「女性のいないパーティーには参加しない」とは、大島渚氏の言葉だが、これは参加云々以前に、女性がいないとパーティー（10人程度の酒席でも）そのものが成立しない。 男だけの酒を呑むことはあるが、そういう時だって必ず女性のいる酒場を探すことになる。特にクラス会、同好会、戦友会（サラリーマン時代の仲間との集まり）となると、女性抜きでは集まること自体が難しいし、親戚会などは、ほとんどが女性が仕切ることになる。なぜかについては前々から書いている通り、決断と実行という面で、女性の方がはるかに上であるからであり、またパーティーの場での気働きが優れているからだ。これは女性におもねているのではないし、多く男性達も頷かれるはずだ。 「聡明な女性は料理がうまい」は、桐島洋子さんだったかと思うが、これも正解だ。このことはいろいろな解釈ができる（家計のやりくりとか、近所付き合いとか、もろもろの臨機応変～）が、私はカンの好さを思う。言葉どおり、料理を例にとれば、ある友人の家で徹夜麻雀を打ち、朝になて奥様が冷やしソーメンを用意してくださったことがある。もちろん夏であるが、この朝から素麺～というのが、実にタイムリーだったのを、40年も過ぎた今も思い出す。 「男が助平だから、女は威張っていられる」は佐藤愛子さんの名文句というより、日本一の名文句だと思っている。 反対のことを考えてみていただきたい。女がみんな助平だったらと考えてみていただきたい。 そうでないように、人間という種族を永く存続させてやろうと、神は考えたのだろうか。とにかく、これほどの名言はない。