gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

甲子園

2017-08-27 10:29:13 | 日記
「今年のボールはよく飛びますね。飛びすぎじゃないですか?」とIさんに訊いてみた。甲子園の高校野球のことである。Iさんは、自分の息子が中学生の野球ボーイであって、もちろん高校野球にも詳しい。「早実の清宮君が出て来る可能性があったので、飛ぶボールを主催者側が用意したのではないかといううわさもあります」と笑いながら教えてくれた。まさかとは思うが、そういううわさが出てもおかしくないほどに、とにかくボールが飛ぶ。ポンポンとホームランが出る。長打が続く。

「野球は8対7の試合がいちばんおもしろい」と言ったのは、アメリカのルーズベルト大統領である。そういう見方もあるだろうとは思う。私は高校野球では、1対0のゲームが好きだ。両チームが10に近い点を取るのは乱打戦である。乱打戦には投手がダメな場合が多い。ラグビーであれば20対18もおもしろいだろうが、ラグビーと野球は違う。野球の中心は投手にある。私が観たいのは好投手同士の投げ合いである。息詰まる投げ合いである。どちらが1点をとるかに勝負がかかるゲームである。

選手たちの健康管理のために高野連は1チーム2人以上の投手を育成するようにと指導しているようだ。それはいいことだと思う。しかしそれは簡単ではない。第二、第三の投手を育てるのは難しい。そのこともまた乱打戦が多くなる一因だろう。今年の甲子園では広陵の中村奨成君の本塁打記録が目立ったが、印象に残る好投手はいなかった。準々決勝以降は、どちらが打ち勝つかという試合ばかりだったような気がする。甲子園は来年第100回の記念大会になる。それを私が観られるかどうかはわからない。なんといっても私は生き過ぎた老人である。話が長くなった。花咲徳栄高校おめでとう、埼玉の皆さんもお喜びだろう。

コメントを投稿