熊澤良尊の将棋駒三昧

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駒を育てる

2024-07-09 06:54:18 | 文章

7月9日(火)、曇り。
雲の量が多くなりました。

雨が近づいているようです。

先日は、遠路、静岡県からのお客様。
愛用、お持ちの駒も拝見しました。
かなり前に制作した駒で特にキズなどはありませんが、赤みが増したもう一度、1枚づつ表裏を磨き上げることにしました。
長い間、駒箱に並べられていたようで、元の輝きが幾分蘇りました。
特に蓋を開けた平箱に入れっぱなしの状態は、駒のためには良くないのです。

中でも、駒のお尻と側面に色が濃いところの色むらが幾分出来ていたのは、平箱にずっと並べられていたことで、光が遮断されていた部分と、そうでない部分が長時間あったためで、これはしばしば駒を箱から出して、自然の光を受けて、指で撫でるなどを繰り返すことで、かなり軽減できると思います。

私はよく「駒を育てる」と言いますのも、時には盤に並べたりして自然に指で撫でてやる。
これが一番良いのですね。





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2 コメント

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Unknown (くまざわです)
2024-07-09 19:37:22
箱に入れたまま、駒を持っていても、何んの役にも立ちませんし、かえって、駒をダメにすることを知ってほしいと思うのです。
案外、そのことを知らない人が多いように思います。
出来立ての駒は、完成度で言えば100セントではありません。まあ、95パーセントぐらいだろうと、思うのです。
それを100パーセント、あるいはそれ以上に高めるのが「駒を育てる」で、それが分かっている人は、少ないように思うのです。
箱に終ったままにしていると、当初の完成度95パーセントを頂点にして、時間(年数)とともに下降線を辿るのみなのです。
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Unknown (権兵衛)
2024-07-09 19:19:22
やっとの思いで購入した盛り上げ駒です。もったいなくて使えないという気持ちはよくわかります。ですが、箱にしまったまま使わずじまいも、もったいない話です。せっかくですから少しずつ使ってみて、から拭きしながら駒の深みを増すことを知るといっそう愛着がわいてきます。
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