Winding Road

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天皇杯準々決勝 鹿島アントラーズ×HondaFC

2007-12-24 | 鹿島アントラーズ

天皇杯らしい試合といえばその通りの内容。寒さと苦しい試合展開とで試合終了した時はひとまず勝てた安堵感と疲労感で一杯でした。

スタンドが黄色く無かったりバクスタがガラガラのユアスタは何だか違和感あるなあと思いつつ、スタジアムDJは普段のベガルタの人(多分そうだと思う)で仙台に来た感じがしたユアスタ。

JFLがJに立ち向かう時は守ってカウンターという戦い方が典型的ですが、HondaはDFラインを高く保ってコンパクトな陣形を整えてきました。ボールホルダーには複数人がプレスをかけ続け、奪ったボールは素早くウラに展開してFWを走らせるシンプルなサッカー。Hondaのプレスが厳しいから鹿島はミスパスを連発しました。誰もが労を惜しまず組織力の高い素晴らしいサッカーでした。系で言うと柏+甲府÷2という感じ。この試合を第3者視点で見ていたら判官贔屓でなくても絶対にHondaを応援しましたね。

後半途中に雰囲気が最悪で崩壊しかけた時は波乱が起こる予感がプンプンしました。出場前からコールリーダー氏が連呼したヤナギコール。あれは個人的に賛同出来ない、それをやってしまったら全力で戦っているピッチ上の11人をまるで無視しているようで失礼だから。全体的にあのコールを拒否したサポが多かったのは、声のボリュームの低さから明らかでした。

それから後半ロスタイムのCK。時間を稼いで延長狙いにいった小笠原に対して、点を取るため上がった岩政が怒っていた。確かに相手はずっとハードワークをこなす中で一人少なくなったから、延長に持ち込めばこちらが有利になるのは分かりますが、あそこは時間的にもラストワンプレーだったから勝負を決めにいって欲しかったです。


甲府戦に続いて最後はヤナギがチームを救う事に。連動性が高く質の高い動きが作り出した素晴しいゴールでした。本山のスルーパスに対して興梠とクロスの動きでフリーになりシュートに持ち込んだ。興梠のヒールパスも難しいプレーをいとも簡単なようにやってのけて見事でした。柳沢の例の報道に関してはまた機会があれば記しますが、あなたの力が絶対に必要だから居てもらわないと困ります。移籍断固反対。

苦戦しながらも勝った事に価値のある試合でした。楽に勝つよりは苦しんだ方が次に繋がるはずです。しかし今回Hondaに苦戦した要因として『球際厳しく・タテに早い速攻・高い組織力』といったキーワードが上げられるでしょう。そこにプラスアルファで『有能なフィニッシャー』が加わったら本当に負けていたかもしれない。そのキーワードがそっくりそのまま当てはまるのが準決勝の相手・川崎。更にこのチームには初タイトルへの執念がある。次のセミファイナルが大きな山場になります。悔しい思いをした去年の12/29から丁度一年後に場所も全く同じ国立のアウェー側、ここで今年は元日行きの切符を必ず掴み取る。


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