いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

動物に関する知識

2010-11-22 15:20:03 | やまちゃん

自然ガイド養成講座16回目は、動物に関する知識がテーマです。
今回はNPO法人モモンガくらぶの桐原さんにお越し頂き、
主に北海道に生息する動物について学びました。

日本列島土着の哺乳類(外来種を含む)はおよそ134種、
その中で、日本固有種は44種です。
それは世界的に見ても多く、理由としては、日本は海水面が
上昇し、海に囲まれたことによって、大陸から渡ってきた
動物が独自に進化していったのです。


北海道土着の陸生哺乳類はというと41種、本州にはいない
動物が生存しますが、北海道には固有種はいません。
なぜかというと、宗谷海峡の海の深さは50mと他の海より水深
が浅く、氷河期に入ると陸橋が形成されてシベリアの方から北海道へ
渡ってくることができました。
なので、北海道にしかいないと言われている種は、北方には存在すると
いうワケです。

動物もともと日本にはいない動物、外来種。外国からやってきた動物は
在来種の動植物を捕食したり、食物や繁殖場所など棲息環境を奪うことで
競合種などを減少させたりしています。
またニホンオオカミの絶滅によって、生態のバランスが崩れてしまったのでは
ということで、近縁種のオオカミを導入するという話があるだなんて・・・
ヒトって自分勝手な生き物です。

動物の習性や生態について不思議やおもしろさを知りつつ、ヒトの安易な
行動で生態系が崩れてしまったことについて考えさせられました。

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