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夫婦

2010-08-23 22:08:47 | 日記
若い頃、世田谷の麻雀荘で知り合ったAさん夫妻は、2人共40歳代、10分も話せばわかる善人だった。だから二人が同じ卓で打っても、グル(夫婦作戦)の心配がないから、それを奨めたりもしたが、彼らはそれはイヤだと断っていた。 私は、夫婦(あるいは片方)が勝ったとき、やはり善人面をした八百長と見られるのを嫌ってのことだと思っていたが、あるとき雀荘帰りの酒場で、そのことを訊いてみると、「私達はケンカがイヤなんです。同じ卓で打てば、夫(妻)の性格がわかっているから、おもしろくないし、家に帰ってからお互いの下手さ加減を言い合って、必ずケンカになるでしょう」と口を揃えた。 私はナルホドと頷いたし、麻雀をおわかりの方々も同様な感想を持たれるのではないか。 「お父さん泣いちゃうわよね」、子供達が中学生だった頃に行った湯河原の温泉宿の夕食時に、女中頭のオバサンが言った。娘が結婚するときに泣くのは父親という意味だったが、私もオバサン同様、あそこ(披露宴での、新婦の両親への花束贈呈、感謝文の読み上げなど)で泣くのは父親であることは、経験上知っていたが、オバサンには、「ボクは泣かないよ」と言い張った。次女の披露宴には、あの情緒的瞬間は設定されていなかったが、あったとすれば、家人が泣いただろう。私と較べれば、家人の方が、人間的な情が濃い。  もう一度生まれてきても、今の女房と結婚する(したい)という男が45%(週刊誌)いるそうだが、ホンマカイナと思う。私なんかそんな偉そうなことは、とても言えない。来世は、雨にも風にも負けぬ丈夫な身体を持ち、決して怒らぬ静かな性格で、一日100万円使っても使いきれない裕福な男と結婚してほしいと思う。そして、もしそういうチャンスがあれば、お互いが45,6歳の頃、一夜だけデートしたいと思う。

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