姪の娘の名前は「舞季（まき）」であって、ちょっとシャレた２文字だと思う。春は花に舞い、夏は光に、秋は風に、そして冬には雪に舞うわけで、いかにも女っぽいネーミングである。何歳までが春で、夏から秋になるのはいつなのかは、それぞれであろうが。 まず春の終わりは親離れだと思う。 親のいうことをきかなくなり、アレコレの理由をつけて犯行したりする。オトナになっていないのに自主独立を主張する。この辺で春は終わり夏が来る。熱い恋に憧れる。熱い恋というと映画の題名みたいだが、熱くなっているのは頭だから失敗もあるし、ひどいケースでは子供を殺したりすることもあって、時々のニュースになる。 しかし平均的大多数の女性達は適当に春を遊び、夏の恋をする。春と夏の間に最も必要なものは何か？100人いれば百様の意見があるだろうが、私は自分の価値を知ることだと思うし、その物差しは、自分がどれだけ同性に人気があるか、異性にモテるかである。夏の終りから初秋にかけては、結婚→子育ての場合もあろうし、独身→自由の場合もあろうが、この時期に女磨きをするか、それをサボるかで、仲秋の名月の頃に魅力的な女になっているかどうかが分かれる。仲秋の名月とはすなわち50歳である。 50歳になったとき、朝、鏡を見て「アタシ、まだまだ魅力的」と思えるかどうかは大変な差である。 人生いろいろ、女の四季もいろいろだけど、女性はやっぱり同性にも男達にもモテていなくちゃ！と思う。そうでないと、冬の雪が早く来てしまう。