gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

若い女性

2011-11-09 23:39:13 | 日記
専売公社(現在のJT)の作業服を作る会社でアルバイトをしたことがある。 50台ほどのミシンが並ぶ部屋が2ツあって、私達は包装係なのでミシン部屋に入ることはなかったが、製品を受け取りに行くときに、ちょっと覗いてみると、50人が一斉に」ミシンを踏む光景は、ある種の厳かさがあった。 班長と呼ばれるオバサンと30代の副班長(フクハンと呼ばれていた)を除くと、ほとんどが20歳未満、中学を出て1,2年という感じの娘さんも多かった。 昼休みに話しかけてみても、若いお針子さんの表情は硬く、暗い印象があった。若い女性にもっとも必要な(あってほしい)幸福感は乏しかった。 昨秋の大病の後、最初の1週間お世話になったICUは40台の(名取裕子さん似の)婦長を除いて、すべてが20歳そこそこの看護婦さんだった。時間による交代などで、人数は不明だが、仮に10人として、その10人が揃って、よくぞ集めたと言えるほどに優秀だった。言葉遣いも丁寧であり、親切であり優しかった。 つまりは、患者への思いやりが充分に感じられた。 そして、彼女たちに共通するのが明るさだった。 前にも書いたが、中の一人の
「寂しかったら、よんでください。お話に伺います」を、今でも思い出す。 50余年前のお針子さんとICUのナースの差は、大袈裟に言えば、それだけ日本の国が好くなったとも言えるが、なにはともあれ、若い女性には明るくあってほしいものだ。 今のニッポン、明るい話題は少ないけれど、だからこそである。 ただし、明るさとは、むろん、ただ飛んだり跳ねたりすることではないということを、テレビのアホ番組で学んでほしい。