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2018-12-15 11:38:14 | 日記
今年を表す漢字一文字は、災になった。これは多数決のような形で選ばれるらしく、他に多かったのが平と終であったようだ。私は今年の一文字なら暑だろうと思っていた。本当に暑かった。私は腰痛老人なので、外出は少ない。しかし、家人の「暑い、暑い」「この暑さ、いつまで続くの?」「今日もまた暑そうね」を聞いているだけで、暑苦しかった。災は関西の地震があったのと、繰り返しの台風、それにスポーツ団体がらみのパワハラ問題などが思い出された。

私の過去の災は、まず戦災である。兄代わりだった3人の叔父が若死にした。1人はミッドウェー海戦で戦死した。あとの2人も病死ではあるが、戦争がなければもっと生きられたと思う。軍隊生活で身体がボロボロになっていた。私は2人を見ていて、弱っているなぁと感じることが何度もあった。酒を呑んでにぎやかに騒いだりすることもあったが、とにかく体が細かった。ガッチリとしたところが無かった。

次の災は、昭和33年の伊勢湾台風であるが、このことは以前に詳しく書いた。祖父の命を救えたことが不幸中の幸いだった。

そして、病災であるが、これはもう83年も生きているのだからと思うしかない。もちろん、私と同年あるいはそれ以上で健康体の人は大勢いらっしゃるのは知っているが、私は若い頃から健康に注意していなかった。それなのに83年は生き過ぎだと思っている。私の病災は身から出た錆である。自己責任であり、自業自得である。

親子の声

2018-12-15 11:28:07 | 日記
S君からお歳暮が送られてきたので、お礼の電話をした。「おいしいものをありがとう」「いいけ、こちらこそありがとうございます」。夫人のK子さんの声だった。S夫婦はサラリーマン時代の同僚であって、つまり社内結婚している。「元気そうですね、声に張りがある」「あの・・・すみません、両親は外出中なんです」。ここで気が付いた。電話のむこうにいるのはS子さんではなく娘のY子ちゃんなのだ。S君とは長い付き合いだからY子ちゃんのことも知っている。たしか、いまは翻訳者になっている。母親と娘の声を聴き違えるということはどなたも経験されているのではないだろうか。私も何度かあった。耳が悪いのではない。母と娘の声は似ることが多いのである。年齢のことでいうと、娘が30歳に近くになるあたりから似て来る。

我が家にも娘がいる。休日などに家人にかかってきた電話を取り次ぐことがある。そのとき相手が娘の声を家人の声と聴き違えることがあるだろうか。家人の声は高い。ソプラノであって、合唱グループでのその位置を担っている。娘の声は明るい。百貨店の広報に長年いるから、そういう声を出すようになったのだろう。しかし、高声ではない。アルトである。それでも他人が電話線を通じて聴けば、母娘の相似があったりするのだろうか。

反対に、男の声を聴き誤ることはない。友人に電話して、友人の息子が出て来て、それを父親の声を混同したことは私は一度もない。また、父親と息子の声を聴き違えたとしてもおもしろくもなんともない。母と娘の場合はその声の遺伝にどこか楽しさがある。うまく言えないが、いいなぁ、いい母娘だなぁというような感じがする。