昨日、釣友のY君に久しぶりに電話をしました。
彼は現在神奈川在住で某電力会社(東京電力ではありません)に勤務しております。
地震当日は幸い休暇で自宅にいたため帰宅困難者にはならなかったとのこと。
久しぶりの電話で会話もはずむ中、節電を呼びかけるチェーンメールについて話が及びました。
私に来たのは以下のような内容でした
> ■お願い■
>
> 関西電力で働いている友達からのお願いなのですが、本日18時以降関東の電気の備蓄が底をつくらしく、中部電力や関西電力からも送電を行うらしいです。
>
> 一人が少しの節電をするだけで、関東の方の携帯が充電を出来て情報を得たり、病院にいる方が医療機器を使えるようになり救われます!
>
> こんなことくらいしか関西に住む僕たちには、祈る以外の行動として出来ないです!
>
> このメールをできるだけ多くの方に送信をお願い致します!
この内容を彼に伝えると、すぐに以下のような返答が帰ってきました。
曰く、西日本と東日本は周波数が違うためお互いに融通し合うには特別な変電所を通さねばならず、それは佐久間と長野などにあるだけで全部合わせても100万キロワットくらいしか変換できないので、不足する1000万キロワットには到底足らず、こちらで節電してもほとんど意味がないのではと言うのです。
第一本当に節電が必要ならば電力会社が直接マスコミを通して発表するはずなので、今それがないのであれば節電の必要は無いだろうとのことでした。
納得。
後でネットで検索すると佐久間周波数変電所で30万キロワット、長野県の新信濃変電所で60万キロワット、あと東清水変電所で10万キロワットでズバリ100万キロワットでありました。(さすが電力マン)
この地震では中津川市の防災メールも遅配(特にauユーザ)気味でしたので、おかしなチェーンメールが飛び交えば益々混乱のもととなります。
くれぐれも気をつけねばと思った次第です。
今は節電ではなく募金活動を行うべきですね。(反省)
大体電力会社の人間が”電気の備蓄が底をつく”なんて、絶対言いませんよね。
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