きのう（日曜日）の朝のテレビで、サッカーの専門家が「なでしこジャパンの勝利は、かなり難しい。勝つ確率は30％でしょうか」と言うと、張本勲さんが「いや、勝負だからわからない。 勝負は、実力が60、運が20、その時の調子が20」と反論し、私は張本論に同感した。たしかに相手（アメリカ）は世界ランクの１位であり、日本勢は米国に21連敗中だから、実力の差はある。とはいうものの、なでしこジャパンも決勝戦まで勝ちあがってきたのだ。 あとの２条件（運と、その日の調子）が～と考えるのは、決して身びいきでなく、理はある。 結果は張本予想が的中し、日本は勝った。 実力のことはともかく、ツキと調子がった。私はサッカーに詳しくないし、試合もハイライトシーンしか観ていないが、ゲームのポイントは、日本の凌ぎ（ギリギリの我慢）にあったと思うし、その時絶好の調子（精神的・肉体的に）にあったことは、あのPK戦でのGKの動きをみてもわかる。 スポーツに限らず、たとえば仕事上のことだって、遊びごとの人つきあいだって、その日の調子が大きく影響することは多いと思う。その日、その時のコンディションをベストにするのは、前夜よく眠ることだと思っていて、孫の受験日の前にそう教えたりしているが、どうだろうか。 余談になるが、なでしこというのは一般公募で決めた名前だそうだが思い出すのが昭和39年の東京五輪のときの女子バレーボールチームの東洋の魔女。あれは実にすばらしい命名だった。