「リーチ」「早いなぁ、リーチは。 早いリーチは1・4索(イースーソ)か」、「2筒(リャンピン)はムリか、いいや振り込んじゃえ!セイノーッと!」「西濃運輸はセーフかよ」・・・仲間うちの麻雀での楽しさは会話にある(仲間同士でないときは無言がいい)。 もちろん会話の中から相手の手の内(少なくとも高いか安いか)が読み取れることもあり、また麻雀ほど性格のでる勝負はないから、言葉と性格を掛け合わせると、ソコソコ牌が透けて見えることもある。但し、初心者にお教えしておくが、口三味線は弾かない方がいい。高い手のときは安く見せたいし、安い手のときはその反対の動作をしたがるものだが、ムダな努力だと思った方がいい。 3筒(サンピン)は田舎侍、7筒(チーピン)はピストル、8筒(パーピン)は帯、1萬(イーマン)は吉田(ワンマン)、8萬(パーマン)はスカート、2索(リャンソ)はステッキなど、いろいろな別称があるが、巧いと思ったのが、9筒(チューピン)を「女の兵舎」と言った老人がいて、なるほど、あの9筒のつくりは女の兵舎の窓の灯りを表現している。 色川武大さんは、阿佐田哲也(朝だ、徹夜)の名で『麻雀放浪記』を書いた。また漫画家の、やくみつる氏の名は麻雀の役満(大三元、国士無双、四暗刻など)からとったものである。 私は何と名乗ろうかと考えているうちに、自分も「ヤクみつる」だと思えてきた。朝夕、多種類の薬をのんでいるのは、脳梗塞のアフターケアが主だが、薬が多いので、胃薬まで必要なようあ。 文字にすれば、「薬満」となる。
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