Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

第90回高校サッカー総括

2012-01-11 | フットボール全般
今回は各試合毎に記録を付けなかったのでまとめて振り返ってみる。まずは個人的な観戦記録から。

12/30 開幕戦(国学院久我山×東海第五)
1/2 2回戦@NACK5(矢板中央×高川学園・聖和学園×近大付)
1/3 3回戦@埼スタ(矢板中央×国学院久我山・大分×青森山田)
1/7 準決勝(大分×市立船橋・尚志×四中工)
1/9 決勝(市立船橋×四中工)

この中で最も印象に残ったのは聖和。ロングパスを排除したドリブル・ショートパス多様サッカーは異質で興味深いものだった。できればもっと上まで行ってそのスタイルを世に知らしめてほしかった。

全体的な感想として典型的な高体連のチームの割合が多く、またそういうスタイルのチームが勝ちあがる傾向が強かったように思う。それは逆に言えば、そういうスタイルではないチームがやられてきたという事だ。一発勝負のトーナメントだから仕方ない事と言えばそれまでかもしれない。

また現実問題としてプリンスリーグでプレミアに所属するチームが悉く地区予選で敗退し、また本大会出場高もあまり上位に来ていない現実はプリンスと選手権の乖離を感じた。だから唯一ベスト4に残った尚志に期待していたのは本音。

正月の風物詩・感動提供コンテンツ・貴重な地上波中継といった切っても切り離せない重要コンテンツとして定着した高校選手権。そう考えるとこの大会はある種神聖化した特別なものと割り切って楽しめばいいのかと思う。この選手権こそがサッカー人生の一大事という選手も数多くいるだろうから、育成という視点からは切り離して考えるべきものかもしれない。プリンスリーグの拡充によって色々見えてきただけに個人的には考える事が多い今大会だった。それでも自分自身がこの大会のファンである事は変わらない。


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