Winding Road

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至福のシーズン

2007-12-05 | 鹿島アントラーズ
勝つって本当にいいもんです。この味を久しく味わってなかった、5年の潜伏期間は長かったよなあと、しみじみ感じているここ最近です。部屋には2日のスポーツ新聞やらエルゴラやらサカマガが溢れかえってます。普段はこんなに買わないんですけどね。

今季を振り返ってみると、シーズン開幕当初にこんな幸せな12月を迎えられるとは夢にも思っていなかった。開幕から勝てず、一番危機感を覚えたのが4月7日の第7節大宮戦の後。ホームで10人の相手を攻めきれずスコアレスドロー。未勝利記録を5に伸ばした試合です。その前から負のスパイラルの恐怖を感じていましたが、この時は本当に残留争いを覚悟しました。野沢が復帰予定だった第6節の横浜戦の結果如何によっては、最悪の事態になると思っていました。そこからよく持ち直しました。

結果的には野沢不在時に勝てなかったのが、今年のチームを如実に示した結果となりました。仮に優勝を逃がしていたら、この野沢が居なかった5試合を悔やんだ事でしょう。

終盤の9連勝に関しては最後まで諦めなかった事と、全ての試合を一戦必勝の精神で、星勘定など一切せずに目の前の勝ち点3に執着して戦った結果です。監督の教示もあっただろうけど、05年の苦い経験(前半は首位を独走するも後半失速しガンバに優勝をさらわれた)もあったから、最後まで諦めなかったんじゃないかなと思います。


●●△△△(鹿島 1節~5節)

△△△●●(浦和 30節~34節)

上の星取表を見るとおり、鹿島の最初の5試合と浦和の最後の5試合は全く同じ結果。勢いや付加的要因も重なった形での栄冠ではありますが
勝ち点72(22勝6敗6分)
の成績は去年の浦和と同じ数字ですので、堂々と胸を張ってよい成績といえます。

今年は傑出した個の力があったわけでなく、組織で勝ち取った栄冠だからチーム内のMVPなどを選出するのが難しい。個人的には本山の献身的な働きがMVP級だと思うけど、青木の目立たないところでの働きも捨てがたい。いずれにしても数字に表れないところでの評価ということになります。しかしJリーグアウォーズで鹿島からベストイレブンに一人でも選ばれるのかと、そこがそもそも気になるしMVPも他チームから選ばれる可能性が高いだろう、現実的な話。

来年は茨の道が待ち構えています。今回は最後は浦和の失速に助けられましたけど明日は我が身です。来年はACLがあり過密日程になります。また今年は浦和・ガンバの陰に隠れて他からマークされませんでしたけど、来年は王者として他チームの標的にされます。またACLがなくなる分、日程が楽になる川崎と右肩上がりの清水は必ず優勝戦線に顔を出してくるでしょう。厳しい防衛ロードになるのは間違いありません。

まずは8日の天皇杯甲府戦からリスタートです。取れるタイトルは全て取り、決して一つで満足してはいけない、何故ならそれが鹿島だから。


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