心と身体がよろこぶ“気功養生”

「養生気功塾」のお知らせ、気功の魅力、気功養生法、気功の生活術をメインに、日々のあれこれも書いています。

追記)よく受ける質問のひとつに…(レイキの事)

2012-01-07 12:16:27 | 気功の話

よく「レイキ」に関する質問を受けることがあります。

私もレイキは受けたことはないし詳しくないのですが…

不思議な扱われ方をしている気がして??だったので

数人の先生にも尋ねてみたことがあります。

そして、大体こういったことなのだろうと思っていることをいつも答えています。

 

そんなレイキについて、津村喬さんが日記に書いていました。

なのでご紹介。

日記はこちら「レイキの教科書

その中の一部をここにも転記させていただきます。

 

彼がしているオーラレイキアカデミーの理事長は実兄の青木勇一郎がしている。勇一郎は気功、NLP、ヒプノセラピーなどをしてきた人のようで、その兄に師事した克行が、この本をまとめた。理事長の勇一郎が監修、校長の克行が書いたという仕立てである。そして普通のレイキのシステムとはまったく違う教育体系を持っている。

 1922年に京都の鞍馬山にこもって悟りの境地を得、治療能力を得た臼井甕男が臼井霊気療法学会を作って治療活動をしたのが霊気の始まりである。海軍を退役した林忠次郎がそのあとを継承し、1940年に亡くなるまで、簡単に習える五日間のシステムを作って普及した。日本ではその後表面的には消滅してしまったが、ハワイで行った講習から継承者が出て、そこから世界にひめまっていった。REIKIとしてアメリカ、ヨーロッパ、中南米などに広がった。それは日本に逆輸入されて、次第にひろまった。その後日本でも霊気療法を継承している人が活動し始めた。この本の著者たちは、そこから新しい工夫を加えたのが彼ら兄弟のオーラ・レイキなので、いろいろ比較してみるといい、と言っている。私のレイキだけが正しいというスタンスをとらないところが好感が持てる。

 これらに共通する特徴は、宇宙の根源から来る高い次元のエネルギーを手当て療法によって人に施術するという一点である。臼井は霊気療法ができるようになるための一種の儀式を「霊授」といっていた。いわば治療者としての自覚を持ってもらうための儀式で、それで自然に治療能力が高まるはずもなく、その後も発霊法という自己鍛錬を続けて、何度も霊授を受けて成長していくと考えられていた。しかし現在世界で流通しているレイキではこの霊授をアチューンメントと呼んで神秘化し、修行しなくてもこれを受ければ能力が出てくるという「神話」がまかり通っている。臼井が不可欠のものとして提案する発霊法、つまり次第に深まっていく瞑想も否定されている場合が多い。

 それでは、青木兄弟はそうした教育体系に変えて何を提案するのか。それは気功を学ぶということである。「実はレイキも気功の一つです」「気功というのは、心身ともにリラックスした状態で、身体を動かしたり、呼吸や瞑想などを行ったりして心と身体、そして呼吸のバランスを調える方法の総称のこと」だという。そして彼らはレイキのアチューンメントを全廃して、その変りに香功(シャンゴン)をするのである。香功の始めにある拉気という両手を開いたり閉じたりする動作を自分の気を感じられるようになる訓練として推奨する。エネルギーの出る極意は初歩的な気功法である「揺する」方法である。

 そのあとに坐っている人を自然に立ち上がらせる方法とか、ある流派の合気道やハワイアンヒーリングでよくやられているパフォーマンスを引用するなどしたあとで、香功の初級功の十五動作をイラストつきで紹介する。

 

 香功が気を出せるようになるアチューンメントに代わる方法だと言っているのに、香功がどんな気功なのか、誰がどんな意図で作ったものなのか、他のさまざまな気功の中でどんな位置を持っているのかの説明はただの一言もなく、ただこのやりかたをしなさい、と言っているだけなのだ。この姿勢には疑問がある。なぜ香功を選んで、それはどんな効果をもたらすのかという論議いっさいなしに(実際私はこの本の隅々まで探した)それがレイキ上達の資格なのだといわれても、はいはいと聞いておくわけにはいかない。

 私はレイキをやる人が気功法を広く研究するようになってほしいと思っている。それだけに、この閉鎖的な、新しい「神秘の壁」を作るやりかたには反対である。

実は香功という気功は、1993年に私がNHKで「気功専科Ⅱ」という三ヶ月の番組を作ったときに、中国から仕込んだものである。私は站樁功や自己按摩といった基本技法をしっかり伝えたかったのであるが、放送局の人は、これでは華がない、中国のみんなが面白がってやっている流行功法も紹介して欲しいといった。私はNHKの金で洛陽まで派遣してもらい、田瑞生に会った。

会った瞬間に、この人は気功をしていない人だと直感した。話をしても、支離滅裂で、私のお腹に北斗七星のホクロがでてきたのを見たいか、とか、白い紙に仏像が見えるかで、これはただの山師だと思った。誰かが易しい功法をでっちあげて、彼を教祖に見立てて、蓮華生大師から三蔵法師まで動員する神話を作り、中央政治局の政治家を巻き込んで巨大な嘘を立ち上げた。しかしその香功は、とてもいいものなのである。私は誰か実力のある気功師がバイトで作らされたのではないかと思った。田瑞生は日本に行きたがったが、とんでもないことだった。NHKの放映は迫っているし、その由来はほとんど説明せずに、功法だけを伝えた。

 香功はけっこう全国にひろまって、今でもこれだけをやり続けている人はけっこう多い。実際にいい効果もある。教祖とその伝説さえ忘れてしまえば。青木兄弟も同じように考えているのだろうか。この気功をもう死んでしまった教祖と切り離して伝えたいと。

 これをレイキのシステムの一部として、なんの説明もなしにやらせるのはいいことではない。ちょっと考えただけでも、智能功、霊元功、外丹功、禅密功など高次元の気とつながる方法はいくらもある。その中でなぜ香功を選ぶのか、説明はできない。むしろ香功は次元の低い入門功法である。私は香功を伝える時は、これはいい功法だが決して神秘化しないようにと伝えた。その理由も伝えた。これは二千年前からある気功法などではなくて、最近誰かが作って古くからの見せ掛けを装い、適当な教祖に広めるようにさせたものだが、その神話をはずせば、これはやるに値する功法だと。気功の歴史はさまざまで、いろいろなことが起こるのである。

 青木兄弟がレイキを気功の一部ととらえていること、気功法の練習によって気の力は高まり、レイキにも役立つと考えていることには賛成である。しかし香功のこうした伝え方には私は反対である。生徒さんにはきっちり気功の本質をつたえてほしいと思う。

コメント (2)
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戻りました!

2012-01-07 00:21:35 | 日記

上海から戻りました!

寒かったですよ、上海!

 

ということで…

いろいろとやらなければいけないこともあるので、がんばろ!

 

あらためて、本年もよろしくお願いします!

 

旅行日記も、ぼちぼちと書いていきます。

 


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