Winding Road

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【コラム】結果か、内容か

2006-01-12 | フットボール全般
オフシーズンの為、ネタ不足気味なのでこの期間を利用して、自分なりのサッカー観なんぞを、ライター風に書いていってみようかと思います。このテーマは週1位の割合で更新していく予定です。
では、記念すべき第1回目のテーマは、結果と内容について。

フットボールの世界において、永遠に議題となるだろうテーマ。内容と結果のどちらが大事か。
これは、大会や試合の状況などにより、どちらを求めるかは変わってくるでしょう。

まずトーナメント。これは負け=即敗退ですから、結果こそが最重要。だからトーナメントになると、安全策でつまらないサッカーを展開するチームは増えて当然。そう考えると、結果と内容を同時に両方求め、その通りになった野洲は相当凄いと思う。
次に親善試合や練習試合。これは試合に対しテーマを持って、練習の成果を試す事が主ですから、結果よりも内容重視でしょう。

最も意見が割れると思われるのが、長丁場のリーグ戦における結果と内容。
よく、結果よりも内容が大事と言う人がいます。汚いプレーや露骨な時間稼ぎで勝ち点3を拾うよりも、最後まで正々堂々攻撃して、それで勝てない方が賞賛に値するとか、つまらない専守防衛のカウンター戦法で1対0の勝利を収める位なら、打ち合いを演じて2対3で負けるほうがいい、などなど。
こればかりは個人の考えもあるでしょうから、やはり結論は出ないでしょうが、私の意見を言えば、重要なのは断然結果です。

最も印象に残っているのが2003年のJ2リーグ。その年は、広島・新潟・川崎による三つ巴の昇格争いが最後まで続いたのでした。この中で、J2戦法ともいえる放り込みサッカーと一線を隔したのが、プレッシングサッカーを展開した川崎。その年のJ2で最もレベルの高いサッカーと賞賛されたものの、結果は昇格圏内の2位に勝ち点1足りず、3位でJ1昇格できず。現実の残酷さを突きつけられたのと同時に、どんな素晴しいサッカーも結果に結びつかなければ全て水の泡となってしまう事を痛感したシーンでした。

内容は良かったが負けた。これも確かに拍手には値します。しかし、こんな試合が続けば勝ち点はついてこないから下位に低迷します。すると自信を失ったチームはやがて内容も悪くなる。最悪の場合、下のカテゴリーに降格となる。これでは意味が無い。
どんなにいいサッカーをやったからといって、「○○チーム降格」事実はこれだけです。公式データに『いいサッカーをやった』という補足は付かないのです。



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