青川の里 ~付知川 鮎釣り日誌~
青川(付知川つけちかわ)の里、岐阜県中津川市田瀬地区から鮎釣りや川のこと、地元情報などを。オフにはワカサギ、アマゴ情報も
 



今日は五月晴れと言う言葉がぴったり来るような良い天気で、最高気温も25℃まで上がり暑いくらいの一日となりました。
土曜日は予想最高気温が27℃なのでもっと暑くなりそうです。
昨年の記録を調べてみたら解禁前の一週間はほとんど25℃を越える日が続いており、解禁日も27℃くらいと絶好の釣り日和だったことが分かりました。
昨年は4月の放流後から解禁までほとんど増水らしい増水もなく、鮎の生育も順調だったように思います。
一転、今年は度重なる増水と、低水温が続いていたので鮎の生育も遅れ気味ですし、場所ムラも大きいような気がします。
ですので入川場所の選定は充分気をつけていただきたいと思います。
事前に石垢の状態やハミ跡などを確認して入川できれば良いのでしょうが、遠方からの方はなかなか難しいのが現実ですね。
まあ解禁はお祭りのような物ですから、自分の釣りスタイルに合った場所で一日楽しめれば良いくらいに考えた方が良いのかも知れません。

初めて付知川へ来られる方からよくメールを頂きますが、釣りマップを見てもどうもイメージが湧かないので具体的に教えて欲しいというような内容が多いのですが、なかなか”どこそこのポイントがよろしいのでは”とは言えません。
なのでおおざっぱに付知川の川相などを紹介するようにしております。
付知川は付知峡を源流に南北に流れてきた流れが付知峡大橋付近で南東方向に向きを変え、田瀬地内の横川出会い付近でまた南北方向に大きく向きを変えます。
それには阿寺断層が大きくかかわっており、大昔は田瀬の上流がすぐ付知峡であったらしいのです。
(阿寺断層は中津川市神坂(みさか)付近から,坂下,田瀬,付知,加子母,下呂を経て,下呂市萩原町北部の山之口付近へ至る全長約80kmにも及ぶ長大な断層です)
つまり断層によって付知の町の長さ分だけ北西方向に付知峡が移動したということです。
そこで川相を見てみると、付知地内は川原が広く石も小さい平瀬が続き、ほとんど岩盤も淵もありません。(断層の破砕帯ですから)
なので河床の勾配を緩めて土砂の流出を防ぐための堰堤が何カ所も造られております。
田瀬地内にはいると石も大きくなり岩盤も見られるようになります。
樋ノ口を過ぎると両岸を山に囲まれた地形となり、大きな瀬と淵の連続した川相に変わります。
付知川のザックリとしたイメージはこんな所ですので、自分のスタイルにあったポイント選びの参考にしていただければと思います。
田瀬地内はまたちょっと違った事情も加わるので後日紹介します。

追記
このイメージはお隣の白川も同じです。
それは同じ阿寺断層に沿った地形なので当然といえば当然ですね。

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