「面白いから読んでみ~」と、先日家族から勧められた本。
自力では出会わない作家さんの本で、さっそく読んでみた。あっという間に読み終えた本。
汐見 夏衛 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」過去の戦時中にタイムスリップする話だった。
<内容(「BOOK」データベースより)>
親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。
母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。
偶然通りかかった彰に助けられ、彼と過ごす日々の中、百合は彰の誠実さと優しさに惹かれていく。
しかし、彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸けて戦地に飛び立つ運命だった―。
のちに百合は、期せずして彰の本当の想いを知る…。涙なくしては読めない、怒涛のラストは圧巻!
恒川光太郎 「夜市」ホラーもいろいろあるけれど、こういうのも不気味。
<内容(「BOOK」データベースより)>
大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。
裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、
この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。
小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。
野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。
そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。
第12回日本ホラー小説大賞受賞作。