熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。只今、配本中。
駒に関心ある方、コメントでどうぞ。

目次

作品 文章 写真 販売品

ごめんなさい

2016-05-07 06:21:06 | 文章
5月7日(土)、曇り。

小生は全く関係がありませんが、大型連休も、あと2日になりました。
今日、注文していていた「正倉院柄の西陣織」が届きます。
例の「象牙の駒」のパネル箱に使う布です。
すでに、すでに注文分の二つは作成済みです。

が、もう一つ二つ、違う柄で制作して、その中から選んでいただこうと思っています。
新しい分の制作は、半日ほど掛かります。
来週、手の空きを見ながら、造りこもうと思っています。

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先日、奈良からのお客様から「香車」一枚の補充駒の制作依頼がありました。
このような依頼は、時々引き受けます。
失くした一枚を補充することで、折角の一組が復活するのですから、全て受けることにしています。
同じような材料で、同じようなサイズで、同じような文字で、です。
勿論、誰の作でも、彫り駒、盛り上げ何でも、です。
大概は使い込んだ古い駒なので、色合いも出来るだけ似通ったものを探して作るよう心がけます。

そう言えば、昔のことを思い出しました。
「名駒大鑑」が出来たので、金井静山さんに、本を差し上げるべく持参した折のことでした。
古い駒一枚を、砥石で磨っておられるところでした。
良く見ると、それは古い「水無瀬駒」。その飛車でした。

すでに片面の文字は消滅。
「何をなさっているのですか」と聞きました。
「ウン、飛車一枚の補充を頼まれてね。この駒は書いただけで彫っていないのでこれが丁度いい。
 それでこの古いのを使おうと思ってね・・」。

ビックリして「静山さん、それは380年前の水無瀬駒ですよ」。
今から35年ほど前の、話でした。

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今日は、福井へ行くつもりでしたが、急用で行けなくなりました。
川井さん、鬼頭さん、尾崎さん、三輪さん、申しわけない。
それに豊島さん、ごめんなさい。

コメント (1)
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