A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

クリスマスはやはりアコースティックサウンドが似合う・・・・

2011-12-15 | CHRISTMAS
Six Strings Santa / Joe Pass

という訳で。Joe Passのクリスマスアルバムを。このジョーパス。本名はJoseph Anthony Jacobi Passalaquaというらしい。略してJoe Pass。確かに外人の名前は、トーマスをトムとか略称を使うことが多い。日本語だと「~ちゃん」の世界だ。日本だと正式な役所の書類は、漢字の旧字使いまでこだわるけれど、外人が正式な名前を使うのはどんな場面なのか、つまらないことが気にかかった。

さて、ジョーパスは長年の麻薬のリハビリで演奏から遠ざかっていたが、1973年のPabloレーベルとの契約から第一線に復帰し、一躍スターの座に返り咲いた。実は、記念すべきConcordのファーストアルバムは、'72のConcord Jazz Festivalのライブだが、ここにJoe Passが参加している。そして、その翌年も。本格復帰前の元気なプレーが聴ける。ここでの演奏が本格的な復帰の足がかりになったのであろう。Pabloもベテラン再生レーベルだが、大物との共演で復帰していったパスにはパブロレーベルの方が結果的にも合っていたと思う。

このアルバムは、パスのギターを中心にもう一人のギタージョンピサノ、そしてベースとドラムというカルテット編成。ピサノは時にはソロもあるが基本的にはリズムギター。この編成を見ると、あのベンチャーズを思い出すが、これは完全なアコースティックサウンド。ギターのDUOはConcordの十八番だが、多くは2人のソロプレーヤーの対決、時にはバックに廻ってリズムを刻むことがあるが、このパスのカルテットのようにリズムギターを従えたギターのDuoはあまり聴いたことがない。亡くなる2年前の晩年の録音だが、プレーぶりはますます円熟の境地に達している。

サウンド的には、アップテンポもバラードも実に軽妙で心地よい。クリスマスソングを奏でるには最適な編成だ。タイトルはSIX STRINGだが、リズムギターにベースを加えた“SIXTEEN STRINGS SANTA”がピッタリなアルバムだ。



1. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!      Cahn, Styne 3:39
2. (There's No Place Like) Homefor the Holidays  Allen, Stillman 3:58
3. White Christmas                   Berlin 3:14
4. God Rest Ye Merry Gentlemen           Traditional 3:20
5. O Christmas Tree                Traditional 3:31
6. Angels We Have Heard on High/Joy to the World  Traditional 4:36
7. Happy Holiday Blues               Pass 5:16
8. It Came Upon a Midnight Clear          Sears, Willis 4:28
9. Santa Claus Is Coming to Town          Coots, Gillespie 4:45
10. Have Yourself a Merry LittleChristmas      Blane, Martin 4:36
11. Winter Wonderland                Bernard, Smith 4:13

Joe Pass (g)
John Pisano (rythm guitar)
Jim Hughart (b)
Colin Bailey (ds)

Recorded on Feb.2,1992


Six String Santa
Joe Pass
Delta
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レイブラウンのクリスマス・・・

2011-12-07 | CHRISTMAS
Christmas Songs with the Ray Brown Trio

最近レイブラウンの登場するアルバムが多いので、レイブラウンのクリスマスアルバムを。
クリスマスアルバムは、演奏か歌物か、どちらがいいかは迷うところだが、このアルバムは一枚で両方の期待に応えてくれる。

そして、このアルバムの録音は1997年のクリスマス前の12月、そして翌年1998年の4月の録音だ。広告の世界ではよく季節外れにシーズン物の撮影をすることが多い。セッティング作りや季節に合った風景探しに苦労するが、季節はずれの録音は演奏する方ではなかなか乗らないのではと、つい、つまらない心配をしてしまうが・・。

レイブラウンは色々なセッションに顔を出すが、自分のグループとなるとピアノトリオが多い。やはりピーターソンとのトリオが長かったせいか、あるいは自分のスタイルに合ったピアノを選んでいるのか、必ず良くスイングするピアニストがその席につく。モンティーアレキサンダーもそうであったが、長くジーンハリスがその席を務めていた。
このセッションのピアニストは、Geoff Keezer.。人を紹介する時、すでに有名人の場合、あるいは実績のある人間であれば、今の仕事やそれまでの実績で紹介できるが、まだ無名に近いと過去の実績を間接話法で紹介する。有名な仕事に携わっていたとか、有名人と一緒に仕事をしたとか・・・。キーザーは、「ジャズメッセンジャースの最後のピアニスト」として紹介されることが多い。それだけで、ファンキーなピアノを想像できるが、その大役を務めただけあって、レイブラウンのトリオにはぴったりの良くスイングするタイプのピアニストだ。

このトリオの演奏に加えて、ヴォーカル陣は7人が一人一曲で参加している。トリオの演奏は単調になりがちだが、このアルバムはトリオの演奏もボーカルも実に良くアレンジされていて、最後の曲はドラムのグレゴリーのRAPのおまけ付きで多彩な演奏が聴ける。
レイブラウンは元々裏方で土台を支える役割。しかし、ベースプレーヤーとしてだけでなく、ディレクターとしての全体の構成も流石だ。タイトル的にはレイブラウントリオであるが、御大ブラウンの描いたキャンバスに、ベースを中心にしてピアノも、テナーやギター、そしてそれぞれの歌も個性豊かにしっかり描かれた充実のクリスマスアルバムだ。

これは他のコンピレーションアルバムでのRay Brown Trio


1. Away in a Manger           Murray, Traditional 5:49
2. Santa Claus Is Coming to Town    Coots, Gillespie 3:08
3. God Rest Ye Merry Gentlemen     Traditional 3:36
4. It Came Upon a Midnight Clear    Sears, Willis 3:59
5. The Little Drummer Boy       Davis, Onorati, Simeone 4:14
6. The Christmas Song         Torme, Wells 4:05
7. Rudolph the Red-Nosed Reindeer   Marks 4:12
8. Winter Wonderland          Bernard, Smith 3:07
9. We Wish You a Merry Christmas    Traditional 2:48
10. O Tannenbaum            Traditional 4:59
11. Jingle Bells             Pierpont 4:13
12. White Christmas           Berlin 4:58
13. The Christmas Rap          Brown 2:29

Ray Brown    : Arranger, Bass, Producer
Geoff Keezer   : Piano
Gregory Hutchinson : Drums, Vocals (13)
Ralph Moore : Tenor Sax
Russell Malone : Guitar
Dee Dee Bridgewater : Vocals (1)
Diana Krall : Vocals (2)
Etta Jones : Vocals (4)
Kevin Mahogany : Vocals (6)
Nancy King : Vocals (8)
Marlena Shaw : Vocals (11)
Vanessa Rubin : Vocals (12)

Robert Woods Executive Producer
Elaine Martone Producer
Michael Bishop Engineer

Recorded in O'Henry Studio A Burbank, California,December 15-17,1987
and Sony Music studio D, New York, April 27-29, 1998

Christmas Songs With the Ray Brown Trio
Ray Brown Trio
Telarc
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そろそろ街にはクリスマスの飾りつけ、ジングルベルが流れる季節に・・・

2011-11-25 | CHRISTMAS
A Swingin’ Christmas / Tony Bennett featuring Count Basie Big Band

そろそろクリスマスアルバムを聴く時期になった。時々思い出したように真夏にクリスマスアルバムを聴く事があるが雰囲気がどうもしっくりこない。もっとも南半球に行けば真夏のクリスマスが当たり前なのだが・・・・・。やはり今の時期が一番いい。

という訳で、まず引っ張り出したのがこのアルバム。ジャズの世界、女性ボーカルは次々と新たな歌手が登場するが男性の方は今ひとつ。その中で、大ベテランのトニーベネットが元気だ。1926年生まれというので、とうに80歳は越えている。デュエットアルバムも続編が出てまだまだ現役だ。
そのベネットの歌うクリスマスソングといえばいくつかあるが、新しいところではカウントベイシーオーケストラとのコラボレーションが実にいいアルバムだ。厳密にいうとベイシーオーケストラはホーンとサックセクションのみ。ピアノのモンティアレキサンダー、ドラムのハロルドジョーンズなどのカルテットが加わった豪華版だ。

このCDにはメイキングのDVDがおまけでついているので、和気藹々とした録音風景を見ることができる。このメイキングの解説をしているのが、プロデューサーのフィルラモン。グラミー賞をいくつもとっている名プロデューサーだが、ベネットの最近の一連のアルバムは彼の作品だ。このラモンは元々クラシックのバイオリニストからジャズ&POPSの世界に入ったというキャリアの持ち主。ジュリアードではフィルウッズの同級生だったとか。
そして、演奏家ではなくレコーディングエンジニアとしてアルバム作りに参加していった。クレジットを見るとよく登場する録音スタジオA&R Studiosは彼のスタジオだ。有名なゲッツ/ジルベルトもそうだし、あのサドメルのデビューアルバムも彼の作品だ。クインシーのマーキュリーの一連の作品も彼の手に掛かっている。その後はビリージョエル、レイチャールス、そして松田聖子までポピュラーのあらゆるジャンルの多くの大スターのアルバム作りに参加している。録音だけでなく、映像やサラウンドの音響まで音作りに関しては第一人者の一人だ。

ベイシーオーケストラをバックにした録音で、そのラモンが選んだ録音場所は通常のスタジオではなく、PAC Theatreという普通の劇場だ。そこのステージにベイシーオーケストラが通常のライブの演奏のようなセッティングがされている。特に間仕切りが設けられている訳でもない。どうりで臨場感がある演奏だと思った。
当たり前だが、演奏する様子を映像で見ると実に良く雰囲気が伝わってくる、いつもは饒舌なモンティー アレキサンダーのピアノが神妙にベイシースタイルを演奏しているのも実に新鮮だ。クリスマスアルバムといっても「軽く一丁上がり」というのではなく、娘とのデュエットがあったり、カルテットをバックにした演奏があったりで、全体の構成がじっくり考えられているものもやはり名プロデューサーであるフィルラモンのおかげだろう。

これはメーキングではなく、テレビ出演の映像




1. I'll Be Home for Christmas     Gannon, Kent, Ram 2:12
2. Silver Bells            Evans, Livingston 3:17
3. All I Want for Christmas Is You   Bergman, Bergman, Mandel 4:18
4. My Favorite Things          Hammerstein, Rodgers 2:55
5. Christmas Time Is Here        Guaraldi, Mendelson 3:59
6. Winter Wonderland          Bernard, Smith 2:31
7. Have Yourself a Merry LittleChristmas Blane, Martin 4:36
8. Santa Claus Is Coming to Town    Coots, Gillespie 2:53
9. I've Got My Love to Keep Me Warm   Berlin 3:31
10. The Christmas Waltz         Cahn, Styne 3:22
11. O Christmas Tree           Traditional 3:27

Tony Bennett Vocal
Antonia Bennett Vocal

Monty Alexander  Piano
Paul Langosch Bass
Gray Sargent Guitar
Harold Jones Drums
Toots Thielemans Harmonica
Dave Keim Trombone
Clarence Banks Trombone
Barry Cooper Trombone
Alvin Walker II Trombone
Kriss T. Johnson Jr. Trumpet
William Barnhart Trumpet
Michael Williams Trumpet
James Zollar      Trumpet
Andy Snitzer Sax (Tenor), Soloist
Grant Langford Sax (Alto)
Doug Lawrence Sax (Tenor)
Doug Miller Sax (Tenor)
John Williams Sax (Baritone)
Lee Musiker Arranger, Conductor, Music Direction, Piano, Rhythm Arrangements
Frank Foster Arranger
Bill Holman Arranger, Conductor

Danny Bennett Executive Producer
Phil Ramone Producer

Recorded in Englewood NJ in June 2006


Swingin' Christmas
Tony Bennett
Sony
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クリスマスまであと一日・・・

2007-12-24 | CHRISTMAS
Crescent City Christmas Card / Wynton Marsalis

12月はあっという間に時間が経つ。こんな時期に長い休暇をとったのも自業自得であるが、ただでさえ慌しい年末、バタバタしたまま正月に突入しそうだ。
この時期になるとクリスマスアルバムをじっくりと思うが新たに仕入れたアルバムは今年はなし。あまり聴き返す時間もなく今年も終わってしまいそう。
今年もこのアルバムが最後になりそうだ。
先日、サックスのグローバーワシントンJr.のアルバムを聴いたので、今回はトランペットで締めることにする。
ウイントンマルサリスの一枚を。

タイトルが、“Crescent City Christmas Card”とあるように、マルサリスの故郷であるニューオリンズからのクリスマス音楽の贈り物だ。ハリーコーニックJr.も同じニューオリンズ出身だが、彼のクリスマスアルバムとは一味も二味も違う。
お国柄、土地柄を生かしたご当地アルバムはよくあるが、これはただのクリスマスアルバムとは思えない。単なるトランペット奏者ではないマルチタレントのマルサリスが本格的に曲作りから取り組んだ大作だど思う。

素材は確かにクリスマスソングだが、これにジャズに大きく影響を与えた故郷ニューオリンズの歴史、文化を最大限組み込んだアルバム自体が「大組曲」といってもいいかもしれない。
曲によってブルースの香りを感じ、アンサンブルにストリートブラスバンドの雰囲気を、ニューオリンズジャズには欠かせないクラリネットやトロンボーンの使い方、ボーカルの使い方、どれひとつをとっても。マルサリスはこのアルバムではコードの使い方、ハーモニーの使い方一つにもこだわりをもったそうだ。

その結果聞こえてくるサウンドは、エリントンのオーケストラを思い起こすことあれば、ジェリーロールモートンの時代の懐かしいジャズの響きが。この手の企画にはうってつけのジョンヘンドリックのボーカルも一曲だけだが適役・・・・、などなど。

聴きなれたクリスマスソングも、料理の仕方ひとつでこれまでに変化してしまうものかと。もちろんマルサリスのトランペットのプレーは素晴らしいが、アルバム作り全体が気に入った一枚だ。

1. Carol of the Bells              Traditional 4:56
2. Silent Night                  Gruber, Mohr 4:47
3. Hark! The Herald Angels Sing       Mendelssohn, Wesley 3:09
4. Little Drummer Boy             Davis, Onorati, Simeone 5:29
5. We the Three Kings             Traditional 5:22
6. Oh Tannenbaum                Traditional 1:39
7. Sleigh Ride                   Anderson, Parish 4:29
8. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!   Cahn, Styne 4:20
9. God Rest Ye Merry Gentlemen       Traditional 5:43
10. Winter Wonderland              Bernard, Smith 2:55
11. Jingle Bells                  Pierpont 3:23
12. O Come All Ye Faithful           Oakeley, Wade 1:37
13. 'Twas the Night Before Christmas    Traditional 8:07

Wynton Marsalis (tp)
Todd Williams (ts&ss)
Wessel Anderson (as)
Joe Temperley (bcl&bs)
Alvin Batiste (cl)
Wycliffe Gordon (tb)
Marcus Roberts (p)
Reginald Veall (b)
Helin Riley (ds)
Kathleen Battle (vol) ( *only2 )
<Tracks: 1.2.3.4.8.13>

Wynton Marsalis (tp)
Todd Williams (ts&ss)
Wessel Anderson (as)
Wycliffe Gordon (tb)
Marcus Roberts (p)
Reginald Veall (b)
Ben Riley (ds)
Jon Hendricks (*only7)
<Tracks : 5.7.11.>

Wynton Marsalis (tp)
Todd Williams (ts&ss)
Wessel Anderson (as)
Wycliffe Gordon (tb)
<track : 6>

Wynton Marsalis (tp)
Marcus Roberts (p)
Reginald Veall (b)
Ben Riley (ds)
<Track : 10>

Todd Williams (cl)
<Track : 9>

Marcus Roberts (p)
<Track : 12>

Recorded at RCA Studio A,Janusry 24&25,April 3&4,1989

Crescent City Christmas Card
Wynton Marsalis
Sony Special Products

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クリスマスにはサックスの綺麗な響きも似合う・・・・・。

2007-12-18 | CHRISTMAS
Breath of Heaven: A Holiday Collection / Grover Washington Jr.

クリスマスシーズンなので、クリスマスアルバムを引き続き。
ギター一本のクリスマスソングもなかなかおつな味わいがある。「それでは楽器中心のクリスマスアルバムで他には?」ということで、思い浮かんだのがこのアルバムだ。
サックスのグローバーワシントンJr.のホリデーアルバム。
1999年の12月17日(ちょうど8年前。月日が経つのは早いものだ)に急逝したワシントンだが亡くなる2年間に出されたアルバムだ。ジャケットには、彼のFirst Holiday Albumと銘打ってある。長い活動暦の中で、それまでクリスマスアルバムが作られていなかったのが不思議なくらいだ。
ワシントンといえばやはりグラミー賞をとった“WINELIGHT”。そのサウンドがすぐに思い浮かぶ。ソウルフルだがケニーGよりはソフトでサウンドだ。
スムースジャズなるジャンルを生んだ一人だが、そのサックスの音色はヘビーなサウンドを聴き疲れたとき、一時の清涼剤的な役割を果たす。

ここではソプラノがメインだが、アルト、そしてテナーとサックスの魅力を曲に合わせて使い分ける。相変わらずオールマイティーだ。フュージョンもすっかり市民権を得た時代のアルバム。ジャズというよりはジャズ風のサウンドといった方がよいかもしれないが、ひとつのジャンルを築いたワシントンのサックスはクリスマスの時期にピッタリな雰囲気を醸し出す。

ここにも、サドジョーンズのChild is Bornが。あまり気にもとめていなかったが、最近聴くアルバムに良く登場する。お気に入りの曲だが、すっかりスタンダードとして市民権を得ている。

1. Have Yourself a Merry Little Christmas       Blane, Martin 4:56
2. Breath of Heaven (Mary's Song)          Eaton, Grant 6:59
3. The Love in His Infant Eyes            Robinson, Washington 4:27
4. Away in a Manger                 Traditional 5:56
5. I Wonder as I Wander               Traditional 5:23
6. Christmas Time Is Here                      5:04
7. The Magi's Song/Child Is Born                   4:56
8. Jesu, Joy of Man's Desiring             Bach 4:22
9. The Christmas Song                Torme, Wells 4:33
10. The Christmas Waltz               Cahn, Styne 4:47
11. Christmas Day                  Chant 3:41
12. Breath of Heaven (Mary's Song)          Eaton, Grant 5:18

Produced by Todd Barkan

Grover Washington, Jr. (arr,ss,as,ts)
Billy Childs (p.key.arr)
Adam Holzman (Syn)
Joe Locke (Arr. Chimes, Keyboards, Marimba, Vibraphone)
Donald Robinson (p, arr. Keyboards, Producer)
Hiram Bullock (g.arr.Key)
Richard Lee Steacker (g)
Gerald Veasley (b)
Will Lee (b)
Bashiri Johnson(per)
Steve Wolf (ds)
Victor Lewis (ds)
Pablo Batista (per, Conga)
Lisa Fischer (Vocals)
Dawn Andrews (Cello, Vocals)
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オルガンでSOULFUL なCHRISTMASといえば・・・・

2007-11-22 | CHRISTMAS
CHRISTMAS COOKIN’ / Jimmy Smith

今日は寒い夜だ。東京でも雪が舞ったとか?ホワイトクリスマスはまだまだ先だが、これだけ寒いとすっかり冬支度が必要になる気候だ。コート無しには寒さが身に染みる。
この寒さのせいもあるが、クリスマスソングを聴いたら続けて聴きたくなった。

ハリーコニックJr.が、クリスマスをニューオリンス風に料理した後は、誰が料理する何料理がいいか・・・・?

ジミースミスの「クリスマスクッキング」とタイトルされたアルバムがあった。
赤鼻のトナカイに引かれたソリならぬ、赤いスポーツカーに乗ったスミス。シェフとメニューを見ればなんとなく想像はつく。本格的なソウルフードが味わえそうだ。

料理方法は2種類。ビッグバンドサウンドをバックにした「コース料理」。そして、いつものギターを加えたトリオの「単品料理」。
どちらも、美味しそうに並ぶ。

一曲目、ティンパニーの打ち鳴らすリズムに乗ってチューバがリードするアンサンブル、そしてブラスの荘厳なサウンドで始まる。そこにスミスのオルガンが。
ソウルフルなR&B風のビッグバンドを予想すると少し肩透かしを食らう。サドジョーンズのオーケストラをバックにしたスミスのアルバムでも、アレンジの特徴を生かしたビッグバンドサウンドを楽しませてくれた。
“VERVE”に移籍したスミスは、制作予算も増えたのかビッグバンドをバックにしたアルバムが多い。プロデューサーはクリードテイラー。これは、何もスミスに限った話ではない、当時のヴァーブの特徴のひとつだ。

ビリーバイヤース率いるビッグバンドだが、サックス抜きのブラスオーケストラ。
どうりで、出だしから荘厳なサウンドが響き渡るはずだ。

トリオの演奏もしかり。ホワイトクリスマスは、軽快なボサノバのリズムの乗ったミディアムテンポだ。現メロディーはいずれも忠実に生かしているが、料理方法は色々凝っている。
本場のソウルフードかと思うと、結構都会的な味付けがされたソウルフードだ。

1. God Rest Ye Merry Gentlemen       Traditional 4:19
2. Jingle Bells                   Pierpont 3:15
3. We Three Kings (Of Orient Are)      Hopkins 3:45
4. The Christmas Song             Torme, Wells 4:32
5. White Christmas                Berlin 2:51
6. Santa Claus Is Coming to Town       Coots, Gillespie 5:26
7. Silent Night                   Gruber, Mohr 4:04
8. God Rest Ye Merry Gentlemen       Traditional 6:11
9. Baby, It's Cold Outside [*]          Loesser 6:00
10. Greensleeves [*]               Traditional 8:53


Jimmy Smith Organ, Arranger, Leader, Co-Leader

Billy Byers Arranger, Conductor
Al Cohn Arranger (3)

Joe Wilder,Danny Stiles ,Ernie Royal ,Bernie Glow (tp)
Joe Newman,Jimmy Cleveland,Chauncey Welsh (tb)
Tommy Mitchell Trombone,Paul Faulise (bass&baritontb)
James Buffington ,Donald Corrado, Morris Secon, Earl Chapin (French Horn)
Harvey Phillips (tuba)
Quentin Warren (g)
Kenny Burrell (g)  (8)
Wes Montgomery (g) (9)
Art Davis (b)
Grady Tate (ds)
Billy Hart (ds)
Ray Barretto ,George Devens (per)
Margaret Ross (harp)

Creed Taylor Producer

Recorded on April 20, 1966
        September 29, 1966
        June 1965 (9)
        September 28, 1966 (10)


クリスマス・クッキン
ジミー・スミス,グラディ・テイト,クウェンティン・ウォーレン,ケニー・バレル,ビリー・ハート,ウエス・モンゴメリー,レイ・バレット
ユニバーサル インターナショナル

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秋が深まればもうすぐクリスマス・・・・

2007-11-21 | CHRISTMAS
Harry for the Holidays / Harry Connick, Jr.

猛暑で暑い日が続いていたと思ったら、いつの間にか秋も深まり、最近は肌寒い日が続く。
関東では木枯らし一番が吹き、北国からは初雪の便りも。気候の良い期間は短い。
秋が深まるともうすぐクリスマス。街にもクリスマスの飾りつけが。そろそろクリスマスアルバムが聴きたくなる頃だ。

クリスマスソングは一流になるための登竜門であり、そのための規定課題のようなものだ。皆が慣れ親しみ、誰もが知っている曲を、どれだけ個性豊かに表現できるかを競っているように思う。その解釈、歌いっぷりは千差万別。歌手によって自分の得意ジャンルや個性をどれだけアピールできるか、そしてファンがその料理方法にどれだけ満足してくれるのか。今年は、誰が新譜をだしてくれるのか、毎年恒例のコンテストのようだ。

先日秋を感じて、ハリーコニックJr,を一躍スターの座に引き上げたアルバムを聴いた。
コニックは、ジャズの故郷ニューオリンズ出身で、ストレートに歌いきるスインガー。
シナトラとも比較されるが、自らピアノも弾くし編曲もする。歌だけではなく、バックを含めた全体の表現力のバリエーションは御大シナトラを上回るかもしれない。

このコニックもクリスマスアルバムを2枚出している。
2枚目の比較的最近のアルバムがこのアルバム。
ビッグバンドをバックに軽快に始まるクリスマスソングは、ニューオリンズのディキシーランドジャズのパレードを思い浮かべる雰囲気でスタートする。ミディアムテンポでスイングする「ブルークリスマス」。やはり、生まれ育った土地柄が反映しているのかも。
後半に入ると、静かなクリスマスソングに相応しい曲、そして演奏も。

特に、“I’LL BE HOME FOR CHRISTMAS”はアレンジも秀逸だ。
すごくシンプルなストリングスをバックに、シンプルなピアノ、そして静かにかすれるような音色のテーナー。コニックの歌声とともに、このアルバムでは一番のお気に入りだ。
派手な曲もいいが、やはりクリスマスにはこのような曲もいい。ピッタリな雰囲気だ。

1. Frosty the Snowman        Nelson, Rollins 3:34
2. Blue Christmas           Hayes, Johnson 3:23
3. The Christmas Waltz        Cahn, Styne 3:18
4. I Wonder as I Wander        Traditional 3:07
5. Silver Bells              Evans, Livingston 3:58
6. Mary's Little Boy Child        Hairston 5:10
7. Santa Claus Is Coming to Town   Coots, Gillespie 3:56
8. The Happy Elf             Connick 3:42
9. I'll Be Home for Christmas     Gannon, Kent, Ram 5:57
10. I Come With Love         Connick 4:43
11. Nature Boy             Ahbez 3:49
12. O Little Town of Bethlehem   Traditional 3:25
13. I'm Gonna Be the First One    Connick 3:27
14. This Christmas           Hathaway, McKinnor 3:47
15. Nothin' New for New Year     Connick 4:08
16. Silent Night             Gruber, Mohr 4:54

Harry Connick, Jr. (Bass, Piano, Arranger, Conductor, Drums, Vocals, Orchestration)

George Doering (g)
Leo Nocentelli (g)
Biff Watson (g)
Neal Caine (b)
Arthur Latin (ds)

Sandy DeCrescent Orchestra Contractor
Derrick Gardner(tp)
Roger Ingram (tp)
Leroy Jones (tp)
Joe Magnarelli (tp)
Mark Mullins (tb)
Craig Klein (tb)
John Alfred (tb)
Lucien Barbarin (tb)
Joe Barati (btb)
Charles Goold Sax (sa,ts)
James Greene (sa,ts)
Jerry Weldon (ts)
Mike Kam (ts)
David Schumacher (bs)
George Jones (Vocals)
Phil Frazier (Tuba)
Paul Franklin (Pedal Steel)
Tracey Freeman (Producer)

Recorded May 13, 2003-May 22, 2003

Harry for the Holidays
Harry Connick Jr.
Columbia

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HOLLY & IVY / NATALIE COLE

2006-12-23 | CHRISTMAS
年の瀬も迫ってきて、何となく気忙しい毎日が続く。あまりのんびりレコードを聞いている暇もないが。
クリスマスまであと2日。クリスマスアルバムを引き続き聴くことにしよう。

JAZZYな女性VOCALでクリスマスソングといえば、一番のお気に入りはこの一枚。
「ナットキングコールの娘」というイメージが強いので、いつまでたっても若いイメージがあるが、確か彼女は自分と同年代。いつの間にか、もうベテランの域を超えている。自分もそうだが。
このアルバムが出たのもこの前と思っていたがもう10年以上前になる。
月日の経つのは早いものだ。
久々に聴いてみたが、やはり彼女の多彩な面が収められている名アルバムだ。

JAZZサウンドのアレンジをバックに、軽快なジングルベルからスタート。
定番の曲をこなして、クリスマスメドレーに。一転、ソウルフルなR&BのMERRY CHRISTMAS BABYへ。
そして、バラードが続く。SILENT NIGHTをじっくり歌った後は、THE CHRISTMAS SONGをメディアムテンポで。
最後にアルバムタイトル曲で締める。
彼女のオリジナル「クリスマス組曲」を一気に聴き通す感じだ。

JINGLE BELL
CAROLING CAROLING
THE FIRST NOEL
NO MORE BLUE CHRISTMAS
CHRISTMAS MEDLEY
 JINGLE BELL ROCK
 WINTER WONDER LAND
 LITTLE DRUMMER BOY
 I'LL BE HOME FOR CHRISTMAS
MERRY CHRISTMAS BABY
JOY TO THE WORLD
THE LITTLE BOY THAT SANTACLAUSFORGOT
A SONG FOR CHRISTMAS
SILENT NIGHT
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THE CHRISTMAS ALBUM / THE MANHATTAN TRANSFER

2006-12-20 | CHRISTMAS
クリスマスは、イエスキリストの生誕を祝うキリスト教の記念日。
本来は「神様が人間として産まれてきてくださった」ことを祝うのが本質らしいが。
今では年末の大イベント。ビジネス的にはクリスマス商戦。彼女との間では、愛を確かめあったり。皆クリスマスにかこつけて大忙しだが。
音楽の世界も、クリスマスを素材に色々な曲が生まれている。
クリスマスソングも元を辿れば賛美歌だと思うが。今では、多種多様なクリスマスソングがある。
これを、最近この「クリスマスソング」を紐解いても面白いな思っている。
何か、きっかけが無いとなかなか他のジャンルの音楽には手を出せないでいるので。
暇が出来たら取組んでみたい。

クリスマスソングはやはり歌を聞かせるものが多い。
JAZZの演奏もいいが当然歌物がいい。ソロもあるし、コーラスもあるが。

JAZZ風のコーラスとなると、第一人者はやはりマンハッタントランスファー。
最近アカペラ版もあるが、以前オーケストラのバックをつけたクリスマスアルバムを出している。
1992年にCOLUMBIAに残した2枚のアルバムの内の一枚。
プロデュースとアレンジにJONNY MANDELが加わっているので、よりJAZZYなコーラスと演奏に仕上がっている。

いつもの、マントラサウンドに加えて、
THE CHRISTMAS SONGは、TONY BENETTが加わって華を添えていたり、
定番のSILENT NIGHT,HOLY NIGHTは、正統派合唱隊に仕上げて、
HAPPY HOLLYDAYは、HARRY SWEET EDISON のトランペットなどを加え、JAZZ風の仕立てている。
最後のビートルズSONGのGOODNIGHTは、マントラとしては唯一のビートルズの曲の録音らしい。
クリスマスを素材にしたいつものマントラと、クリスマスで少し普段と違った「おめかし」をしたマントラが楽しめる。

SNOWFALL
LET IT SNOW , LET IT SNOW, LET IT SNOW
SANTA CLAUSE IS COMING TO TOWN / SANTA MAN
THE CHRISTMAS SONG
SILENT NIGHT, HOLY NIGHT
CAROLING, CAROLING
HAPPY HOLLDAY / THE HOLIDAY SEASON(MEDREY)
A CHRISTMAS LOVE SONG
IT CAME UPON THE MIDNIGHT CLEAR
HAVE YOURSELF A MERRY CHRISTMAS
GOODNIGHT
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SWINGING BIG BAND CHRISTMAS

2006-12-16 | CHRISTMAS
シーズンなので、クリスマスアルバムを何枚か続けて聴いてみよう。

アメリカではクリスマスアルバムは新旧取り混ぜて山ほどあるが、JAZZミュージシャンのアルバムも結構沢山ある。「クリスマス」と「WITH STRINGS」アルバムの制作は、大物ミュージシャンになるための登竜門かもしれない。

一人のアーティストのアルバムのいいが、この前紹介したGRPのように、色々なアーティストを集めての企画も楽しいものだ。
前回は、フュージョンのアルバムだったので、今回は古きよき時代のBIGBANDを取り揃えた一枚を。
もっとも、この頃はまだSPレコードなので、アルバム全体の企画というよりは、色々な音源からのオムニバスCDアルバムであるが。

いずれも、懐かしいサウンドであるが、この3曲が秀逸

GENE KRUPA TRIOのJingle bells
  CHARLIE VENTURAのテーナーがなんともいえずいい感じ。
JACK TEAGARDENのThe Christmas Song
  いぶし銀の声とトロンボーンが健在。
Glenn Miller OrchestraのJingle Bells
  サックスセクションのノリがこれぞミラーサウンド

He’ll Be Coming Down The Chimny (Guy Lombardo Trio)
Snowfall (Claude Thornhill Orchestra)
Jingle Bells (Gene Krupa Trio)
Dance Of The Sugar Plum Fairies (Larry Clinton Orchestra)
The Christmas Song (Jack Teagarden)
Skaters Waltz (Bob Crosby Orchestra)
Christmas Medley (Gllen Miller Orchestra)
Silent Night
I’ll Be Home For Christmas
Jingle Bells
White Christmas
Parade Of The Wooden Soliers (Les Brown Orchestra)
The Nutcracker Suite (Les Brown Orchestra)
Old Fashioned Christmas Tree (Guy Lombardo and His Royal Canadians)
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GRP Christmas Collection Vol.2

2006-12-15 | CHRISTMAS
休暇から戻り、仕事に復帰したが、溜まった仕事を片付けるのに大忙し。忘年会シーズンでもあり、JAZZをゆっくり聞く暇もなく一週間が過ぎてしまった。
今日は予定がキャンセルになり、久々に早めの帰宅。
また、レコードを引っ張り出してしばらく中断していた続きをと思ったけれど、気がつけば周りはいつの間にかクリスマスシーズン。
それではということで、クリスマスアルバムを聞くことにした。

やはり、JAZZからということで、取り出したのが、いつもと少し毛色が違うフュージョン系のクリスマスアルバム。
GRPというレーベルが一時フュージョンの世界で一世を風靡したが、このレーベルのクリスマスアルバムだ。
アーティストも総動員で一人(一グループ)一曲ずつで、VOCALあり、ソロあり、グループあり、コーラスありの、変化に富んだ盛りだくさんの企画になっている。
フュージョンのクリスマスというのも、たまには雰囲気が違っていいものだ。

LET IT SNOW !LET IT SNOW!LET IT SNOW! (Nelson Rangell)
ANGEL WE HAVE HEARD ON HIGH (Don Grusin)
THE FIRST NOEL (George Howard)
BLUE CHRISTMAS (Laima)
O COME ALL YE FAITHFUL (Arturo Sandoval)
THE EARL OF SALISBURY’S PAVANE (Acoustic Alchemy)
CHRISTMAS TIME IS HERE (Patti Austin)
I’LL BE HOME FOR CHRISTMAS ((Spyro Gyra)
I WONDER AS I WANDER (New York Voices)
JESU,JOY OF MAN’S DESIRING (Russ Freeman)
LET THERE BE PEACE ON EARTH (Voyceboxing)
WE THREE KINGS OF ORIENT ARE (DEborrah Henson-Conant)
コメント (2)
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