2月最後の日曜日、晴れていれば行きたい場所もあったが、あいにくの曇り空。であれば、前日までの雨の恩恵のある場所へ行こう。
最初に目指したのは、坪尻駅。R32で猪ノ鼻峠を越え徳島県に入ってすぐにある、土讃線の駅。テレビで珍風景として取り上げられた、変わった場所にある駅であるが、紹介された写真の風景が気に入って一度見てみたいと思った。
通勤時間とほぼ同じ7時に出発。途中コンビニで朝食と昼食を調達。目的のエリアについたのは8時過ぎ。だが、駅に降りるために車を停める適当な場所がない。天候も不安定なので、時期をあらためる事にする。
写真は、坪尻駅より少し下った橋の下に見えた無名滝。数段重なった結構見栄えのいい滝であるが、橋の上からでは障害物が多い。滝傍からでは一番下までは下りられそうになく、下から見上げるには、かなり下った場所から戻ってくるしかなさそうだ。この滝も、いつか改めてトライしてみたい。ただし雨の後限定だろう。
そして、もう一つは咲き始めの梅。たった2本だけ見かけた梅の木だが、色彩の乏しいこの時期に発行目立つ。
徳島側に降り、R192を東進する。竜頭滝・三枚とべなど、このエリアにも寄りたい滝はあるが、こちらは時期を選びたい。R438で再び山越え、三頭トンネルで再び香川へ。トンネルを出てすぐ車を停める。5月以来、二度目の久保谷川である。
用意していると、登山装備の一団が久保谷川沿いの登山道を登っていった。三頭越を目指すのだろう。1850mと距離的に短いので手ごろだが、今日の天気と気温では、注意が必要だろう。9時の気温は2℃。
思った通り、谷川の水量は多い。荒れた登山道は以前のままだが、濡れた落ち葉は、気を付けないと、滑りやすい。前回は楽だった渡渉も、今回は慎重になる。
登山道を約500m進んで、右岸に現れる琴南の滝(仮称)。期待通り、今回は滝らしい見事な姿を見せてくれた。
なぜかこの滝を撮影する際には、露出計が正しい値を出してくれない。何枚か撮影しながら、マニュアルで設定を決める。水量があると、いろいろな角度からの撮影が可能になる。周辺も結構絵になるので、しばらくとどまっていた。
少し手前で登山道を外れ、岩をつたいながら流れを遡って滝に接近する。三脚を使えない足場もあるが、出来るだけスローシャッターを使って撮影。さほど大きな滝ではないが、正面・左岸・右岸、それぞれ表情がことなり、楽しい滝である。
右岸の壁をよじ登って登山道に戻る。そのまま三頭越をめざそうかと思って少し進んだが、情報もないので、引き返す。もう一ケ所寄りたい滝がある。
帰り際、久保谷の滝を上から見下ろすポイントがあったので覗き込んでみた。
もと来た登山道を戻る。途中、木々の間越しに見た琴南の滝は結構な落差がある。この落差を感じさせる写真が撮れればと思うのだが、いい方法が思いつかない。今度、もっと広角を使ってみよう。その時は、三頭越をめざしてみてもいい。
車に戻ったのは11時半。急いで次の目的地に向かう。落合神社まで戻り、県道108号を南下、八峯川沿いの農道に入って、小橋の滝をめざす。
右岸の琴南の滝(仮称)の上部にも滝があるんですよ~
この滝から三頭越の方に30mぐらい行くと左手に石塁があります
ここから滝の上部に滑りながら行けるかも。
無理ならば久保谷の滝(仮称)のそばにやや広い獣道を
トラバースしながら琴南の滝の上部にいけます。
滝の直ぐ上の細い道を下りて上部に行くと6m?程の滝が見えます
ただしこの滝の前で撮るためには2mほどの段差を乗り越えなければ
行けません
いちどトライしてください。
細い滝ですが面白いかも。ブログに載せています。
琴南の滝の上部については、ローマさんのブログでチェック済みですよ(笑。もっと水量が多いときに試してみたいと思っています。
三頭越・乳房神社も次の機会ですね。興味を惹かれると道を外れる傾向がありますので、しっかり準備してからです。