風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

ローカル社会・海に向かう・ビーグル水道

2018年04月04日 21時53分56秒 | 日記
高知の山間部・太平洋に面した海岸部、ともに、大好きです。
無責任ですが、自然に身体で挑み、背中の「汗」や収穫の「喜び」が子供を育てた時代が懐かしいのです。
斜面の山里は消滅に瀕しています。
歩いているとお年寄りが多く、放棄耕作地は急速に拡大しています。

<画像は高知市内から1時間以内の山間部の現状です>




高知県の森林面積は約84%、日本1位です。
少子高齢化による人口減も最高のスピードの様に想います。
対策として、生産性の向上がよく言われていますが・・・
山間部の斜面や棚田では高価な大型機械化農業は成立しません。
他県でも同じ状況である様に思います。

個人の努力では、不可能デス!!

スイスでは山岳酪農経営者の所得は60%が補助金です。
離農者数も、平野部より山岳地域が少ない様です!!

*** 柏島~叶崎~竜串~大岐の浜 ヨタヨタ走り ***(3月29~30日)私は、季節の変わり目は、日常の生活領域から離れた「遠く」に行きたくなります。
今回は幡多地域の海岸線(渭南海岸)を周ってきました。
上記のコースは、社会人になってからです。何時も同じルートを走っています。
黒く重い黒潮のながれと太平洋からの潮風に身体を晒すと「こころ」中に溜まった「重いモノ」がカルクナリマス。

<柏島を見下ろす展望台(旧道)では、寝転んだり、ヨタヨタサンポで時間を忘れます>


 < 叶 崎 >
渭南海岸・高知県側のこの岬は大のお気に入りです。
手足を大きく広げ、命を懸けて、太平洋の暴風雨を受け止めている様に想えます!!
(足摺岬は巨人の鋼鉄製胸板の様に見えて好きではアリマセン)
道路脇の展望台に腰を下ろすとウツラウツラ・・・そして、灯台までヨロヨロ歩き。


 < 竜串・爪白キャンプ場 >
このキャンプ場奥に、海岸へ下りる小道があります。
ここが今夜の宿・堤防上で、いつものゴウカな夕食・車中泊。


この青年は大型バイクで、宇都宮からです。5日間休暇が取れたので、四国ツーリングと話してくれました。




(以上の全画像 撮影日:3月29日)



 < 大 岐 の 浜 > 3月30日
この浜は人工物は見当たりません。
広大な砂浜と松林の緑壁。
大のお気に入りです。
今日は風が強く、魔人が白く長い舌を幾重も伸ばしています。
この魔境に一人の女性がサーフボードを片手に敢然と挑戦!!








 < オトシヨリの昔ばなし >
この桜の花の下に小さな小学校がありました。
教室の窓からは、太平洋と荒磯、元気な歌声も。
私が初めてここを知ったのは1968年ごろ。
「二十四の瞳」の分教場を連想したものです。


 < 祈 り の 道 >
この岩石海岸を数分走れば、土佐佐賀です。
車を止めて休憩をしていると「お遍路」様が通り過ぎて行きました。
孤高で清心、凛とした背中に、手を合わせたくなりました。

(以上の画像 撮影日 3月30日)

 * * * ビーグル水道 * * *
渭南海岸から黒く重い太平洋を眺めていると、ビーグル水道が脳裏をかすめました。
ヤーガン族は、ベーリング海峡が湿地帯であった1万年以上前に、アラスカに渡り、さらに、数千年かけてビーグル水道に到達しました。白人の進出で激減し、近年、純粋ヤーガン族は地球上から姿を消しました。
(画像はビーグル水道)



コメント
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