ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

「東アジア①」 ~ぱんれぽNo.30~

2007年04月23日 | ぱんれぽ~高2夏休みの自由研究
☆東アジア

・中国では古くからコムギを作っており、3000年前の遺跡からコムギ粒が出土している。秦、漢時代になると碾き臼が現れる。コムギはコメに次ぐ重要な穀物で、生産量はコメの半分もある。小麦を使って、昔から饅頭、包子、麺条、コムギ粉に塩を加えて細くねじり揚げた油条、餅などが作られてきた。饅頭はタイ、カンボジア、ラオス、ベトナムにもある。
パンは西洋との交流が多くなった19世紀中期、海路を経て南から入ったものと、ロシアから陸路で東北地区に入ったものがある。東北地区に入ったものは、ロシアが1898年に旅順、大連を租借地としたのを機に移住したロシア人が多くなったため、急速に進展した。現在もハルビン市は中国最大のパンの消費地であり、ソ連式の大型食パンが売られている。
思い浮かべてみてもコムギ粉製品には蒸したものが多い中国だが、20世紀末から焼いたものが急激に増えた。特に中国経済の中心、沿海地域には、日本の製粉、油脂企業が工場を建設し、製パン機械の輸出も増えている。パン会社の進出では台湾が一歩先を行っているが、日本からの進出も増え、冷凍生地を日本市場に売っている会社もある。パンの種類は、甘いものが好まれる。


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