視聴率

身体に好い食べ物といったテレビ番組がある。ワイドショーの中でも、健康になるための～、長生きするには～・・・どんな食事がよいか、が繰り返される。それらを観ると、私はすぐにみのもんた氏が司会をしていた番組で紹介したココアのことを思い出す。みの氏が15年前頃にやっていた健康番組で、朝の１杯のココアが健康な身体を作ると言ったら、全国のスーパーの食品売場からココアが消えたという伝説を思い出す。

テレビが健康にフォーカスした番組を放送するのは、視聴率が獲れるからであるはずだ。テレビ局にとって、いちばん大切なのはスポンサーである。スポンサーを集めるには視聴率がイの一番の大事である。私はもう終期高齢人間（病歴などを考えれば、後期ではなく終期となる）だから、健康番組に興味はないが、人生100年時代を目指す方々には大切な見ものなのかもしれない。

テレビは24時間放映であるうようで、真夜中の番組も新聞のガイドに載っている。私が思うのは、この時間に昔の好い映画をやればいいのにということである。もちろん、夜中の１時や２時にそれを観る人はわずかだろう。しかし、録画がある。いま、昔の映画のＤＶＤが売れているそうだ。『第三の男』『カサブランカ』『荒野の決闘』『地下室のメロディー』『天国と地獄』である。数え上げれば際限がないほどに、ストックはあるだろう。また、ドラマにも傑作がある。それらを深夜に流し、観る方は録画する。これはちょっとしたブームになるはずである。さて、今日の真夜中の番組は？と、多くの人たちが楽しみにするようになると思う。つまり、視聴率が獲れると思うがどうだろう。