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球数制限

2018-12-27 21:40:01 | 日記
来年度の公式戦から、投手は投球が100を超えたら交替させるというルールを設けると、新潟県の高校野球連盟が発表した。試験的に、という断りがついている。むろん目的は選手の健康管理にある。私は?と思った。それをやるなら、全国一斉でなければ不公平が生じるだろう。ま、とにかく、全日本の高野連も100球までという方向に進むのではないか。

そうなると各校とも複数の投手の育成が必要になる。甲子園を狙うなら、少なくともクローザーも含めて3人のピッチャーが欲しい。プロ野球同様に先発→ホールド→クローザーのリレーを考え、先発2人中継ぎ2人と編成したくなるはずである。

高校野球の質が変わる。完封どころか完投もほとんど望めない。明石中 対 中京商の延長20回は戦前のことだが、板東英二と村椿輝雄が延長18回を投げた引き分け再試合、太田幸司と井上明の三沢高 対 松山商の引き分け再試合、近くは斎藤佑樹と田中将大の早実・苫小牧の2日間にわたる熱投といったようなゲームはもう見られなくなる。つまり、野球の質が変わると、物語が変わってしまうのであって、そこのろころがなんとも寂しい。この世には多くの物語がある。すべての個人にだって物語はある。その中でも私は甲子園物語が好きなのだ。もっと言えば、好投手物語が好きだ。今年の金足農高の吉田輝星も好かった(文中敬称略)。

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