![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ff/b584ceb8379352d06f39b3855b89b41b.jpg)
The New One / The Buddy Rich Big Band
確かこのアルバムは、バディーリッチが新しいBIG BANDを立ち上げてから第3作目。
このアルバムが出た時、期待をしながら聴いた記憶がある。
サド・メルのオーケストラが出現したほぼ同時期に登場したのがこのバディーリッチのオーケストラ。
サド・メルはソリッドステートレーベルで洗練されたサウンドのファーストアルバムを出した後、2枚目のビレッジバンガードのライブアルバムで本領を発揮した。
一方、バディーリッチのオーケストラはアップテンポ中心でライブの熱気が伝わるアルバムで鮮烈なデビューを果たし、2枚目もその続編ともいえるアルバムが続いた。
そして、それを追うようにこの3作目。
リッチのドラムのように、新たに誕生したリッチのバンドが次から次へとエネルギーを繰り出す勢いを感じたものであった。
タイトルの「THE NEW ONE」を見て、さらに何か新しいものがあるかというとそうでもなかった。リッチの新しい流れを汲んだBig bandサウンドの集大成とでもいうスタジオ録音のアルバムだ。
一曲目の”Away We Go”で始まる、このリッチのバンドを象徴するようなスイング感が何ともいえない心地よさだ。パンチが効いたアンサンブルやソロが多い中で、一時の清涼剤としてスローバラードでは、”Somethig for Willie”でトロンボーンをフィーチャー。Boiceがウィリースミスに捧げた自分の曲。ベイシーライクな、“Standing Up in a Hammock”では、本家ベイシーに負けないリズムワーク。リッチの超アップテンポのブラッシュワークに圧倒される。
そして、このアルバムで何か新しい試みは・・・?と思って、ライナーノーツを見ると。
すると、単なる8ビートや3/4拍子ではなく、12/8、9/8、とか、6/8とか変拍子の曲が多い。
どんなリズムでもリズムが心地よく決まって、リッチ独特のうねるようなスイング感を感じる。
変拍子といえば、その頃ドン・エリスがかなりマニアックな変拍子にチャレンジしていた。リッチは、どのようなリズムでも違和感はなく自然なスイング感がある。
4ビートでも、8ビードでも、さらに変拍子にもピッタリ合うこのリズム感がリッチの特徴かもしれない。そしてこれが新しい試みだったのかもしれない。
1. Away We Go* Ferguson 3:11
2. Machine Reddie 3:38
3. The Rotten Kid* Greco 5:11
4. New Blues Piestrup 4:54
5. Something for Willie Boice 4:08
6. Standing up in a Hammock Potts 2:40
7. Chicago Fisher 2:08
8. Luv Mulligan 2:56
9. I Can't Get Started Duke, Gershwin 3:50
10. Group Shot Piestrup 5:07
11. Diabolus* Ferguson 8:58
<Personnel>
Produced by Richard Bock
Buddy Rich (drums)
Oliver Mitchell, Yoshito Murakami, Charles Findley, John Scottile (trumpet)
Jim Trimble, John Boice , Robert Brawn (trombone)
James Mosher (alto sax); Ernest Watts (alto sax, flute)
Jay Corre, Robert Keller (tenor sax, flute)
Mayer Hirsch (baritone sax)
Ray Starling (piano)
Richard Resnicoff (guitar)
James Gannon (bass)
Recorded on Jun 15, 1967
( * )
Buddy Rich (drums)
Russell Iverson, Yoshito Murakami, Charles Findley, John Scottile (trumpet)
Samuel Burtis, Jack Spurlock, Robert Brawn (trombone)
Charles Owens (alto sax); Ernest Watts (alto sax, flute)
Jay Corre, Robert Keller (tenor sax, flute)
Frank Capi (baritone sax)
Russel Turner (piano)
Richard Resnicoff (guitar)
Ronald Fudoli (bass)
Recorded on Nov 30, 1967
確かこのアルバムは、バディーリッチが新しいBIG BANDを立ち上げてから第3作目。
このアルバムが出た時、期待をしながら聴いた記憶がある。
サド・メルのオーケストラが出現したほぼ同時期に登場したのがこのバディーリッチのオーケストラ。
サド・メルはソリッドステートレーベルで洗練されたサウンドのファーストアルバムを出した後、2枚目のビレッジバンガードのライブアルバムで本領を発揮した。
一方、バディーリッチのオーケストラはアップテンポ中心でライブの熱気が伝わるアルバムで鮮烈なデビューを果たし、2枚目もその続編ともいえるアルバムが続いた。
そして、それを追うようにこの3作目。
リッチのドラムのように、新たに誕生したリッチのバンドが次から次へとエネルギーを繰り出す勢いを感じたものであった。
タイトルの「THE NEW ONE」を見て、さらに何か新しいものがあるかというとそうでもなかった。リッチの新しい流れを汲んだBig bandサウンドの集大成とでもいうスタジオ録音のアルバムだ。
一曲目の”Away We Go”で始まる、このリッチのバンドを象徴するようなスイング感が何ともいえない心地よさだ。パンチが効いたアンサンブルやソロが多い中で、一時の清涼剤としてスローバラードでは、”Somethig for Willie”でトロンボーンをフィーチャー。Boiceがウィリースミスに捧げた自分の曲。ベイシーライクな、“Standing Up in a Hammock”では、本家ベイシーに負けないリズムワーク。リッチの超アップテンポのブラッシュワークに圧倒される。
そして、このアルバムで何か新しい試みは・・・?と思って、ライナーノーツを見ると。
すると、単なる8ビートや3/4拍子ではなく、12/8、9/8、とか、6/8とか変拍子の曲が多い。
どんなリズムでもリズムが心地よく決まって、リッチ独特のうねるようなスイング感を感じる。
変拍子といえば、その頃ドン・エリスがかなりマニアックな変拍子にチャレンジしていた。リッチは、どのようなリズムでも違和感はなく自然なスイング感がある。
4ビートでも、8ビードでも、さらに変拍子にもピッタリ合うこのリズム感がリッチの特徴かもしれない。そしてこれが新しい試みだったのかもしれない。
1. Away We Go* Ferguson 3:11
2. Machine Reddie 3:38
3. The Rotten Kid* Greco 5:11
4. New Blues Piestrup 4:54
5. Something for Willie Boice 4:08
6. Standing up in a Hammock Potts 2:40
7. Chicago Fisher 2:08
8. Luv Mulligan 2:56
9. I Can't Get Started Duke, Gershwin 3:50
10. Group Shot Piestrup 5:07
11. Diabolus* Ferguson 8:58
<Personnel>
Produced by Richard Bock
Buddy Rich (drums)
Oliver Mitchell, Yoshito Murakami, Charles Findley, John Scottile (trumpet)
Jim Trimble, John Boice , Robert Brawn (trombone)
James Mosher (alto sax); Ernest Watts (alto sax, flute)
Jay Corre, Robert Keller (tenor sax, flute)
Mayer Hirsch (baritone sax)
Ray Starling (piano)
Richard Resnicoff (guitar)
James Gannon (bass)
Recorded on Jun 15, 1967
( * )
Buddy Rich (drums)
Russell Iverson, Yoshito Murakami, Charles Findley, John Scottile (trumpet)
Samuel Burtis, Jack Spurlock, Robert Brawn (trombone)
Charles Owens (alto sax); Ernest Watts (alto sax, flute)
Jay Corre, Robert Keller (tenor sax, flute)
Frank Capi (baritone sax)
Russel Turner (piano)
Richard Resnicoff (guitar)
Ronald Fudoli (bass)
Recorded on Nov 30, 1967
![]() | The New One!The Buddy Rich Big BandPacific Jazzこのアイテムの詳細を見る |