一昨日、「ふるさとの清流保全講演会」に行ってきました。
前半が高橋勇夫先生、後半が岐阜大学准教授の原田守啓先生のお話でした。
高橋先生のお話は高知県の奈半利川において天然遡上鮎を増やすために、以前は対立していた電力会社と協働で産卵床整備を行い、現在ではかなり遡上数が増えてきているということ、そして原田先生は地質の面から読み解く岐阜県や付知川についての興味深いお話でした。
最後の質問コーナーでは多くの質問があり主催者も驚いてみえました。
それだけ皆さんが付知川に対する思い入れが強い証なのでしょう。
でも最後の方に質問された方が最近の付知川は濁りが早く取れないとか、下水処理場がたくさんあって水質が悪くなったというような主旨のことを言ってみえましたが、自分の認識ではそんなことはなく、大昔は知りませんが下水処理場のできる以前と比べるならば格段に水質は良くなってきたというのが実感です。
だってあの頃はお昼過ぎになると昼ご飯の料理の臭いとか、洗剤の泡が大量に流れてきておりましたが、現在では最低でもそんなことはなくなってきています。
夏に子どもと一緒に川で泳いだり潜ったりしますが、水中写真を撮ってもすごく透明度が高くてびっくりしたこともあります。
川の濁りにしてもときどき当ブログの中で「今回の濁りが取れて竿が出せるのは何日後でしょう」などと書いた後、思った以上に回復が早くて竿出しが早まるなんてことはたびたびあって、皆さんにご迷惑をお掛けするほどです。
夏の夕暮れにはカジカガエルの鳴き声もよく聞きますし、潜ればまだまだいろんな魚も見ることができます。
もっとたくさんの人に川に親しんでもらえたらなあと思って帰路についたのでありました。

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