風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

五月晴れ

2016年05月18日 19時56分58秒 | 日記
今日は(18日)、昨日に続き、気温は夏並みですが、湿気を感じない、爽やかな空気が流れています。
天気が良い日の午前中は、愛用の「カブ」で鏡川上流域を走っています。
これは、私の散歩(?)です。




今日のルートは、自宅~円行寺~トンネル~網川~ 廃校中学・右折~鏡川上流域です。
2つの沈下橋周辺をフラフラ・ヨロヨロ歩きです。
小さな沈下橋は力の限り、清流を受け止め、農作業人の安全通行を「お手伝い」しています。
社会を流れる、薄汚れた「空気」で、少し「こころ」が重くなっている私には、清流・新緑・小鳥のさえずり等は、最良の元気再生薬です。


帰りは、ダム経由でした。数日前の雨で、ダムは放流中でした。
ダムからの流れは、汚れた泥色の瀕死状態です。支流の的渕川からは清流です。


 < 鏡川上流域・梅ノ木 > 17日午前中の散歩

この地域は、春の田植えの時期や秋の収穫時期がお気に入りの散歩コースです。

この日は、9時半に自宅を出発、野鳥の鳴き声・新緑のカオリ・少し湿りのある山空気を全身に受けて、狭くてカーブの多い山道を走り、梅ノ木の小学校跡(現在は公民館)に約1時間で到着。


旧小学校の周囲は、水田が広がり、田植えが始まろうとしています。


夏、子供たちの最高の楽しみは「水泳時間」!!その元気な声で野良仕事の大人も元気!!


校門の向こう側は、「八坂神社」、樹齢500年の杉は、親も、子供たちも見守り続けてきました。
TVやゲームとは無縁、イジメや不登校ナシ。健康で優しい子供世界・最高の教育環境!!
遠い遠い忘却の「戦後・昭和」のことです。


 < 鏡川上流域、里風のなか、バイク散歩 > 5月13日


この場所から、少し走ると「峠」です。山畑のなかに、立派な農家が点在しています。
昭和30年代までは、子供の話し声や通学姿で、明るく元気な山里であったと想います。
(道路そばの大きな自然石の常夜灯(?)の前で休憩、折り返し)


農家の庭先に「鯉のぼり」!!正直、「オドロキ」ました!!
「ここで頑張り、子供の「幸せ」のために働く」と「宣言」している様に思えました。

近年、「限界集落」とか「学校統廃合」等の字句をよく目にします。

人口減は「時」の流れです。その条件の下でも、生き抜くことが出来る様な方策を
整えることが急務です。

山間地域の児童は、徒歩での長時間通学は無理です。雨風の強い日は、特に危険です。
市町村の通学援助・通学保障は不十分です。

中学生になると、クラブ活動に参加する生徒が多くなります。
冬期、暗い山道の帰宅は危険です。
特に女生徒は一人で帰してはイケマセン。

高校進学は、ほゞ全員ですが、過疎地域の高校は消滅しました。
長時間・長距離通学の交通費は莫大です。個人負担ではなく、公費で賄うべきです。
生徒の進学希望コースが自宅通学不可能の場合は、無料の寮が必要です。

高知は森林面積の割合が83.4%です。(日本1位)
この地理的条件の下では、子供たちに対する「教育環境」の充実が急がれます。
これこそが、集落消滅ストップの「道」です。


コメント
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