ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

告白

2015年10月27日 | デキんレジの雑記帳
心療内科の先生に、来年度選択したいと思っている気持ちを伝えに行った!


ええ。
端から見ると「え、いや、普通だし…どうぞご勝手に」って思われると思うんですけど


伝え終わった後の気分が
もう最高に
清々しいんです!
まるで好きな人に告白した後のような(想像)。
告白ってされるよりする方が幸福度が高いんだねっ(これも想像)。

しかもそのあと話し込んだところ、どうも私の思った通りの相手(科)だった…
これは運命かも。
とりあえずこの苦手意識たっぷりの小児科研修も、心療内科医に必要なプライマリケア力育成のためと思ったら気合い入れられるわ。

なつやすみからの目醒め

2015年10月25日 | たびたべた

「うに虎喰」のうに丼。

月曜から一週間ぶりに仕事だから早起きの練習しなきゃいけないと言ったら
彼が築地まで朝ごはん食べにきてくれました。

これは救急ローテ中にぴったりのアイデアかも…
せっかくだからこの地も楽しもう。

*****

2年次にまわりたい選択科を提出しろと言われたり
そうでなくともそろそろこの次の進路について考えなければならない時期なのかなと思っている。
いや、ほんとはだいぶ前から志望科を聞かれるたびになんともつまらない答えをしては、そんな自分を残念に思っている。思っているけど見えてこない…

でもこの夏休み、久しぶりに大自然のなかで過ごしたり実家で親に甘えまくったりしたりパンこねたり接骨院に行ったり声楽のレッスンに行ったりして(つまり心から尊敬できる人に会って好きなことばかりして)何段階か前の生活を再現していたら
今までの自分も考えたり探したりしてきたわけじゃないけど「これだ…」と思えることと出会えた瞬間があったことを思い出した。そしてひとたびその出会いを経験した後は、そのことに向かって自信をもって向かってこれてきたことも。
“そのこと”とは身近にある問題で、なんでか気になって他人事と思えないことで、自分でもその解決について発言したくなるようなことだった。それが一般的に普及していることでなくても成功しなさそうなことでも気にしていなかった。飽きるかもしれないとか、心配すること自体思いつきもしなかった。そのことについて家族としゃべっていると話が尽きなかったり、そのことについての本なら何冊でも買ってきて時間を惜しんで読んだりした。そのことをやるための勉強ならどんなに苦手で関係なさそうな数学でもがんばれた(←これだいじな指標)…夢中になっていられた。
最近、いまいち夢中になっていない自分に焦っているんだと思うけど、“そのこと”を見失っちゃってたからだと思う。大きく変わったとか忘れたとかではなくて(そう…よくよく思い返してみると意外と興味のあることが中学生の自分と今の自分で重なる)、それらしい科を回ってもしっくりこないというか、自分がやりたいことをできそうな場を見つけ出せないでいるからだ。その場って今の日本に少ないだけかもしれないのに、そこ諦めちゃったらそりゃ医者で居続けるために全く新しい目標を探すことから始めなきゃいけなくなっちゃうのは当然だ。それよりも、なりたい自分になるためにしっくりくる場を探している方が楽しいと思う。

それでとりあえず今日は丸善の医学書コーナーに行って初めて、「明日から研修する科と関係ある本」でないのも3冊買ってきた。ずっと気になってたけど「そんな余裕ないんだから!」と通り過ぎてきた棚の。(そもそも研修忙しくて余裕ないからって興味のあること全部ばっさり切り捨てる必要はない気がしてきた。というか…切り捨ててもなぜか勉強時間は増えなかった笑)

自分を惹きつける本を読もう。
やっぱり私は言葉から入ろう。
もしその本の言葉たちが自分のなかにスルスルと馴染むようなら、それが神さまからの合図と思ってそっちに進んでみよう。それがきっと、わたし流の自分に正直でいるやり方だ。
(だから変に罪悪感とかもたずに趣味は続けよう!)

この夏休みから生まれたひらめきでした(最後のはおまけ笑)。
やっぱり夏休みってすごい。
中高時代に毎年何十枚とレポートの宿題を出されてたから、夏休みってなんか一つのことを延々とウニャウニャ悩んで考えをまとめる季節なんだなとは前から思ってたけど。

エピです。

2015年10月24日 | こむぎこ日記

テーブルで粗熱をとってたら
仕事から帰った父さんが入ってきた途端に
あ、あの…え…ぴ…え…

エピです。ベーコンエピ焼きました。
粉は美瑛で買ってきた

春よ恋を使いました。
むふふ、おいしく焼けたぜ。

今夜は、“行けてない父さんに北海道の恵みをお裾分け”ディナー。

*****

撮り溜めてたTEDを観て、スポークンワードというパフォーマンスのことを知りました。
サラ・ケイさんの自作の詩の朗読を聴いてとても感動して
私もやってみたいなと思ったけど
私は小学生の頃から詩を書くのが苦手。
そういえばちょうど今日、母さんも仕事で子どもが詩を書くのを手伝ったって言ってたなあ。

朗読は苦手じゃない
添削してもらった原稿を暗記してプレゼンするのも大丈夫
その場で文章を組み立ててプレゼンするのは大の苦手
詩を書くのも不得意

詩を書いて暗記して朗読するのは…得意と苦手の間かな?
じゃあやっぱりスポークンワードやってみたらいいのかな、なんて思ったり。

とりあえず私に必要なのはcreative confidenceなんだなと思って、私もサラが詩を書く初めに生徒たちに作らせるという
ten things I know to be sure
のリストを作ってみることにした。
作ってみて周りをみると、他人が
自分と同じか似たようなことや
自分と正反対のことや
聞いたことないことや
よく知ってるけど捉え方が違い新鮮なこと
を書いてることがわかるんだって。
これらの、自分と他人の交差点から詩が生まれるんだって。

それってちょっと、うきうきするかも。

お気に入りは、何度でも。

2015年10月21日 | たびたべた

(1皿目)
北海道の朝ごはんバイキングは困りものです。
“道産”と書いてあると、全部とりたくなっちゃう。
おいもとかぼちゃなんて昨日までも何度も食べてるのに、またとりたくなっちゃう。

(2皿目)
おまけに名物が炭水化物ばっかり。

そんなわけで、今日も朝風呂でホクホクした体においしいものをたらふく詰め込んで
のんびりスタート。

昨日遊んだ森をまた歩いてみる。
朝の乾いた空気。

ガーデニングも、お手本は自然なんだろうなと思った一場面。

そしてやっぱり拾い出す母さん。

雲の動きが速い。待ってみようか…

光が射した!

ねえ、これ今日また青い池行ったら違った色に見えるのかなあ…
行ってみる?
うん、行ってみたい!

というわけで、また青い池へ向かうことに。

富良野~白金温泉間は行きと別の道をナビが教えてくれました。

田園地帯を抜け

山道へ。

無事に到着!
…あ。
右の車と平行に停めなかったら、後から2台も巻き添えにしてしまったらしい。


ほーら!一昨日と違う色。

青空が映った青と、

水の青。

今日は不思議と紅葉は映りません。

すみません、同じような写真を

何枚も…

だってきれいなんだもん。

何枚撮ったって、

伝わりきらないんだもん。



そうやって、また青い池のはずれまで来て
池に流れ入る水の源の方を眺めていたら

十勝連峰の望岳台まで登ってみたくなったのでした。


着いた。ごつごつだ。

雪山に近づいた。

厳しい自然。

穏やかな丘は、遥か遠くに見えます。
よし、あっちに戻ろう。

みなさま、右手に見えますのは、タマネギの海でございます。

黄色いお花(ドライブ中よく見た花です…この季節だけど、菜の花か??)

目指すは今日のランチ予定地、木のおうちのレストラン。

じゃがいも運んでる運んでる。

今日はシカには会わないね。

着きました!けっこう車停まってる。

あたたかい内装のお店。
シェフは名古屋から来た方だそう。

これこれ!食べたかった坊っちゃんカボチャのクリームシチュー。
皮ごと食べられちゃうんです。

焼きトウモロコシも美味でした。

さて、残された時間はどうやって過ごしましょうか。

テレビCMなどでも使われてきた丘の上の田園風景を眺められるコースをドライブすることにしました。

あの防風林も有名人なんだそう。

しかしそんなことつゆ知らず

羊は草をはむ。

みなさま、左手に見えますのが、じゃがいもの山でございます。

カフェ発見。

休憩しましょうか。

こんな景色に囲まれてお茶。

トイレもかわいい。
…あれ、ここすごくヘルシンキの湾沿いでシナモンロール食べたカフェに似てる!
http://blog.goo.ne.jp/yokolein/e/abf3c8e932cb61b1ac12c1e1d52f80bb/?cid=dd392d019342da9fbd65e8aed7101a78&st=0

今日は売り切れだったけど、パンも売っているそう。

他の季節も

来てみたいな、

何度も行ったことある場所に旅行なんて贅沢だけど。

そんなこと思いました。

さよなら、さよなら。

北海道、きっとまた来るね。

美瑛から富良野へ…ドキドキドライブ!(無事です)

2015年10月20日 | たびたべた

白樺並木をドライブなんてロマンチックなんですけど、
楽しむ余裕ないくらい
力、入ってます。

出発前からいろいろとハプニング(というか私、基本を忘れ過ぎ!)に見舞われ
心配顔ながらも「ほら、とりあえずちゃんとアクセル踏みなさい」と言ってくれる母を助手席に…
そう。今日は私、4年ぶりに運転しました!
大丈夫、車少ないし、人ほとんど歩いてないし、道幅広いし、まっすぐだし。
そんなことを延々と唱えながら進む私の目の前を、今日は果敢にも3頭のシカが渡って行きましたよ(怪我、させてません)。

そして

はい、すぐ休憩!笑

というわけで、白金温泉の宿から昨日ランチしたJAのお店まで戻ってきました。念願のソフトクリームを食べなきゃいけなかったのもありますが、ここは「味わえる直売所」といったコンセプトになっているみたいで、美瑛産のお米や小麦粉、野菜が買えたり送れたりするんです。うっふっふ。

パン屋さんも併設。いいにお~い。

ならば買うっきゃないでしょ!と(この分だと今日もまたお昼ごはんは遅めになりそうだわね…)。

お豆の味と食感がだいじに活かされていて、食べ応えがあるパンたちでした。

さて、この日はちょっと残念なことに雨が降ったり止んだり。
素敵な景色を見に行くのは明日にとっておくことにして、前の日に調べておいたトリックアート美術館に行きました。
(渾身の力作である写真の数々は、表情の演技が重要な部分を占めると思われるため非掲載とさせていただきます。)

雨だからどうかなと思いながらも

併設の観覧車に乗ってみた笑

乗ってよかった!

まさにパッチワークだ。

そしてこの観覧車…

けっこう高くまでいったね!

おりてきました。
おうちの色もかわいんだよね。


かかしコンテストの受賞者たち。

彼らもかかし。

赤いトラックが絵になる。

そろそろ次いきましょか。

まだ雨降ってるけど、お日さまでてきた。

そして虹!
美瑛は虹ができやすい地形なんだって。

牧草ロールがある風景。なんかモネの絵みたい!


さて今日ランチしたいレストランはあぜ道の途中にあるということで、ちょっとドキドキしながら…

看板あった!

農家のお母さんたちがやっているんだそうです。

窓からの風景。
畑のとれたて野菜を、畑のなかでいただきます。

じゃんっー!
素揚げにした丸ごと野菜たちの、おいしいこと!

この後はお腹いっぱい、全くやる気がなくなって車のキーは母さんにパス笑
富良野のホテルに着きました。部屋から見下ろすと

森あり!

雨あがりの森をおさんぽ。

夕方の暗さで

カラフルな葉っぱたちが映えます。

またはしゃいでたらいつの間にか冷え込んで、温泉直行。
今夜は贅沢して足つぼマッサージも受けました。

いつもなら喉が乾ききるまで喋りまくる露天風呂で、今日はぼーっと。
珍しく、お酒もわざわざ飲まなくていっかーなんて思っちゃうこの感じ。
なんなのでしょう!
完全に満たされた証拠?
胃も心もふやけきってダラけてる??
なんでもいいや。寝よーっと。

最も美しい村の、美しいものと美味しいものと。

2015年10月19日 | たびたべた
夏休みの旅行は私の希望で北海道!母が美瑛と富良野をレンタカーでまわる旅程を組んでくれました。

お昼過ぎに旭川空港に到着。
ひとまずレンタカーに乗って出発です。

麻酔科の先生がソフトクリームが美味しいと教えてくれたお店を見つけました。
レストランも素敵そうです。お昼はここで決ーまりっ。

ランチコースのはじまりはじまり。


美瑛で採れた野菜たち。


少なくともジャガイモは買って帰ろう、と母と決意。


マッシュドポテトもお洒落にクリームを纏い。


メインディッシュは美瑛産豚のジャンボン。


付け合わせの玉ねぎが後からやってきました。


ここから始まるデザート三連続。
酸味の強いハスカップソース。


かぼちゃのクレームブリュレ!
苦味に感動。


最後はてづくりマシュマロだそうです。
目の前で切り分けていただきました。
うー…おなかいっぱいだ。

また必ず立ち寄ることをソフトクリームの看板に誓って、いよいよ青い池を目指します。
日の入りが早いことを知って少し焦りながら…

どこまでもまっすぐな道です。


田園と山並みのある、私たちが最もはしゃぎたくなるような風景が続きます。


絵本のような世界。


ビーズみたいにキラキラしたものが並んでいると思ったら…玉ねぎ!?


2頭のシカが横断していった白樺並木。

美瑛富士はピンク色に染まります。


そして到着。
うわー!

青い池に紅葉が映っているのを見られるなんて今だけじゃないですか。


美瑛川とダム。そこから偶然にできたのが写真の右側にある青い池なんだそうです。


本当に青い。


時間帯によってガラッと変わるので、夢中で写真を撮っていたら、母も私も手がかじかんでホテルのチェックインで字が書けなくなっていました。

いやはや、来れてよかった。
晴れててよかった。

美瑛1日目最後の景色は、白ひげの滝とブルーリバー、加えてピンク色に染まった雪山たち。




夜は白金温泉であったまって
ぐっすり。

ケシの実ハードロール

2015年10月18日 | こむぎこ日記
夏休みにしかできないことやろうと思い

パンを焼きました。
体が勝手に覚えていたいろいろな手順をびっくりするほど忘れていて
久しぶりにレシピ本をまじめに読み直しました。
その時間を待っていてくれる寛容さが
パン作りの好きなところのような気がします。

それから先日、大学の先生とお会いしたら
就職祝いにとリーデルのワイングラスをいただいたんです。
リーデルはオーストリアの会社です。

箱を開けたらまず説明書きが出てくるところが、なんだからしくて笑っちゃいました。

今年の夏休みが特別なのは

2015年10月17日 | デキんレジの雑記帳

次に回る病棟への挨拶を終え…PHSの電源をオフにしながら(ちなみにこれから一週間オフのまま)エレベーターでひとりガッツポーズ。
夏休みスタートです!

ずっととっておいたトールサイズ引換券で買ったフラペチーノ、寮の古本置き場からもらってきておいたガイドブック(他にも夏休みに北海道行ったレジがいたんだなあ)をお供に、夏休み始まった記念ティータイム。
始まる前からこんなに楽しみにしてきた夏休みはこれが初めてです。働いている人の特権ですね、この異様な喜びは。

だいすきなヒノノニトンの時報が聞こえます。
誰にも悪びれず、ダラダラしちゃってます。

甘いキラキラのごほうび

2015年10月13日 | デキんレジの雑記帳
呆気なく終わってしまった(のは私の未熟さのせいです、はい。)一年次最後の内科の次は、麻酔科研修。
「休日がもらえて嬉しい」が堂々と言える、そしてそれがなんと自然で人間らしいことかが思い出された6週間でした(どんなブラック企業かと言われそうですが…望んで居る部分もある訳で…そこは複雑なのです!どうしても悩んだらヨーロッパに渡ろうか…などと考えたりしている話はまた今度。)。
そんな(いい意味で)長かった麻酔科ローテもいよいよ最終週です。麻酔科の先生たちは変に力入ってないしどこか個人主義なところも好きだけど、自分は整理整頓が苦手だし、何より1人の患者さんと過ごす時間が短くて、しかも一緒に過ごす時間のほとんどのあいだ患者さん寝てて(私が寝かせていて)お話できないから私はこの科には進めないなと思っていた矢先のこと。可愛らしいフルーツゼリーが箱いっぱいに届きました、なんと私の名前宛にお葉書までついて。
私にとってはある一週間のうちの、一日の数件のうちの、たった一件の短い手術の時間だったけれども、そのときの私の顔を覚えていてくださっていた方がいたんだと思ったらとても嬉しくて元気がでました。というか、あの日のあの時が、その患者さんにとってはきっと大緊張して待たれた時間であったわけで、私はもしやそんなことも忘れて麻酔なんかかけていたかしら、それならダメだったなとちょっと反省もしました。

なんとなく、ちょっとした会話とか何気ない所作とか、いいのも、わるいのも、けっこう見られているんだよと、神さまに言われた気がした。
背筋、ぴんっ。