青川の里 ~付知川 鮎釣り日誌~
青川(付知川つけちかわ)の里、岐阜県中津川市田瀬地区から鮎釣りや川のこと、地元情報などを。オフにはワカサギ、アマゴ情報も
 



早いもので2月も今日で終わり、明日はいよいよ付知川も渓流の解禁ということで、本日は予定通りアマゴの成魚放流が行われました。
昨夜来の雨は40ミリ程度でしたが、川は雪解けも加わって思った以上に増水していたので少し心配でしたが致し方ありません。
放流は付知川では付知(塔の岩)から田瀬(島田橋)までと、中津川で行われたようです。
詳しくは漁協のホームページをご覧下さい。

先日(24日)下呂の総合庁舎にて岐阜県河川環境研究所の研究成果発表会があったので聴講してきました。
発表内容はアユ、アマゴ、コイなどから外来種に関するものまで多岐に渡っておりましたが、中でも今の時期に一番注目されるアマゴについての研究発表を紹介します。
それは「アマゴ親魚放流の実用性」という発表です。
現在アマゴの放流は成魚放流、稚魚放流、発眼卵放流と三種類あります。
より自然に近い形の放流として発眼卵放流が盛んに行われるようになってきましたが、場所選定がなかなか難しいことや作業量が多いなどいろいろ問題点も多いようです。
そこで人間がやるんじゃなしにアマゴに自分で場所を見つけてもらって、気に入ったところに産卵してもらえば良いじゃないかという発想から、産卵寸前の充分に成熟した親魚を河川に放流するという方法を実験したものです。
2007年10月中旬に益田川の支流に雌親魚14尾(平均34.3cm)、雄親魚28尾(平均25cm)を放流し、放流親魚のペアリング及び産卵床の有無を調査した結果、産卵床は計16床発見され発眼率は平均90.6±7.2%であった。
以下、利点、欠点についても述べられましたがそれほど大きな欠点も見あたらず、親魚放流は発眼卵放流に代わる放流方法として実用的であるとの結論に達しています。
こうしたことから今後新たな放流方法として大いに注目するところであります。

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