gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

頭脳

2021-05-13 10:50:16 | 日記
「パソコンを使えなくても、スマホなんか持っていなくても大丈夫。生きていけますよ」というような会話を、デイケアサロンで老人仲間がよく交わしていた。むろん私もその一人だ。実際に私はそうやって生きているのであって、私が持っているのは小学生の子供が最初に親から与えられるような、ただ話ができるだけのケータイだ。もし何かのことで入院したとして、昨今は見舞いが制限されているらしいから、家族との連絡に必要だろうと娘が買ってくれたものだ。

昨日(10日)、私たちの住む市で、80歳以上のコロナワクリン接種の申し込みが始まった。受付開始は午前9時であって、家人は私とネコを追い払って電話機にかじりつき、ボタンを押し続けた。全くのムダだった。「ただいま、大変混みあっておりますので~」の声が返って来るだけだった。一方、娘は出勤先の仕事時間を割いて、スマホを駆使して、これも大混雑と戦い、最終的には2人分の予約(接種日時と場所の確定)をとってくれた。やはり、今の世は若い人間の頭脳と行動力が必要なのだと思った。今日のテレビなどを見ていると、接種申し込みと老人の苦労が次から次へと紹介されている。

「もし外国のオリンピック選手と日本人の救急患者が病院でかち合った場合、どちらの人間を優先するのか?」、昨日の国会での蓮舫議員の質問である。これに対し菅首相は「オリンピック選手には別の医師がついているので、そういう事態は起こらないだろう」と答えた。みなさんはこの問答を聞いてどう思われるだろうか。この質問に対する答えはただひとつ、その時の現場のドクターの判断次第、ということであり、小学生でもそう答えるし、現実もそうなるに決まっている。当たり前のことだ。なぜ、首相がそのように答えないのか私にはわからない。国会議員の頭脳はこれでいいのだろうか。それとも私の脳が老い呆けているのだろうか。

コメントを投稿