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風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

三重県 26/47

2025年04月04日 | 18きっぷで行く『日本製』

18きっぷで会いに行く『日本製』第26弾は、三重県伊勢志摩。

伊勢海老の本場、地域別漁獲量では全国一位となる先志摩半島の中心、和具漁港を訪ねた。

 

 

和具漁港に行くには色々なルートがあるかもしれないが、私はJR参宮線伊勢市駅から

三重交通のバスで2時間弱乗り、漁港にたどり着いた。

伊勢市駅で乗るはずだったバスを一本遅らせる羽目になったため、市場は静か。

 

 

それでも、ぶらっと歩かせてもらっていたら水揚げの最後を見ることが出来た。

ブリだろうか、生き生き青々の魚、顔は撮らないでよと市場の男性。^^

伊勢海老の水揚げは午前中じゃないと見られないと言われ、残念。。。

 

  

 

伊勢海老漁は、毎年10月から翌年4月までに行われるという。

漁期の前半には、網や漁船をシェアして共同で漁を行う「プール制」を導入し、資源管理と共に

価格維持を図っているため、後半の個人での漁になっても漁獲量に制限が設けられているという。

 

 

伊勢海老は細長い刺し網を垂らして、そこに絡まった伊勢海老を獲るという。

刺し網は前日の昼2時ころに仕掛けて置き、翌朝引き揚げる。

漁が終われば港では網の補修を、一家総出の10人ぐらいで行うという。

網は岩に引っかかったりして損傷し易く、海藻やごみ、絡まったエビなどを外したり

伊勢海老はひげなどを傷めると値が下がってしまうため慎重に取り扱わねばならないという。

 

  

 

網の破れ次第だけれど、大抵お昼ごろには終わるが、損傷が激しい時は陽が沈むまで

または、2,3日もかかるときもあり、家族の協力支えがないとやっていけないという。

 

 

2014年位から、伊勢海老が深い所では獲れなくなって今は10Ⅿ前後の浅瀬だという。

その理由の一つとしては、長良川の水が堰き止められ養分を含んだ山の水が来なくなったり

雪融けの冷たい水も流れないと水温も変化する、そういうのが影響しているのかもしれないと。

長良川と言えば、先日行った岐阜県から流れて来る川である。

 

漁師が資源保護のために漁獲量に制限を設けてる中で、密猟も後を絶たないようで

岸壁には注意書きもあった。

 

いつか、今度こそは伊勢海老の水揚げが見られるように、再度伺い食べたいものである。

   


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