹿児島の写真みると顔がまんまるなのに、ここ数日いろんな人から痩せたと言われる笑
結婚式の余興用ビデオにもスリムな状態で出られてよかったじゃんね。

血液内科での研修効果。体重のみならずメディカルにも反映されるといいのだけど!

いも日記〜さいごのいもはまだ〜

2016年11月03日 | たびたべた

下山して見た夕焼けの、きれいだったこと。

というわけで
会ってきました、念願の縄文杉!

前日の夕方にトッピーで屋久島入りしまして



丸揚げのトッピーに迎えられました。

噂のカメノテも…

でもこの日だけは絶対お酒飲まずに早寝する!と固く心に決めていたんです。

翌朝、4時出発なんですもの。
星がびっくりするほど近くに見えた!

トロッコ道を歩きながら日の出を確認。

屋久島には珍しい、大晴れ!とびきり運がいい私たち。

柵のない橋、怖いです

が、思い切って横を見るとこんな景色。



苔についた雫がビーズみたいできれいです。

山、その奥も山。

てくてく。

島の人々にとって、杉は神聖。

あ!シカだ!
そして…

ゴールっ!縄文杉!
ただこのエリアはガヤガヤと記念撮影しあったりして去ってしまうので、意外と慌ただしいイメージしか残りませんでした…
が、このプロセスを経て、会えたということが、重要。

帰りはもう少し周りに目を配れたかなー

膝はもうガクガクでしたが。

今回は白谷雲水峡には行けなかったけれど、トロッコ道から見える苔むす森。

そして無事に帰ってこれたのでした。よかったよかった。

(林芙美子の“浮雲”、読んでみたい)
凝り固まった太ももをお風呂でほぐして

最後の晩餐。
「三岳」の原酒。「大自然林」もおいしかったけど…だって、飲みたかった「愛子」はなんと品切れだったんですもの!では買って帰ろうやとお店に電話しても抽選とな。
よくよく調べてみると、かなりのプレミアものらしいのです。垂水の居酒屋のおじちゃんが、飲めるといいね〜と心配してくれてた理由がよくわかりました。
そこまで阻まれるとさらに気になる愛子さんです。どんな味がするんだろうねえ!いつか必ずや!と、ここ1カ月一緒に焼酎を飲みまくった相方と話しながら、東京という現実世界へ戻ってきたのでした。

(最後のプロペラ機。晴れてたのでとっても綺麗に開聞岳が見えました。)

(桜島が見えると歓声をあげてしまうようになりました。)

(お世話になった垂水もすぐそこ。)

(さよなら、桜島。)
そしてTシャツにカーディガンだった私は羽田に降り立ったときの寒さで悲しい寂しい気持ちが増強
…したものの、そんな気持ちがふっとぶほどの怒涛の患者把握に追われて夜を明かしましたとさ。