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平均

2019-02-27 21:53:41 | 日記
茨城の中学に平均の好きな教師がいた。担当は国語だった。中間テストでも期末テストでもなく臨時と言うか不意討ちと言うか、そういう試験を行い、「これが本当の実力を表す」と言っていた。それが終わって答案用紙が返される。教師が「テストの全学年(5クラスで編成されていて50人×5学級の250人)の平均は、58点。この組の平均点は61で学年トップだった」と笑顔になったりした。生徒側も「この前は2位だったからなぁ」と喜んだりする。私はこのことがよくわからなかった。学年全体の平均点より、ウチのクラスが3点も高い。なんだって言うのだろう。何かの役に立つのだろうか。それがわからなかった。テストの得点は個人のものであって、クラス対抗の野球のような合計得点は関係ないではないかと思った。更にそれを平均点に計算して、学級別に順位づけをすることに何か意味があるのだろうかと不思議だった。

日本人男性の平均寿命は81歳ちょっとだそうだ。私はそれを2年余りオーバーしている。平均より長く生きることは得なのだろうか。あるいは、申し訳ないことなのだろうか。億万長者なら、話は別である。そういう人間なら100年どころか200年でも生きたいだろう。平均の81歳で死ぬのは損(もったいない)と思うはずだ。しかし、私は億万長者ではない。平均より早死にすることを損とか、モッタイナイといった言葉で思うことはない。生も死も個人のことである。それは運とか自然といったものに任せるしかないものである。そして、ついでに言うと私は何事につけ、平均ということがよくわからないのである。たとえば生命保険会社なら平均寿命は保険料計算の際の基礎データとして必要であるだろうけれど、と私の理解はその辺までだ。

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