木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

本当に秋の長雨のようで、冷たい雨がしとしと降っています。

昨夜の仁科峠は10度です。

次回の山荘は初薪ストーブなんてことになっているかもしれません。

さて、週末の雨の2日間は、Mayと工房でベンチの製作に励みました。

まずは仮組み、間違いはないようです。

部材を直角に組む場合のほぞとほぞ穴はぴっちり隙間なく加工しますが、

勾配がある場合は、隙間がないとほぞ穴が割れてしまい、くみ上げることは出来ません。

そのために、くさびを用意しておきます。

しっかり組んだら、余計な部分をカットします。

座面も同様です。

さらにかんなで面一(つらいち)すなわち平らにします。

この小がんなはよく切れ重宝してます。

Mayがこの寝方の時は最大限リラックスしているか、退屈してるかです。

組み上がったベンチは、横切り盤の定盤の上でがたつきを調整したら、水拭きをします。

「そろそろお昼でしょう?」

自分からお座りする時には、「帰ろうよう!」の強い要求です。

次はサンダーがけです。

機械の入らないところも多く、そこは手でかけることになります。

縦に連なる埋め木の跡は、この部材がかつて磐田の工房の床材だったことを示しています。

サンダーを持つ手に年齢を感じますね。

日曜夕方四時半、作業はここまで。

ペーパーは120番から180番、240番まで行きましたが、仕上げの300番までは無理でした。

最後の一仕事、清掃を終え、しっぽだけ見えている黒い動物と冷たい雨の中、

夕方の散歩を済ませ、充実した2日間を終えることが出来ました。

次回はせっかく廃材を使って製作したのだから、仕上げは今はやりの(?)アンティーク風塗装にしようと思います。

それでは今週も元気に行きましょう!

 



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