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ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

さらば青春

2019年03月02日 | 季節のごあいさつ

28歳になった日。
人生の先輩たちに言われた、
負けるな、向かうところは敵ばかり
人を恐れるな
と。

わかった。
もう十分泣いた。
あとは闘うだけ。
本当に闘うべき敵はだれだ?

Ladet alle eure Sorgen bei Gott ab, denn er sorgt für euch.
‭‭1. Petrus‬ ‭5:7‬

不惑は四十だからまだ。

2018年03月04日 | 季節のごあいさつ
思い悩むなと言われる…
Darum sage ich euch: Macht euch keine Sorgen um euren Lebensunterhalt, um Nahrung und Kleidung! Bedeutet das Leben nicht mehr als Essen und Trinken, und ist der Mensch nicht wichtiger als seine Kleidung?
‭‭Matthäus‬ ‭6:25‬
思い悩んでしまう私の弱さを、知ってくれているということならいいのだけど。

今年バースデーガールは夜勤中だったので
心優しい(というかすごい把握力の)先輩と後輩からのメールで誕生日当日を迎えていたことを覚知。
何を期待していたわけでもないからビックリした
と言うはずの場面なのに、なぜかビックリではなくホッとした自分がいて恐れおののく。
なんというか、欲張りすぎる。おこがましい。
ああ、嫌な自分。
しかもその夜は立ち回りが上手く行かなくて上の先生にも怒られて結構凹んだから
お誕生日の喜びなんかもうお預けだ、と一人ヤケになりながら飛行機に乗ったのに
出張先で先輩たちがケーキを用意してくれているという。
そして何より敬意をもって、労い、今がんばっていることに興味を持ち、認め、応援してくれる。

…要は素直に癒されて嬉しかったということなんだけど
やけに喜び過ぎのような気もして
ちょうど今の外のお天気みたいに心も雷雨のち晴れのち大風みたく目まぐるしく変動して
人の覚悟なんてほんとあてにならないなあなんて諦め半分で失望したりそんなヘニャヘニャな自分にまた戸惑ったりする
そんなザワザワの春のはじまりはじまり。

せめて静かにしていよう。
So spricht der Herr, der heilige Gott Israels: »Kehrt doch um zu mir und werdet ruhig, dann werdet ihr gerettet! Vertraut mir und habt Geduld, dann seid ihr stark!
‭‭Jesaja‬ ‭30:15‬
ruhig=静か。何もしないというわけではなく、御業を見ることに集中するということ。
そうすると力が溢れてくる、はずなんだって。

happy, happy new year!

2016年01月01日 | 季節のごあいさつ

あけましておめでとうございます

記念すべき社会人として初めての年越しは、生まれて初めて家族と離れて。でも救急部のシフトだったので寂しくはありませんでした。
一気に駆け抜けて元旦正午。仕事の後は、来年度うちの病院で一緒に働くべき後輩のみんなの国試合格祈願の絵馬を書きに、午前のみ業務だった同期と湯島天神に初詣に行きました。あんなに混むとは知らなんだ。
長蛇の列は、ランニング姿で集合したN君が買ってきてくれた鯛焼き(写真参照)で乗り切りました。おいしかった。

年越しシフトは1時頃少し落ち着いたので、控え室に呼ばれてどん兵衛というカップ麺を食べさせてもらいました。天ぷらが思いの外サクサクで思わず「サクサクだ…」と言ってしまったところ、隅っこで食べてたM先生がボソッと「どん兵衛は、後載せだからね」とおっしゃいました…笑 M先生は強面ですがマネジメントはとくにしっくりくる気がしてシフトが被るとウキウキする先生のひとりです。今年もよろしくお願い致します。

大晦日に病院来ちゃうほどケガや病気で苦しい患者さんに「おめでとう」って言っていいのかわからず迷っていたのですが、英語もほとんど喋れない旅行者の方がやっと帰れた時に振り向いて
happy new year!
と言ってくれのが今日のハイライトです。

さて、これから今年初めて寝ます。うれしい。
おやすみなさい!初夢もどうせ舞台は救急外来なんだろうな…

のるかそるか

2015年12月31日 | 季節のごあいさつ

父がこれからお世話になる、宮城の地。
大晦日は、その名酒という乾坤一(ケンコンイチ)を教えてもらい飲みました。

今日は夜勤なので、その前に父さんに東京駅に来てもらって串揚げランチ。医者として働き初めて、少しは話せること増えたかなと思うとちょと嬉しい。来年は、お互いに新たながんばりが求められる年になりそうです。

・乾坤一擲…自分の運命をかけて、のるかそるかの大勝負をすること

・のるかそるか(伸るか反るか)…矢師が矢を作る時に竹を伸ばすための型があるそうです。そこから竹を取り出す、その時に少しでも曲がっていたらその竹は捨てなければならない。結果はわからないが、運は天に任せて思いっきりやるという時に使う言葉。

乾坤一擲なんてかっこいい言葉を使うことは人生の中でまだなさそうですが、それを調べる過程で出会った新出単語「のるかそるか」が、今の私にはぴったりかなと思います。
今年は年越しを今までのようにお正月準備をしながら落ち着いて過ごす訳でないからか、いまいち新年の抱負を言いたい雰囲気にもならないのですが
2015年の反省点は忙しさにかまけて用意された機会以外に自ら勉強しようとする姿勢に欠けていたことで、そのせいで2年目研修医となる新年度のことを考えると焦りでいっぱいになってしまうので、2016年は働けるようになってきた喜びに浸ってばかりいないで早いうちに積読状態の本たちを消化することをここに宣言します。

それでは、帰りに栄養ドリンク買って、夜勤前に一眠りとしましょう。

記念日

2015年12月05日 | 季節のごあいさつ

今日は、初めて自力で身体所見とエコー所見から尿管結石を言い当てた!(←めっちゃ基礎レベル)記念日
でもありますが来週に私たちの6周年記念日も控えておりまして、そのお祝いをしました。

大将の料理はお祝いに相応しい。
それに嬉しかったことがひとつ、今回は最初にムカゴを出してくれたんです。ムカゴはおじいちゃんの好物です。たぶん東京では初めて食べました。けも美味しい美味しいと食べていたので、おじいちゃんと仲良くなれると思います。なんちゃって。

6年間、けも私もいっぱいいっぱい成長してきました。製鉄のことはよくわからんけど、そう感じます。
だからこれからも…
お互い成長させ合おうっていうのはちょと違って、結果的にそうなることは今までも多々あったけれども
迷子になった時やエンストしそうになった時に、自分を見つけてまた前に進み出せるまで一緒に息してくれる、そんな存在でいられますように。
深川の八幡様にも届いたことでしょう。
ついでに、この咳も早く治りますように!!!

タンジョービーフシチュー

2015年03月01日 | 季節のごあいさつ
ほんとにほんとの偶然なのですが

今年の3/1もまたKが来てくれました。
そしてご飯担当の私へのリクエストはまたまたビーフシチュー。

お酒担当のKは赤ワインを選んでくるだけでなく

ケーキも焼いてきてくれましたよ。
イラン旅行で好きになったという音楽のデータもくれました。あと、アラビア語のコイン(↑私のシチューの右)。

お酒をもって遊びに来てくれては
うちに楽しい思い出を増やしてくれたK。
今回もまた、紅茶を2度もおかわりするほどよく話しました。
そんなふたりも4月からは社会人…!!


*****


私が大変お世話になった教室の教授が今年度で退官されるので、最終講義を聴きに行きました。
いろんな意味でとても先生らしいプレゼンで、私はなんだか元気をもらった気がして、やっと自分のオープンキャンパスのスライド作りを始めたのでした。

なんでこんなに嬉しい気持ちになったんだろうなと思いながら彼と話していたら何となくわかってきた、私がこの先生を慕ってきた理由。
先生は来場したたくさんの人々の前で(本当にたくさんだった!)、抱えてきたでっかい夢があること、上へ上へ登るためにさまざまな作戦を考えてきたこと、でも達成できなかったことが色々あったことも、堂々と語っていらっしゃいました。面白いことや嬉しいこと、悔しいことを自分の感じるがままにニコニコと紹介していらっしゃいました。
私にとって先生はいつも、まさにそういう方だったんです。
うちの大学の学生や先生方には、ハングリー精神や正直な感動を隠す(まではいかなくとも控えめに表現する)ことに美学を見出す人が多いような気がします。
多分わたしにはそれが窮屈になってきており、その気持ちがこの4月から二年間働く病院を選ばせたのかもしれないなと
私はなぜか、先生の最終講義を聴いて思いつきました。
いつも自分がそのとき一番感じていることを素直に話す先生にだからこそ、私は「周りが何と言おうと、気になった場所でやってみたいんだ」という気持ちを(理解してもらえなくてもいいやという覚悟で)言えたし
先生は、そんな私を(私の言うことが正しいか否かにこだわらず)可愛がり応援してくださったのかもしれないな。

なーんて言ってる間に内定者仲間のみんなは留学したりしている訳です…
そんな中でやっていけるのか?

…それは不安ですよ、
とても!

だけど私には

応援団がいっぱいいてくれるのだ。

ピクニック

2013年12月31日 | 季節のごあいさつ

これは今年の4月一週目、手伝いに来てくれた従兄弟とベッドを組み立てる途中、母が準備してくれた休憩の一コマ。
まだテーブルもなく、うちから車で運んできた車輪付きの収納カゴにお惣菜を並べて床に座って食べました。
不安定だし不便だったけど、ピクニックみたいでなんだか楽しかった。


*****


今年も残すところあと数時間となりました。
スキーでへとへとの太ももを投げ出しワインを飲みながらテレビを観ていたら、気持ちがふわーっとしてきました。今は目の前のことにぶうぶう言っていないで、もっとだいじな感謝すべきことを考えよう。

今年は、臨床実習が始まり、またそのために一人暮らしも始まるという、大きな変化のあった年でした。
おかげで、たくさんの気付きがありました。それらは、実に楽しい気付きでした。
本当は、不安もいっぱいありました。でもみんなのおかげで、楽しめました。
急な報告だったのにちゃんと話を聞いてくれて、私を信じ認めてくれた父さん。
私が新しい生活に緩やかに飛び込めるように、私の部屋をうちで使っていた物やそっくりな物で埋めてくれた母さん。
私が突然言い出した引越を手伝いに、はるばる来てくれた従兄弟。
いつも美味しくて元気になる食材を送ってくれるおじいちゃん、おばあちゃん。
遊びに来ては一緒に思い出を作り重ねて、私の部屋を、私にとってさらに楽しい所にしてくれる愛すべき友人たち。
そもそも家帰っても一人でさみしいなあなどと考える余裕も与えてくれなかった実習先の先生方。
「今日は洗濯しに帰るわ」とか「スーパーに何曜日に安売りしてる冷凍のなんとかが便利」とか(私にとっては憧れの)些細な一人暮らしトークを一緒にしてくれた同期。
狭い部屋でもいろんな工夫をして料理ができる、その工夫自体を楽しむことを教えてくれるみなさんの投稿レシピや雑誌。
このブログを読んで応援してくださるみなさん、私がお顔を知っている方も知らない方も含めて。
みんなみんな、ありがとう。

この発見が、喜びが、感謝が、楽しさが
伝わればいいなと思って、今年はこのブログを書いてきました。
たいてい「おいしい」のひとことで言い換えてしまっていますが、本当はそういうことなんです。




餅焼き番をしながら、2012年の抱負を。

2011年12月30日 | 季節のごあいさつ
焼き餅ってのはまたよく言ったもので。
このように四角形であった切り餅が割れ目からぷぅ~っと膨れてまんまるに。
誰かさんに似てるとかなんとか言われながらカメラを付けると見事に顔認証されました…



振り返れば学祭の後始末にかまけているうちに溜まっていた膨大な量の何々さんの三徴やらTNM分類の数々。
夢にまで5つの選択肢に追いかけられ続けた半泣きの試験期間。
なぜかその途中にどんと構えていた初めてのちょっと本格的な研究発表。
ほっと一息の間もなく始まった怒涛の“フルート吹きの休日”。
ラスボスは朗読の発表会で蓮っ葉な深川芸者になりきっての丁々発止。

…必死に走り続けていたら、年末に突っ込んでいました。しばし西へ避難です。
そうだ、この一年の総括と来年の抱負をしてみよう。

まず、いろんな「本番」を乗り越えて今年分かったこと:試験期間中だろうがお偉い先生の前だろうが、打ち上げビールの美味しさはひとしお笑

でもなんなのだろう。この、うまく行きますようにって祈ってたのに、いざうまく行きすぎると怖くなるのは。集大成のその先は?積み上げたものは崩れない?
見えない変化を前にしてビクビクしている自分がいる。


この1年は成人を迎えて「大人になっちゃった」ということでなにげに大切だったかもしれない節目の年だったと思う。
朗読なんかが分かりやすいけれど、中一から始めて感じたままにやってきて問題なかった。でも今までのやり方のままじゃいけないかな、今年もう一歩先に進み出せなかったらもう私はこの趣味を続けないんじゃいかなってなんとなく思ってた。
だから、年末に先生に「大人の読み方ができるようになったね」と言ってもらえて、すごくホッとした!ああ、これでこれからも続けられるなって、別に誰が決めたわけでもないのだけど。

でも今年よかったのは、近くに必ずお膳立てしてくれる人がいたこと。自分でも分かってたけど、私は自分ひとりで「これをこういうふうにやりたいからやる」って言い切れたことがほとんどない。提案されたら頼まれたりしてやってみたら楽しくてがんばった、みたいなことばかりで。今年は、誰かと何か演じるときも「こんなに相手のレベルを下げた時でないと、対等にものも言えないんだ…」とショックを受けることもあった。相手がハイレベル過ぎて厳しくて辛いのも、贅沢な悩みだったんだなあと、こういうことは逆を一度経験してみて初めて気づくものなんだな。

2012年は身近で、かつ私を支えてきたものが遠ざかっていく年と心得る。
今の私は大学入学前に想像できなかったほど「好き」ができている、「好き」の近くにいられているのだ。通っていた予備校でのOGインタビューや母校での先生たちとのおしゃべりで「最近頑張っていることは?」と聞かれても、正確に答えていいものか分からないくらい。
でもこのままな訳ないし、これから起こる色々な変化にも、その前にある締めの行事にも、良かったねおめでとうと心から言えるくらいでいなくてはならない。
もっと強くならなくちゃ。
そして、今まで当たり前のようにそばにあったものを今まで以上に大切にしなくちゃ。
その真心が、きちんと相手に伝えらるようになりたいと思う。
そうやってお互いを傷つけ合うことなく、穏やかな年であればいい…

2011年 ~そしてウサギは柵を越える~

2011年01月01日 | 季節のごあいさつ
♪うさぎのはらのこうさぎたちは
 そらにかがやくほしをみながら♪

の歌をイメージしながら焼きました、うさぎパンです。
結局うしろ姿3匹組しか年賀状には採用されなかったけれど、
ここにて全国区で公開。はい、うさぎ達は解散!



あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いします。

去年の収穫は、今までになく様々な気持ちを体験できたこと。
自分のこと、自分が育ってきた環境のことを、一歩離れて見る機会も与えられました。
その中で、自分に足りないもの、今年やりたいこともなんとなく見えてきた。

今年は去年よりもさらにもう一回り世界を広げたいと思います。
“食わず嫌い”をなくせば、私はもはや無敵よ、ふっ笑

つるんつるん滑る急な坂道はこれまでもねんじりもんじり(←これは熊本弁なのだそうだ!)登ってきたけれど、
今まで越えようとも思わなかった柵でも「もしかしたら、あっちの草も旨いんじゃなかろうか」とやすやす越えられるウサギなら
きっともっと素敵。
たくさんの出会いを、もっと自分から作っていけたらいいな。
そして、どんな経験をさせてもらえるかなーって良さげな席に座って待つんじゃなくて、
その経験のなかに自分自身の何を注ぎ込めるかに重点をおかなくちゃと思います。

そうやって今年目指すのは、非の打ち所のない人間より、説得力のある人間!
フルートでも、生き生きとした音を出すには意識的に全身をいつでも響く状態に保たなければなりません。
しなやかに自分が感じた方向に進んで行こう。
成人したなら自分のことは自分で決めなさいって、おじいちゃんからもらった重い言葉を大切に噛みしめて。
成人式まであと一週間、ハタチまであと2カ月。それよりなにより生化学の期末まで三週間。

えい、えい、おーっの寅パン 製作秘話

2010年01月06日 | 季節のごあいさつ
2010年の抱負!

の前に、昨年の試行錯誤を振り返ります。


キティちゃん?!


くまだ。


なんだか愛しいんだけどねえ


かわいすぎ。姿勢かなあ…


あれ、ちがった。


おととしの解剖に使った○○○が思い出される・・・

干支パンで、こんなに苦労したことはありません。
めげてきた所で上野動物園へ。
その夜にもう一度焼いてみて、なんだか満足したのでいいことにしました。
というか、動物園が楽しかった
受け取った人しか見られない年賀状用の画像は、バックにポトスなんか置いてみちゃったりして。
でも心配だったので、一応「かぼちゃとあんこの寅パン」と隅に書いておきました。
そうです、寅です。ガオー。


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今年最初の大イベントはフルートの発表会です。
エマニュエル・バッハの無伴奏ソナタを吹きます!きゃー。
自分には難しい曲だということをひしひしと感じたのは、選んでしまった後でした。
舞台に楽器とふたりっきりなんて初めてです、台本ならまだしも。私には自由すぎる。

習っているときに「言いたいことをもっと大きな声で言いなよ」って言われて。
なんかすごくショックだった!
それで私、「自分で自分の言いたいことがわからない!」ということに気づいたんです。
去年はずっとそれが原因で「どこいった、私?」病だったのかなあと思います。

音楽でも外国語でも勉強でもなんでも、やり方を変えていく時期にさしかかっているのかもしれません。
 
 どんな音が出したいの?
 何を伝えたいの?
 ・・・アンタ一体なにしたいの!!!

すみません、出直して来ます。
そうと決まれば、「はやく大人になりたい~」とか言ってる場合じゃないです。
大人に、なれませんこのままじゃ。
(ついでに、お酒がお預けなのも当然ね、と自分を戒めてみる…)
 
 間に合うかしら、これを着る前に!

と、成人式の振り袖を見ながら思ったお正月休みでした。